まずはこちらから・・・。

新型コロナウイルス関係

クルーズ船の件は気になりますが、チャーター機については、4便目も無事にフライトが終わって、武漢市や湖北省に住む日本人の退避には一定の目処がつきました。新型コロナウイルスの検査がありますが、数人は検出される可能性がありますが、日本国内においては、武漢市閉鎖から14日は過ぎましたので、ある程度の傾向は見えてきたと思います。

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年2月7日版)


内訳としては以下となります。

・湖北市在住歴のある旅行者:12名
・チャーター機:9人(湖北省滞在者)
・日本国内での感染者:4名

ここで日本国内の感染者ですが、以下の経緯のようです。

新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について(6例目)

・1月8-11日に武漢からのツアー客を、運転手としてバスに乗せた。

新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について(8例目)

・1月12-17日まで武漢からのツアー客の乗るバスガイドとして乗った。6例目の運転手。

新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について(13例目)

・1月17-22日にバスガイドとしてツアー(中国人対象)に参加。6例目の運転手。

新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(21例目)

・1/24に体調不良。勤務先で中国からの観光客(1日300人程度)に接客していた。
(逆算すると、1/10~15くらいの可能性??)

日本政府が新型コロナウイルスで本格的に動きだしたのは、1/17となります。

新型コロナウイルス感染症について

京都と空港の関係者は気になりますが、政府の取り組みによって、国内感染を最小限に留めてるということは事実というか、注意を呼びかけることで、合理的で適切な措置が行われていたともいえます。ここらへんはきちんと評価するべきで、これについて政府批判をするというのは、政府を批判したいだけの連中ってことを意味しますwww


あとは以下の記事を紹介します。

この記事はホント素晴らしいです。舞台裏も見えたし、外務省の方々やJETROの関係者などの動きが大きかったと思います。迅速に会談した茂木外相と王毅外相とのやり取りなど、こういった関係者の取り組みによって、武漢から4便でほぼ退避が完了したわけですね。「日中関係が冷え込んでいた時代には考えられなかったことだ」というコメントの通りですが、ホントに日中新時代といった日中関係になっていることが分かると思います。

以下の支援物資も合わせて送ったようです。

・医療従事者用の高性能のものを含むマスクおよそ13万枚
・医療用の防護服2万3000枚
・手袋5万組
・ゴーグル3万3000個

これも知らなかったけど、帰国の希望者全員の住所を把握した上で、新型コロナウイルスの発生が疑われる海鮮市場近くに住む人から優先順位をつけて退避できるよう算段だったのですね。ホントに中国が反日のままであれば、希望者全員に対して、中国人の配偶者も含めて、退避の許可など出さないと思いますがね・・・。


新型コロナウイルスの感染症を治療現場で実際に診た医師のコメントを紹介します。

当初から合併症などで亡くなる事例が殆どであることからも、そこまで脅威ではないという認識ではいたのですが、クルーズ船については、年配者などが多い印象で、閉塞した空間という一面もあるので、こちらについてはホントに心配です。いざとなれば治療などは可能でしょうが、寄港は出来ない状況なだけに、こちらの対処が今後重要になってくると思います。

ドイツの政治とチューリンゲン州

記事を紹介します。
ドイツ、極右支持で初の州首相 政界に衝撃 (写真=ロイター) :日本経済新聞

【ベルリン=石川潤】旧東ドイツのチューリンゲン州で5日、リベラル政党、自由民主党のケメリヒ氏が新しい首相に選ばれた。第2党の極右、ドイツのための選択肢(AfD)の後押しで、現職候補に1票差で勝利した。AfDの支持で誕生した初めての州首相で、独政界では戦後規範の「決壊」(公共放送ARD)と衝撃が広がる。

連邦制のドイツでは全国に16ある州が教育や警察などの分野で大きな権限を持つ。各州が議院内閣制のような仕組みをとり、州首相は内閣を組織する行政トップ。ドイツ政界での影響力も大きい。

チューリンゲン州の首相を選ぶ投票は左派党の現職が首位だったが、過半数に届かなかった。3回目の投票でケメリヒ氏が名乗りをあげ、国政第1党のキリスト教民主同盟(CDU)、AfDの議員の支持で勝利した。ケメリヒ氏はAfDと事前の密約はないと説明したが、中道左派、ドイツ社会民主党(SPD)のショルツ財務相はツイッターで「偶然ではない。八百長だ」と批判した。

同州でAfDを率いるヘッケ氏は党内でも右翼色の強い指導者で、2017年にベルリン中心部のホロコースト記念碑を「恥辱の記念碑」と呼び批判を浴びた。そのヘッケ氏の力を借りて誕生した州首相には、自由民主党の内部からも「受け入れられず、とても耐えられない」(シュトラックツィメルマン連邦議員)との声が上がる。

ケメリヒ氏はAfDと今後連立を組むことはなく、少数与党内閣で政権運営する考えを表明した。だが、メルケル首相は6日「許せない。民主主義にとってひどい日になった」と表明。州首相辞任や州議会解散を求める声が高まっている。
旧東ドイツのチューリンゲン州で、第2党の極右、ドイツのための選択肢(AfD)の支持で誕生した初めての州首相となってましたが、メルケル首相は6日「許せない。民主主義にとってひどい日になった」と表明したことで、以下のような事が起きました。

Google翻訳となります。
Der Tag: Kemmerichs Familie benötigt Schutz vom LKA - n-tv.de

昨日選出されたチューリンゲン首相トーマス・ケメリッヒの家族は、警察によって保護されなければなりません。RTL / ntv情報によると、LKAは現在、家族のための安全コンセプトを開発しています。Kemmerichの子供たちは、今日、部分的に学校に同行していたと言われています。

