今回は男女共同参画について触れておきます。

余談ですが参画は以下の意味となります。

参画(読み)サンカク
[名](スル)事業・政策などの計画に加わること。「法律案の作成に参画する」

「男女共同参画社会」って何だろう? | 内閣府男女共同参画局

男女共同参画社会とは

男女共同参画社会とは、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」です。(男女共同参画社会基本法第2条)

理念としては、男性も女性も意欲に応じてあらゆる分野で活躍出来る社会を目指しており、現政権の一億総活躍社会の取り組みが本来の男女共同参画の姿ともいえます。
一億総活躍社会の実現 | 首相官邸ホームページ

一億総活躍社会とは

・若者も高齢者も、女性も男性も、障害や難病のある方々も、一度失敗を経験した人も、みんなが包摂され活躍できる社会

・一人ひとりが、個性と多様性を尊重され、家庭で、地域で、職場で、それぞれの希望がかない、それぞれの能力を発揮でき、それぞれが生きがいを感じることができる社会

・強い経済の実現に向けた取組を通じて得られる成長の果実によって、子育て支援や社会保障の基盤を強化し、それが更に経済を強くするという『成長と分配の好循環』を生み出していく新たな経済社会システム
そういった意味では、批判は多いとは思いますし、ジェンダーフリーとかいう曲解した概念とポリコレ的暴力が蔓延したことで、こういった連中がいることが本来の意味での「男女共同参画」が進まない構図ともいえます。

「男女共同参画」に隠されたジェンダーフリーの企み | 日本政策研究センター

 昨年十一月十二日の参議院内閣委員会において、政府は「ジェンダーフリー」が公的に認められた概念ではなく、また男女共同参画社会は「ジェンダーフリー」をめざすものでもないことを明言した。しかし、その後も教育現場はもとより、自治体の男女共同参画行政に関する「行動計画」や「啓発パンフ」、あるいは「条例」にも「ジェンダーフリー」という言葉が堂々と使われ続けている。

 そもそも「ジェンダーフリー」という言葉は、日本の過激なフェミニストたちが、「男らしさ・女らしさ」という言葉に象徴される性差の解消をめざして作ったイデオロギー用語である。それゆえジェンダーフリー運動は、「性別秩序の破壊」という手段による、社会解体に向けた新たな「革命戦略」ともいえるのだ。
ここで出てくるのが、大沢真理とかいう人ですが、これがまた香ばしいwww
大沢真理 - Wikipedia

研究分野は主に比較ジェンダー分析、社会政策や男女共同参画に関するもの等。所属学会は日本評価学会、社会事業史学会、社会政策学会。2000年代より厚生労働省社会保障審議会、東京大学男女共同参画推進委員会の委員を務める他、国際協力機構ジェンダー支援委員会の委員長、内閣府男女共同参画会議影響調査専門調査会の会長としても活動を行っている。近年は、政府税制調査会の一員としても活動している。

日本による対韓輸出優遇撤廃に反対する、<声明>「韓国は「敵」なのか」呼びかけ人の1人。
少なくとも言えることは、この連中が想定する韓国というのは敵以外の何者でもありませんwww

ここでジェンダーフリーについて触れておきます。
ジェンダーフリー - Wikipedia

ジェンダーフリー(ラテン文字表記:gender-free)とは、「従来の固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること」と定義される。これが敷衍され、社会的性別(ジェンダー)に対する一般通念にとらわれず、自分の生き方を自己決定出来るようにしようという、「固定的な性役割の通念からの自由を目指す」思想、およびこの思想に基づいた社会運動を指すことがある。

しばしば和製英語と誤解されるが、英語圏でもgender-neutralなどの語とともに広く用いられる。ただし、原語では「社会的性別にこだわらない」という程度の平易な意味であるのに対し、多くの外来語と同様、日本では使用者によってさまざまな党派的主張がなされ、誤解や混乱を生んできた。これを踏まえて、男女共同参画局より地方公共団体に対して「この用語を使用しないことが適切」との事務連絡が出ている。
原語では「社会的性別にこだわらない」程度の意味が、曲解した連中によって歪んだ解釈がされたわけで、社会破壊運動となったともいえます。そういう意味では、フェミニズムも同様であって、こういった男女共同参画でもジェンダーフリーでもフェミニズムもポリコレも一緒ですが、国内分断、言論弾圧の道具と化したわけです。


