しばらく休ませていただいておりますが、生存報告程度に・・・。


菅政権の記者会見についてです。


接種証明について

接種証明についてですが、内容としては妥当のように思います。

具体例に商品の割引や特典の提供などとありますし、スマホ発行などのデジタル化といった範囲であれば問題はないようには思います。個人的にはGoTo事業と絡めるのがよさそうですが、いちいち管理などはしきれないだろうし、これを発行したところで、経済的効果はそこまで大きくはならないように思います。


ワクチン接種が進んだところで、変異株などのリスクを考えると、感染症対策は引き続き必要になるのと、変な制約がある以上、コロナ禍以前の行動に戻すことは難しいというか、現実的ではないように思います。そういった意味では、現状においては、忘年会もそうだけど、こんな状況で旅行したいとは思わないという人が多数派のようには思います。経済活動に振り切るにしても、接種証明が経済活性化のツールに繋がるとは考えにくいし、制約を強化すればするほど、デメリットも大きくなるようには思います。


新規の変異株について

記事を紹介します。

新株がいろいろと出てきて一生懸命煽ってるように思いますが、現状では「デルタ株」の方が脅威でしょうし、ワクチン効果についても、ペルーで確認された「ラムダ株」と同様で、中国製ワクチンの効果だったり、ワクチン自体の効用期間(半年程度?)の問題のほうが大きいように思います。少なくとも、「デルタ株」を置き換える効果があるとは思わないし、現状では「アルファ株」と同程度以下といった評価で問題はないように思います。


あくまで現段階といった評価ではありますし、「デルタ株」を置き換える変異株が今後出てくる可能性、そしてワクチンの効用期間の問題が気になるところです。医療関係者への先行接種は今年の3月くらいには行われており、早く接種した人であれば、そろそろ半年になってくるので、年末にかけての動向というのは、どっちにしても注意は必要のように思います。


自民党総裁関係

自民党総裁選もメディアと一部の界隈だけが盛り上がってるだけなのですが、個人的に誰がなるかということはそこまで重要ではないのですが、自民党内のバランスを考えた場合、「決選投票で選出する」というのが重要になってきます。


前提として、次の衆院選については、自民党総裁選で政策論争も含め、メディアの露出は大きくなりますし、衆院選の獲得議席については、菅首相で戦っても、自民党単独過半数くらいは維持は出来たとは思いますが、政情の不安定よりも議席の確保を優先させたように思います。次の政権は菅政権のボーナスがあって進めやすい部分もありますが、そもそもの力量がないので、選挙は勝っても政情としては不安定になることは明白のように思います。


最も野党の動きはメディアとしても報道した方がマイナスでしかないし、自民党に投票しないで野党に投票する層にとっては、政策などはどうでもいいということは、今までの動向から見ても明白で、自民党に対してネガティブキャンペーンを行うしか術はなさそうです。旧民主党の間は、元自民党の重鎮などもいたのでまだ政党としてはまだ機能してましたが、この辺が引退してからはポンコツだらけになったし、小沢さんの豪腕とやらも、こういった人材がいたことでそのように見えてただけなのは、今の状況を見れば明白でしょう。


無党派層に政策を訴えるのではなく、政権批判層を取り込むというのが、議席最大化の方法となりますし、最初から勝てるとは思ってはいないので、そういった意味ではこういった内容がベストだという判断なのでしょう。こんなのが野党第一党であるからこそ、自民党も少々無茶をしないといけないといった背景もあって、野党第一党がマトモならば、菅政権でも自民単独過半数は厳しくても、与党の過半数議席の確保には問題はなかったわけで、その点では広報としてはダメなのですが、政策としては機能している菅政権をおろすことが、国益を損ねるわけで、次の内閣は誰がなっても菅政権以上の仕事を求めることに無理があるように思います。


一応総裁選の候補としては、以下の5人のようです。


下の2つが地味にワロタwww高市氏は支持者が明らかにマイナス以上に、政策も微妙な部分もあり、現段階では役不足ですし、総裁選を通じて保守層の取り込むための役割を担ってるように思います。高市氏の役割についても、バイデン政権との関係もありますし、交通整理についても少し先送りになりそうな予感がします。どっちみち高市氏には党員票は入らないので、議員票で調整といったことも重要になると思います。党員票については、マスコミの影響を受けやすく下馬評通りの結果になるわけで、現段階は党員票はそういったものである点は重要になります。自民党員といっても、メディアの影響を受けやすい年配者とかも少なくはありませんので・・・。


会見の記事です。

○岸田氏


○高市氏


○河野氏


経済政策も打ち出しており、政策を競い合えば、総選挙への公約にも繋がるし、いい意味で政策論争をして欲しいです。

自民党の派閥の様子。一枚岩にはなっておらず、派閥として態度が明らかになってるのは、現段階では岸田派くらいとは思いますし、決選投票にならないと派閥色は出にくい様子。



河野太郎氏が総裁選に出馬して真面目に戦うのかは不明ですが、どちらかといえば石破氏への牽制といった目的も強く、総裁選に出てホントに勝とうとしているかは不明です。どっちにしても、河野氏はまだ早いですし、今の状況で出ても、数年で潰されるでしょうから、将来のエース格をこのタイミングで使うのは、第一次安倍政権と同じことを繰り返す可能性が高いように思います。出来れば河野氏は温存しておきたいのが本音ですね。。。第二次安倍政権も奇跡的な部分もあったわけで、5年で総裁に戻れたのは、かなりの強運があったというのはあるように思いますが・・・。


総裁選で善戦すればするほど、対立候補の掲げた政策だったり路線というのは意識せざるを得ないし、人事についても派閥間のバランスが重要となりますし、総裁がいくらやりたいことを言ったとしても、実際は実現することは難しいでしょう。上記のコメントでも、「安倍さんは総理を7、8年やって、自分が思っていることの10のうち3つくらいしかできなかったのではないか」ともありますし、もやもやとしたことも少なくはないです。党内の支持が得られない政策を総裁の独断で進めることは出来ませんしね。


今回の総裁選は、誰がなるかというのは重要ではないですし、選挙の看板も含め、混沌とした国際情勢においてのバランスが強く求められることになります。個人的には、消去法的には岸田氏が一番マシだと思いますし、誰がというよりは人事で誰を持ってくるかのほうが重要のようには思います。自民党としては、総裁選を通じてまとまることが重要で、とりあえずは目先の選挙を無事に乗り切ることが求められることになると思います。