まずはこちらの話題から。
維新、丸山議員を除名 北方領土元島民前に「戦争奪還論」(1/2ページ) - 産経ニュース

日本維新の会は14日、北方領土へのビザなし交流訪問団に参加し、酒に酔って戦争による領土返還を元島民に質問した丸山穂高衆院議員(35)=大阪19区、当選3回=の除名を決めた。4月の大阪府知事・大阪市長の「ダブル選」や衆院大阪12区補欠選挙を制し、党が掲げる「大阪都構想」の実現に向けて勢いづく中、冷や水を浴びせられた形となり、夏の参院選を前に問題の早期収束を図った。(略)

 丸山氏はこれまでも数々の騒動が報じられてきた。

 平成27年末には東京都内で飲酒した後に複数の一般男性らともみ合いの末、相手の手をかむトラブルを起こした。

 29年10月には、衆院選での党の低迷を理由に代表選の実施をツイッターを通じて要求。維新創設者の橋下徹元大阪市長から「お前が勝てたのは松井さんが知事をやっているからだ。ボケ! 代表選を求めるにも言い方があるやろ」と批判された。

 維新幹部は「丸山氏は酒が入ると強気になる。失態の背景にはいつもアルコールがあった。何度も『酒を断て』と注意したのだが」と語った。
維新の丸山議員の件ですが、酒に酔って北方領土元島民前で戦争奪還論を質問した事を口実にして除名処分を決めて粛清したようです。酒のトラブルなど失態も少なくないことから、問題のあった議員であったのは否定は出来ませんが、「戦争奪還論」が理由ではなく、別の理由の方が大きいように思います。維新なんて不祥事の宝庫ですし、これで除名ならば、他の不祥事の時にどうしたのかなと思うけどねwww


てなわけで、個人的に維新流のアメとムチは、アメは不祥事の隠蔽、ムチは粛清といった意味があるのではないかと思っております、ハイ。少なくとも、野党議員に乗っかって自党の議員を執拗に攻撃する手口はいかがなものかと思いますがね。

最も、「酒に酔って北方領土元島民前で戦争奪還論」というのは擁護のしようもありませんが、この発言だけ見れば、厳重注意や役職停止などの処分が妥当で、除名や議員辞職というのは行き過ぎ感があるし、問題の早期解決といっても一定の手続きがあるのが普通で、タイミング的に待ち構えて頃合いを見てた感があるし、この件も背景にあると邪推したくもなりますがね。維新なだけにwww
ここで、「戦争奪還論」について書いておきます。現状ではロシアと交渉を行ってる最中というのもありますのでこの時期の発言としては不適切な部分もありますが、「日本の根幹である『戦争の放棄』『平和主義』から大きく逸脱した発言だ。非常識極まりない」という批判については微妙ですかね。物事は順序を踏む必要はありますが、「領土を守る(取り戻す)ためには、『戦争の放棄』『平和主義』に縛られてはいけない」という論調については、排除してはいけない内容であれば、議論の材料にはなりますが、相手と場所とタイミングを間違えたら、間違ったメッセージにしかならないと思います。

それはさておき、丸山議員は有益な質疑をしていたし、維新の議員でも保守層からも一定の評価がされてた人物なだけに、こういった人をきちんとした手続きを踏まずに粛清したとなれば、維新本体へのダメージも小さくはないと思います。普通に考えたら、右の共産党といった政党でしかないけど、ネット保守においては、変な工作の成果もあって、それなりの基盤があったのは事実です。統一地方選のダブル選で無理をして、ネットからも見放される動きにある中で、今回の対応は維新にとって終わりの始まりを告げることになりそうです。元々は次の選挙で潰す対象になってただけにね。大阪ローカル政党で生き延びるか先鋭化するような末路になりそうな気がします(笑)


続いては韓国関係。リンクのみ。

鈴置さんの記事ですが、「韓国ウォンが急落する。米中経済戦争がきっかけだ。それに米国・日本との関係悪化が追い打ちをかける。韓国が通貨危機に陥っても、誰からも助けてもらえないと市場は見切った」ようです。

上記の記事からですが、こういった「敗戦革命論」も出てるようです。大日本帝国末期の頃も「敗戦革命論」が出て、その流れが進むことになったわけですが・・・(苦笑)
 韓国の一部には「文在寅大統領は経済危機をチャンスと見て、敢えて放置するのではないか」との見方もある。戦争に負けたのを期に体制を変革する、という一種の「敗戦革命論」だ。

 通貨危機に陥った際、「これは米帝国主義の陰謀である。今こそ米国から独立し、同胞の北朝鮮と手を組もう。資本主義の元凶たる財閥も解体しよう」と国民に呼びかける絶好の機会となる、というのだ。
今ある経済危機を放置しているのは、経済難民による日本侵略の足掛かりだったり、南北統一のための格差是正政策とも受け取れなくもないような状況ですし、邪推すればいろんな説が出てきそうで怖いのは言うまでもないwww

最も韓国がアジア通貨危機を通じて、外資の草刈場になってる部分もありますが、OINKといった造語もあるので一概には言えない部分はないわけではないです。
OINK - Wikipedia

OINK(オインク)とは、英語: Only in Korea の略語で、大韓民国(以下、韓国と表記)でしか起こりえない出来事を指す。英語圏におけるブタの鳴き声の擬音語である「oink」が語源である。

ローンスター問題に端を発し、戦時作戦統制権や米韓自由貿易協定 (FTA) 問題といった、韓国がらみの諸問題を揶揄する意図で、欧米の国際金融関係者による造語。
こういう事態ですので身動きが取れないのは分からなくもないので、北朝鮮に対してどのように動くかというのと、日米韓の枠組みを維持して取り組む意思が韓国にあるかというのが、今後問われることになるのは確かで、その意思が見えるまでは放置プレイで問題はないと思います。覚悟を決めるのであれば、日本としても紐付き援助?(徴収共助約定ドア)などの形で、何らかの支援を行うのがいいと思います。


最後に中国関係。こちらもリンクのみ。


米中通商交渉については、全輸出品に制裁関税の検討をしてるようですね。近いうちに米国輸出管理改革法(ECRA)も発動するようですし、最終的には中国共産党崩壊と知財保護、そしてWTO改革などを通じて追い詰める流れになっております。


WTO改革を行うというのは、「存続の危機」とでも中共は言ってるみたいですし、そもそもWTO改革はWTOが形骸化していることから行うものでもあって、通商ルールを無法地帯から法の支配下に置くことを目的としております。そもそもの地点で、中国の違法行為を通じた保護主義こそが問題であるし、こないだのWTOの件もあることから、改革されると困る人達がいるようですねwww

以下の記事も紹介します。

こんな説得が出来る地点でWTO改革必要だと思うんだけどなぁwwwこの件については、分からなくもない部分もあるけど、こういった経緯があったなら当然問題だと思う。

脱線しましたが、米中通商交渉については中国が現状では飲めない条件を突きつけており、ある程度の長期戦になることが予想されます。

時間がたてばたつほど、中国が不利になるわけですし、これらの動きについては決して悪いわけではないし、本来の動きともいえますし、過剰に騒ぎすぎの感じはしないでもないですがね。中国が覚悟が出来るかと言った話ではあります。そのためにも国内事情についても向き合う必要もあるし、中国の国内事情に合わせてたら、他の国が疲弊するだけですし、この流れについては一定の歯止めが必要となると思います。