AfD投票でのみ可能だったKemmerichの選挙は、ドイツ全土で激しい抗議を引き起こし続けています。多くの連邦政治家とアンゲラ・メルケル首相は選挙を批判しています。さらに、いくつかのオンライン請願書はKemmmerichの辞任を求めています。数万人がすでにサインアップしています。不明な人は、「Fight Nazis!Fck FDP!」とFDP地域オフィスも持っています。塗りつぶされた -明らかにKemmerichの選択に対する反応。
要するに、今回の結果を受けて、メルケル首相を表明したことによって、人工芝運動でぱよぱよ界隈がケメリヒ氏の家族に危害を与えるような抗議をしたということになります。どっかで見たことのある光景ですがwww

その結果がこれ。。。
ドイツ、州首相が辞任表明 極右支持での就任に批判: 日本経済新聞

【ベルリン=石川潤】旧東ドイツ、チューリンゲン州のケメリヒ首相が6日、就任からわずか1日で辞任を表明した。ケメリヒ氏には、極右、ドイツのための選択肢(AfD)の支持で州首相の座を手に入れたとの批判が殺到していた。同氏が属するリベラル政党、自由民主党は州議会を解散して再選挙を実施したい考えだが、先行きは混沌としている。

メルケル首相が6日に「許せない。民主主義にとってひどい日になった」と語るなど、ケメリヒ氏への包囲網は狭まっていた。対立する左派系の政党だけでなく、当初はケメリヒ氏の勝利を祝福していた自由民主党幹部が発言を翻すなど、圧力が高まっていた。

批判が一気に広がった背景には、AfDが政権の成立を左右するような事態を放置すれば、極右勢力がさらに勢いづき、ナチスの時代と同じ道をたどりかねないとの危機感がある。当初は少数与党内閣として政権運営の可能性を探っていたケメリヒ氏も、最終的には「辞任は避けられない」と判断した。

チューリンゲン州議会で自由民主党はわずか5議席の第5党だが、ケメリヒ氏は第2党のAfD、第3党で国政与党のキリスト教民主同盟(CDU)の票を得て5日、首相に就任していた。
結局のところ、家族への脅迫などが原因で、ケメリヒ氏の辞任に追い込まれた様子です。州議会を解散したいようですが、解散もしてほしくないようで、混沌とさせたいという図式となっており、決めたくない政治といったところが本流とも言えます。

ここでドイツ政治について紹介します。
ドイツの政治 - Wikipedia

2017年9月現在連邦議会に議席を持つのは、以下の政党である。色は各党のシンボルカラー。

■左翼党(Linke) - 旧東ドイツにおける支配政党ドイツ社会主義統一党の後身である社会主義政党民主社会党が左翼党-民主社会党へ改称した上、SPDを離党した議員と2005年に政党連合「左翼党」を構成し、さらに2007年には政党連合を統一政党へと発展させて左翼党を結成した。極左とも呼ばれる。

■ドイツ社会民主党(SPD) - 19世紀からの伝統を持つ中道左派の社会民主主義政党。

■同盟90/緑の党 (B90/Grünen) - 環境主義政党緑の党と旧東ドイツにおける民主社会主義政党同盟90が合併して成立した中道政党。1998年から2005年までSPDと赤緑連合を構成した。

■自由民主党(FDP) - 自由主義政党。1949年以来長らく連邦議会のキャスティング・ボートを握る「要の党」としてCDU/CSUないしはSPDと連立政権を構成した。2013年の連邦議会選挙で阻止条項を下回って連邦議会における全議席を失った。2017年の連邦議会選挙で議席を回復。

■ドイツキリスト教民主同盟(CDU) - ワイマール共和国時代におけるカトリック政党である中央党の流れを汲む中道右派のキリスト教民主主義政党。

■バイエルン・キリスト教社会同盟(CSU) - ワイマール共和国時代における地域政党であるバイエルン人民党の流れを汲む保守主義政党。CDUと統一会派を構成し、バイエルン州で活動する。

■ドイツのための選択肢(AfD) - ユーロ圏離脱を掲げ、2013年に結成した。2017年の連邦議会選挙で議席を獲得。極右とも呼ばれる。
あとは連邦議会について紹介します。

ドイツ連邦議会 - Wikipedia


これの意味するものが何かというのが重要です。殆どの政党が左翼系で、与党を作るために、どの政党を排除するかということが重要視されるわけです。今回の場合だと、AfDを排除することが最前提にあって、イデオロギーが重要であって、利権保持が重要でありまして、国民のための政策などは二の次といった感じと思われます。中規模の政党が乱立していることによって、安定した与党が作れずに硬直化を招いているのがドイツの政治の世界の現状ともいえます。

メルケルもどうかと思いますが、その前のシュレッダー前首相もアレな存在でしたし、今の欧州委員長についても、グレタさん的な感じでして、問題を解決させないことを目的に動いてるようにしか思えないですwww

ウルズラ・フォン・デア・ライエン - Wikipedia

お約束のビジネス講座ですが・・・。

1.ビジネスモデルは見えないものや解決策が難しいものが基本となる
2.利便性ではなく、不安不平不満こそがビジネスチャンスとなる
3.階層を固定させることがビジネスサイクルの基本
4.問題解決能力の欠如こそがビジネスにおいて一番重要

今のEUとかドイツは、4.のターンに入ってるわけですね。決めないことが重要であって、問題解決をさせないで延命という道を選びそうですね。EUは・・・www