最初にセンテンススプリングで取り上げられた甘利の賄賂の件です。
センテンススプリングの記事では以下の流れのようです。

URとトラブった
→甘利事務所に相談に行った
→URとのトラブルに対して内容証明を送るようにアドバイスを受けた
→URとの交渉が前進してURから2億2千万の補償金をゲット
→お礼に500万円を甘利の事務所に持っていった
→さらに別件でURと巨額の補償交渉が発生 ←文春の記事にはURから補償が支払われたかは記載なし
→甘利事務所に相談に行って50万手渡した

この流れからして、内容証明を送るようにアドバイスしただけで、これだと斡旋では問えないわけです。現状だと斡旋収賄や斡旋利得の事案には問えないわけで、センテンススプリングの次の記事と、甘利の説明の内容次第というのが現状と思われます。

ここで告発者の一色武について取り上げておきます。実名とありますが、通名の可能性も否定は出来ませんし、詳細は調査が必要かもしれません。
確かに一色武が甘利との関わりがあるのは事実で、寄付した事実があることについては、政治資金収支報告書に記載がありますので、寄付は受けていることについては事実です。

http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/151127/1134200117.pdf





甘利大臣を告発したのは、千葉県白井市の建設会社のようで、薩摩興業株式会社のようです。ここの会社についても寄付は受けてるのも、政治資金収支報告書に記載があります。

http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/9400/H271126/0104jiyuuminsyutou/105_4834.pdf



薩摩興業について調べてみましたが、この会社のHPもなくざっと見る限り実態のある会社のようには見受けられませんでした。実態はこんな感じです。

資本金:1000万円
従業員:5名
住所:千葉県白井市清戸272
代表者:寺床博好

センテンススプリングの記事によると総務担当になるのですが、実際は会社役員とのことです。5人の会社なわけで肩書きなどどうでもいいのですが・・・。と思ったら、こんな感じのようです、薩摩興業の住所を調べたら、こんな感じだったようです。


民主党などは裏取りなどしないで週刊誌やネットサーフィンでネタ探ししているようですのでどうでもいいわけですがねww

一色武からは適当に探っても情報がないので、寺床博好あたりから探ってみます。千葉・中小企業家同友会のHPから、北総支部の副支部長に寺床博好の名前が出てきます。
http://chiba.doyu.jp/04jisseki/1506_shibusoukai.html

※リンクが消えてるのでアーカイブを追加
http://web.archive.org/web/20160123185454/http://chiba.doyu.jp/04jisseki/1506_shibusoukai.html

実態のない会社にも関わらず、副支部長になってるということで、千葉・中小企業家同友会を探ってみると、こんなものが見つかりました(笑)

千葉・中小企業家同友会と共産党懇談
http://jcp-chiba.web5.jp/nissi1207/dekigoto1401/dekigoto140403.html

※リンクが消えてるのでアーカイブを追加
http://web.archive.org/web/20160123190159/http://jcp-chiba.web5.jp/nissi1207/dekigoto1401/dekigoto140403.html


まぁ、お察しというところでしょうかww共産党が絡んでるという一種のテンプレートみたいなものです。資本金1千万円で従業員5名なのに、許可もなく1200万円を賄賂として使えるというのも違和感を感じるわけで、千葉の会社なのに神奈川の甘利事務所に陳情。ピン札の紙幣番号をコピーして、50時間以上録音をして、証拠が用意周到。 ということもあって、甘利や秘書が嵌められた可能性は否定出来ません。脇が甘いというのもありますが、寄付した連中を調べるのは困難ですし、政治資金問題のための献金といった性質もあるわけで、個人献金でも通名献金というのもあるわけで、これらを全て水際で防ぐのは無理筋であって、悪意のある献金の類については、献金した側を一方的に罰する制度というのは作ったほうがいいのかもしれません。


こういった経緯もありますので、この件については、斡旋収賄や斡旋利得の事案として問ったとしても、検察は面倒事を抱えるだけの話で取り上げることはないわけで、政治資金収支報告書の未記載の部分ついての追及になると思われます。本気で甘利を潰すために贈収賄事案で訴えるなら、相応の証拠を警察署に持って自首した方がダメージは少ないだろう。贈賄する側も罪に問われるわけで、警察に自首するのと雑誌に売り込むでは、甘利へのダメージがどっちが大きいのかとも言えます。当然甘利潰しの観点では前者なわけで、雑誌に売り込むというのは、何らかの意図があるわけです。センテンススプリングとしては騒ぎを大きくした方が売上は上がるわけで、マスゴミとしても曖昧なままで引っ張り続けることで「アイツは真っ黒だよ」というイメージ刷り込みができますから選挙対策として与党の支持率下げに暫く引っ張って使い続けられると言ったところもあるのかもしれません。。。


ついでに失踪したとされる甘利の公設第1秘書の清島健一氏(39)についてです。
清島氏は神奈川・逗子市出身。国士舘大学を卒業後、02年から江田憲司衆院議員(現・維新の党)の事務所で働き始めた。03年に江田が落選すると、05年ごろに甘利事務所に移り、11年に公設第1秘書となり、今や地元事務所の「所長」を名乗っている。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/173920/2
江田との繋がりが臭いです(笑)渡辺喜美潰しと似た手口と見てもいいかも。。。この件は、内通者と偽装献金とみていいかもしれませんね。


但し、結果的に脇が甘く問題を引き起こした以上、甘利も何らかの責任は問われると思います。今後の調査待ちではありますが、これによってどうなるかというのが重要かな。この件については、共産党が自民党潰しで仕込んだと考えていいと思います(笑)