ソフトバンク、3年連続日本一おめでとうございます。

今年はスイープしそうな予感もしましたが、個人的にイマイチ盛り上がりに欠けてました。ここ数年だと、2016・2017年の日本シリーズは面白かったと思います。工藤監督になって日本シリーズを4回戦ってますが、2017年が一番キツかったと思います。


今日はソフトバンク日本一おめでとう記念企画ですwww

過去記事を何個か。

ぱよぱよ雑談~20191021-ぱよぱよ日記

やわらか銀行-ぱよぱよ日記


WeWork関係についてから。記事を何個か紹介。

WeWork問題についてざっくりと・・・。まずはWikipediaから。
WeWork - Wikipedia

ウィワーク/ウィーワーク(英: WeWork Companies, Inc.)はアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市 に本社を置く、起業家向けのコワーキングスペースを提供するアメリカの企業。 2019年1月The We Companyへブランド変更し、オフィスシェア事業のwework、共同生活型デザインのアパート運営のwelive、小学校を運営するwegrowの3つの事業に再編。

コワーキングについて紹介します。
コワーキング - Wikipedia

コワーキング(Coworking)とは、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す。一般的なオフィス環境とは異なり、コワーキングを行う人々は同一の団体には雇われていないことが多い。通常、在宅勤務を行う専門職従事者や起業家、フリーランス、出張が多い職に就く者など、比較的孤立した環境で働くことになる人が興味を持つことが多い。

シェアオフィス事業で、シェアオフィスの中でも細かくスペースを区切って個人や法人に貸す事業で、性質として不動産業に近いです。ざっくりいえば、時間貸しのレンタルスペースを集約したものといった感じの整理でいいと思います。

ここでアメリカのベンチャー企業の出口戦略を紹介します。
「上場よりも、大企業に売却したい」ベンチャー企業の出口戦略に起きたある変化 | マネーボイス

米国では企業売却が主流

<(1)M&A>
・米国では、スタートアップが投資を回収する「出口」の9割がグーグルなど大企業によるM&A(合併・買収)である

<(2)VC投資額>
・日本:年間1500億円規模
・米国:日本の50倍

<(3)ユニコーン企業の数>
・米中:70~120社
・日本:メルカリを含めても数社しかない

グーグルやアップルなどの巨大ネット企業がスタートアップを次々と傘下に収め、「勝者総取り」との批判も出ている。「技術や顧客が大企業に偏り、中長期的に競争を阻害する」との危惧もあるようだ。

ここらへんを前提として、WeWorkのIPO問題に触れておきましょう。
ソフトバンクGにも影を投げかけるWeWork問題

アメリカで共同オフィス事業を行う企業・WeWorkが、最近になって予定していた上場を延期した。この企業にはソフトバンク・グループが1兆円ほど投資していると言われており、WeWorkがとん挫するとソフトバンク・グループの経営にも大きく影響すると見られる。
(中略)
WeWorkの売上は毎年順調に増え、特に2015年頃から増加が加速。2018年の売上高は18億ドル(約2000億円)となっているが、同時に純損失は(約2100億円)もある赤字経営だった。また2019年上半期は、売上高が15億ドル(約1650億円)、純損失が9億ドル(約1000億円)だった。

このように赤字経営が続いていることに加え、最近になって会計上の問題点が多々指摘されるようになった。そして創業者のニューマン氏が、会社のお金を個人的な遊びや旅行に使っているという事実も発覚してきた。

これらの問題のために8月に申請がされたWeWorkの上場に関し批判が高まり、9月になってニューマンCEOが辞任するとともに、9月30日には上場申請も取り下げた。

そして上場ができないだけではなく、問題が明らかになったことで企業価値も下がっている。一時は上場すればWeWorkの時価総額は470億ドル(約5兆円)にもなると言われたことがあった。しかしその見積額も9月以降暴落し、現在では半分にも満たないと言われている。

そうなるとこれまで巨額の投資をしてきたソフトバンク・グループが、投資額を回収できない恐れも出てくる。ソフトバンク・グループはWeWorkに入れ込み、これまで約1兆円を投資してきた。WeWorkが上場して十分な時価総額をつけないと、その投資額は回収できない。

関連記事も紹介しておきます。



問題点としては単純で、不動産を効率化しても、物理が伴う以上、不動産の価値以上の付加要素を作り出すことは困難であるという構図となり、企業価値が所有不動産以上に過大評価されていた点となります。

失敗原因は、
WeWorkの失敗の原因は大株主ソフトバンクグループにある | シリコンバレーの流儀 | ダイヤモンド・オンライン

 WeWorkは、2010年に創業したオフィスレンタル会社だ。カリスマ的な創業者の下、巨額の資金調達を繰り返しながら猛烈な勢いでオフィススペースを拡大し、上場への準備を進めていた。上場の想定企業価値は約570億ドル(約6.2兆円)と超弩級。誰もが大型上場を固唾をのんで見守っていた。

