クライマックスシリーズの時期ですね。ベイスターズも相性最悪の阪神戦を何とか拾って、明日に全てが決まりますね。ラミレス監督の続投するかは気になりますが、果たしてどうするんですかね??取り敢えず、明日も応援あるのみですね。

北朝鮮関係

北朝鮮、米に一段の譲歩迫る 段階的非核化に固執 (写真=AP) :日本経済新聞

【ソウル=恩地洋介、ワシントン=永沢毅】約7カ月ぶりとなる米朝の実質的な非核化交渉は、再び物別れに終わった。北朝鮮は米国の姿勢を「手ぶらで来た」と非難し、年末までの一方的な期限を切り再考を迫った。対話が破局する瀬戸際を演じる一方、中長距離の弾道ミサイル発射を再開する可能性をちらつかせながら、融和的姿勢を示す米国に一段の譲歩を迫る交渉戦術とみられる。(以下略)

米朝の非核化交渉の件ですが、当然のことながら、現段階で協議は纏まるわけがないです。

北朝鮮が固執するのは「段階的非核化」のプロセスだ。非核化措置の見返りに米国が安全の保障や制裁解除のカードを1枚ずつ切る手法だが、最終的には在韓米軍撤退や制裁完全解除を条件に持ち出すとの見方があると書かれてます。

一昨日の再掲ですが、重要なポイントはこんなところに尽きると思います。

・体制保証→米国への不信感が拭えない以上、非核化による体制保証の確証がない
・制裁解除→非核化するだけの経済的メリットが提示出来るか
・終戦協定→何を持って朝鮮戦争の終戦を位置付けるか
・在韓米軍関係→どのような形で在韓米軍を撤収出来るか

米国への不信感については、トランプ政権というより、背後の連中になるわけで、金融街を潰す必要があるように思います。逆を言えば、ここを解消すれば、他の動きは可能ですが、ここが拭えない限りは、北朝鮮の非核化も、朝鮮戦争の終戦もありえないともいえます。北朝鮮への見返りについても、課題が解消すれば道筋が描かれます。

アメリカとしても、制裁完全解除を条件には応じるつもりはないでしょうし、北朝鮮が非核化に応じない限り、交渉フェイズにおける在韓米軍の撤退の可能性も低いと思います。逆を言えば、交渉フェイズが終わった地点で、ハードランディングへ移行することを意味することになります。出来ればそれは避けたいと思うし、ギリギリの交渉は行うことになりますが、それが日本にとっても、人道的観点における最善の道ともいえます。

一見噛み合ってないように見えますが、年末というのを北朝鮮が意識しているというのは、タイムリミットを年末に定めたともいえるし、双方の動きで今後の動きを位置づけることになりそうな気がしないでもないです。

以下の記事を紹介します。
中朝国交樹立70年 両首脳が祝電を交換 金正恩氏「友好関係の全面復興を」  - 産経ニュース

 【北京=西見由章】中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、中朝国交樹立から70年を迎えた6日、祝電を交換した。習氏は「中朝関係の擁護と強化、発展は党と政府の揺るぎない方針だ」と言明。金氏も「両国の友好協力関係の全面的な復興は私と党、政府の揺るぎない立場だ」と伝えた。中国外務省が発表した。

 両首脳はそれぞれ貿易協議や非核化に向けた協議を継続している米国に対して、中朝の密接な関係をカードとして利用したい思惑がある。国交樹立70年に合わせて金氏が訪中するとの観測もあったが、6日午後現在、北京市内で特別な警備態勢は敷かれていない。

 習氏は祝電で「私は(金正恩)委員長同志との信頼と友情を重視している」と強調。昨年以降、金氏が4回訪中し、習氏も今年6月に訪朝して計5回の会談を行ったことに触れ「一連の重要な共通認識を得て、中朝関係は新たな時代に入った」とアピールした。

 金氏も「世界が羨望する朝中の友誼を打ち固め、友好と団結の力によって社会主義と朝鮮半島の平和、安定を守りたい」とした。
金正恩氏と習近平氏の祝電において、「一連の重要な共通認識を得て、中朝関係は新たな時代に入った」という意味の位置付けがどこにあるかが鍵となります。当然のことですが、これらの意見も交換してると見ていいと思うけどね。