ここで男女共同参画に関する予算について触れておきます。
「共同参画」2018年201807 | 内閣府男女共同参画局

2.平成30年度関係予算の総額

平成30年度関係予算は、総額8兆3,393億円であり、前年度比3,396億円(4.2%)の増額となっています。

主な増額要因としては、良質な障害福祉サービスの確保や、子どものための教育・保育給付、介護給付費国庫負担金等の増額等があげられます。

分野ごとの内訳でみると、第9分野「男女共同参画の視点に立った各種制度等の整備」が総額の67.5%、第8分野「貧困、高齢、障害等により困難を抱えた女性等が安心して暮らせる環境の整備」が同15.3%を占めています。
予算の内訳を見れば、男女共同参画における予算が何を意味しているのかというのは明白でして、これを批判するというのもどうかと思います。

因みに今年度の男女共同参画の予算についてです。
今年度は総額で8兆9923億で、約6000億円の増額されております。

・令和元年度男女共同参画基本計画関係予算額(総括表)
http://www.gender.go.jp/about_danjo/yosan/pdf/01yosan-overview.pdf

大項目と小項目は以下と分野別の予算額を記載します。

Ⅰ あらゆる分野における女性の活躍(261,229百万→2612億)
第1分野 男性中心型労働慣行等の変革と女性の活躍
第2分野 政策・方針決定過程への女性の参画拡大
第3分野 雇用等における男女共同参画の推進と仕事と生活の調和
第4分野 地域・農山漁村、環境分野における男女共同参画の推進
第5分野 科学技術・学術における男女共同参画の推進

Ⅱ 安全・安心な暮らしの実現(2,557,824百万→2兆5578億)
第6分野 生涯を通じた女性の健康支援
第7分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶
第8分野 貧困、高齢、障害等により困難を抱えた女性等が安心して暮らせる 環境の整備

Ⅲ 男女共同参画社会の実現に向けた基盤の整備(6,173,000百万→6兆1730億)
第9分野 男女共同参画の視点に立った各種制度等の整備
第10分野 教育・メディア等を通じた意識改革、理解の促進
第11分野 男女共同参画の視点に立った防災・復興体制の確立
第12分野 男女共同参画に関する国際的な協調及び貢献

Ⅳ 推進体制の整備・強化(256百万→2億5000万)

以下の資料より、各分野の予算枠について紹介します。

・令和元年度男女共同参画基本計画関係予算額(分野別内訳表)
http://www.gender.go.jp/about_danjo/yosan/pdf/01yosan-detail.pdf

会計の内訳は以下。

一般会計:5,086,109,516→5兆864億
特別会計:3,231,799,437→3兆2317億
財政投融資:674,400,000→674億

10億円以上の内訳について紹介します。
2つ並んでるものは一般会計と特別会計となります。単位は千円。

第3分野 雇用等における男女共同参画の推進と仕事と生活の調和
・教育訓練給付→25,572,623
・再雇用者評価処遇コース→15,257,350
・非正規雇用の労働者のキャリアアップ事業→107,463,743
・中小企業最低賃金引上げ支援対策費→26,919,107
・求職者支援制度→16,940,257

第6分野 生涯を通じた女性の健康支援
・出産手当金の給付(国庫負担分)→ 14,511,605
・母子保健医療対策総合支援事業→23,148,749

第7分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶
・児童入所施設措置費等→ 131,656,791

第8分野 貧困,高齢,障害等により困難を抱えた女性等が安心して暮らせる環境の整備 
・独立行政法人日本学生支援機構の大学等奨学金事業の充実→ 116,933,534 + 674,400,000
・幼児教育の無償化の実施(幼稚園就園奨励費補助等)→70,090,846
・雇用保険制度によるセーフティネットの確保(育児・介護休業給付 除く)(国庫負担分)→17,521,500
・特定求職者雇用開発助成金→53,422,381
・母子家庭等対策費→226,650,121
・シルバー人材センター事業→6,928,511 + 10,129,829
・良質な障害福祉サービスの確保→1,173,174,596

第9分野 男女共同参画の視点に立った各種制度等の整備
・子どものための教育・保育給付等→1,185,160,735
・児童手当制度→1,348,808,068
・企業主導型保育事業→201,625,201
・保育所等整備交付金→74,681,382
・保育対策総合支援事業費補助金→39,382,343
・介護給付費国庫負担金等→2,884,148,590
・地域支援事業→194,119,420
・介護人材の処遇改善→21,329,633
・地域医療介護総合確保基金→54,944,118


男女共同参画の予算から見えてくるのは、実質的に福祉のための予算であってそれ以上でもそれ以下でもないと思います。そういう意味では、男女共同参画を批判するのはどうかと思うのですが。。。批判する対象を間違えてしまえば、本質が見えなくなりますし、男女共同参ガーみたいな論調で捉えてはいけないと思いますwww