 しかし、上場前に公開された証券登録届出書(S-1)に記載されていた事業戦略があまりにも稚拙で、将来、現状の赤字を解消し、利益を創出できるとは評価されなかった。570億ドルという想定企業価値は一気に200億ドル以下に激減。同社に投資してきたJPモルガンやゴールドマン・サックスといった名うての投資銀行が大恥をかくことになってしまった。
(中略)
 SBGは傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」と合わせて、WeWorkに合計100億ドル超を注入したといわれ、WeWorkの創業者に次ぐ大株主だ。SVFは、SBG会長兼社長の孫正義氏がサウジアラビアなどから巨額の資金を集めてつくった、10兆円以上の世界最大のテクノロジー投資ファンドだ。資金力を武器に、上場前の成長スタートアップに株価が割高であっても投資を断行して経営権を取得し、SBGコングロマリットを拡大する戦略を進めている。
この記事を見ると、WeWorkの570億ドルという破格の企業価値はSBGが作り出したもので、孫正義としては、阿里巴巴の上場と同じ目論見で動いてたと思われます。


上記の記事になりますが、米国のベンチャーキャピタル業界ではSVFの評判はすこぶる悪いようです。WeWorkに投資していたSVF以外の投資家にとっては、高過ぎる評価額で割高になってしまい、他の投資家などへの売却が難しくなり、上場を待つしかなくなります。

ここでアメリカでは、M&Aが主流で買い取ってくれる大企業を探すのが定石ですが、IPOという選択肢を取っているということが重要となります。他の投資家などへの売却が難しいから、上場の選択肢という選択となり、上場させないと投資の回収が出来ないことから、引くに引けないというのが、一連の背景ともいえます。


そしてソフトバンクといえば、自転車操業が有名で、ある名言を紹介します。
過去の数字より、未来の数字をいますぐ見せろ (2/2) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

ソフトバンクは04年に約3400億円で日本テレコムを買収しています。当時は03年度に1098億円、買収後も04年度に719億円と巨額赤字が続いていました。私はたまらず、「これでは自転車操業になります」と噛みつきました。すると、「解消の仕方を教えてやる。もっと勢いよくペダルを漕げばいいんだ」と返ってきた。その後、06年には約2兆円でボーダフォン・ジャパンを買収しています。孫社長の言葉通り、会社一丸となってペダルを漕いだ結果、自転車操業は解消されました。
ここらへんからみても、「解消の仕方を教えてやる。もっと勢いよくペダルを漕げばいいんだ」の哲学の通りともいえます。最も、自転車を漕ぐための条件として、資金の出し手が必要となるわけです。最も、JPモルガンやゴールドマン・サックスも、ソフトバンクと同じ性質を持っており、投資会社といった感じで、投資モデルについても、格付けなどを利用して、実態以上の評価をすることで、資金を集めるのが本業といった感じともいえます。金融業も不動産業も共通しておりますが、本来の価値より付加価値を何らかの形で作り出して、出資者を騙すというのが、ビジネスモデルとも言えます。ここらへんは基本で、ここらへんの延長線上にあるのが、人権や環境、エネルギーなどの事業といった感じで、ビジネスモデルの基本はこんなところになりますwww

1.ビジネスモデルは見えないものや解決策が難しいものが基本となる
2.利便性ではなく、不平不満こそがビジネスチャンスとなる
3.階層を固定させることがビジネスサイクルの基本
4.問題解決能力の欠如こそがビジネスにおいて一番重要

今回のケースでは、実態の見えないブラックボックスを作り出すモデルになりますが、ビジネスの基本通りともいえます(笑)


ここでソフトバンク・ビジョン・ファンドについて紹介します。
ソフトバンク・ビジョン・ファンド - Wikipedia

関連項目

孫正義 - ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長
ムハンマド・ビン・サルマーン - サウジアラビア王国皇太子
ラジーブ・ミスラ - 本プロジェクトを主導。SB Investment AdvisersのCEOおよび投資委員会に参画
ニザール・アルバサム - 元ドイツ銀行。アドバイザー
ダリンチ・アリ - 元ゴールドマン・サックス。アドバイザー
ドイツ銀行やゴールドマン・サックス関係が香ばしいですねwww

そしてこんな動きとなっております。

「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」のパートナーが辞任したようですが、普通に考えて逃走したとみるのが普通でしょうwww

そしてサウジアラビアのファンドが手を引いたようです。

とありますが、サウジアラビアは手を引いてるわけで、残ってるのが、ドイツ銀行やゴールドマン・サックス関係といった感じになるわけですが、みずほ銀行が引けば、ソフトバンクが自転車操業が維持出来るのか疑問をいだいております、ハイ。