中朝関係は新たな時代という意味・・・。重要だと思うんだけどね。そして、習近平氏を国賓として招待する安倍政権の真意もここにあるかもです。根拠のない発言とは思いませんが、反故した場合はメンツ潰しに動くでしょうし、国賓としての招待というのも、一つのカード的な一面があるようには思います。

STSフォーラムの件

安倍首相の「STSフォーラム」あいさつ全文(1/3ページ) - 産経ニュース

 科学と技術は社会をよくするという尾身議長はじめ皆さまが奉じてこられた信念は、徹底的に正しいということ。いまこそ、科学と技術が果たせる役割に、私たちはみな、自信を新たにすべきだということ。つまり第一に、皆さまは正しい、第二に、皆さまはもっとできるという、この2点を強調し、皆さまの応援団長を買って出ようというのが、本年の私の意図であります。

 先ごろ日本政府は横浜で、「TICAD(アフリカ開発会議)」といって、1993(平成5)年以来、アフリカ各国指導者をお招きし、成長を論じてきた会議の7回目(TICAD7)を催しました。これに先立つ6月には、G20(20カ国・地域首脳会議)を大阪で開催しました。

 いずれの場においても、私たちは、科学と技術の役割を論じました。TICAD7は、SDGs(持続可能な開発目標)のためSTI(科学技術イノベーション)が重要だという点を確認しました。これこそは、STSフォーラム長年の主張と同じです。STI、つまり科学、技術とイノベーションは、SDGs実現に欠かせません。人工衛星から地表を見ることで、地域ごとの作付けがわかります。収量がわかれば、農業従事者の収入に予想がつきます。農業従事者のキャッシュフローが予測できるならば、ファイナンスが容易になります。例えばこのような活用方法が考えられるのです。

 一方、大阪G20に集まった世界のリーダーたちは、2050(令和32)年までに、海洋プラスチックごみによる新たな汚染をゼロにすることを誓いました。私がうれしいことは、プラスチックには社会に対し、果たす重要な役目があることを首脳宣言で明記したことです。

 私たちは、20世紀が生んだ偉大な発明のいくつかを誇りに思うべきです。プラスチックはそのひとつです。プラスチックがなければ、生鮮食品を、一定の、運びやすい形に包装し、スーパーマーケットの棚に並べることなどできませんでした。プラスチックは、食物生産者と消費者を結ぶ、偉大な「イコライザー」でした。

 この先も必要なものなのですから、プラスチックを敵視したり、その利用者を排斥したりすべきではありません。必要なことは、ゴミの適切な管理であり、そのためにイノベーションに解決を求めることです。
ここで重要なのは、プラスチックを敵視したり、その利用者を排斥したりすべきではありません。必要なことは、ゴミの適切な管理であり、そのためにイノベーションに解決を求めることで、イノベーションこそが環境問題解決の道筋であるということで、裕福な家庭に育ちながら、グレたお方をディスってるとも言えるなwww環境問題について、目に見えるものに対して、イノベーションを持って解決に取り組む姿勢に尽きると思います。

目の前の事象に対して、短絡的な怒りなどの扇動で、科学と技術を否定して感情的に訴えたところで、マトモな解などはないと思います。こないだの国連総会のスピーチについて、
未来へ続く途は全く感じませんでしたし、反成長といった趣旨を見た目は子どもにそのような意見を言わせる大人に対して、嫌悪感しか抱かなかったし、それに対して感動したとかいう輩に対しては、虐待を平然と行うことが出来るということも意味しますね。

脱線しましたが、安倍首相のスピーチのここの部分に目を向けて欲しいです。
 世界の風潮に今、さまざまなことへの「アンチ」が見受けられます。反成長、反資本主義、反グローバリズム、そして反プラスチック。もちろん、それぞれに背景、事情や思いがあることは私も知っています。しかし私は、対立を克服する途があることも知っています。それは未来へ続く途であり、それこそがイノベーションです。
これらの事について、背景、事情や思いや対立を克服をする途があるということ知ってると言ってます。それを克服するのが、イノベーションであって、それに対して、感情的な否定こそが、イノベーションの否定にあるということにあると思います。

物事の本質がどこにあるのか??中身そのものが問題と思うのは事実ですが、それに向き合う姿勢も見るべきだと思います。