薩摩興業で検索すると、「ぱよぱよ日記」が出てきますので、もう少しコンテンツを増やしたいと思いましたので、既存情報とはなりますが、薩摩興業について整理します。
民主党の病じゃなかった山井和則が政治資金規正法違反の疑惑だらけの連中が加わる「甘利大臣疑惑追及チーム」では、センテンススプリングを読むだけのチームに対抗しまして、ぱよぱよ日記では、ネットサーフィンで薩摩興業と一色武について追及?というか、流行に合わせてあの日の貼る子ちゃん風に取り上げさせていただきます(笑)

過去エントリーについてはこちら・・・。

薩摩興業と共産党|ぱよぱよ日記
甘利騒動と共産党関連組織|ぱよぱよ日記
甘利適当考察??|ぱよぱよ日記

薩摩興業について


薩摩興業の企業情報です。

会社名:薩摩興業株式会社
設立: 1973年9月
資本金:1000万円(2200万円という諸説あり??)
従業員:5名
住所:〒270-1415 千葉県白井市清戸272
代表者:寺床博好

実態としては、薩摩興業は白井市の土建屋(型枠大工業)なのに、市の「建設工事等入札参加業者適格者」になっていない。

従業員が5名となれば、実務は困難なわけでペーパーカンパニーの可能性が高いわけです。薩摩興業の代表の寺庄博好を探ると以下のものが出てきます。

平成19 年大日本青嵐同志社政治資金収支報告書
http://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1052035/www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/000026848.pdf




大日本青嵐同志社というのはこんな団体ですね。


今から9年くらい前、薩摩興業とURは土地トラブルがあり損害賠償や立ち退き料を取ろうとしていました。

土地トラブルというのは不法占拠のことで、以下のように取り上げられております。
甘利大臣現金授受報道 建設会社が県有地を不法占拠

甘利経済再生担当相が、土地をめぐるトラブル解決のため、建設会社から現金を受け取ったと報じられた問題で、この土地の一部は、もともと千葉県のもので、建設会社が不法占拠していたことが、新たにわかった。
この問題は、先週発売の「週刊文春」で、千葉・白井市の建設会社が、周辺の道路工事で建物や土地に損害が出たと主張し、UR(都市再生機構)に補償を求めた交渉の中で、甘利経済再生相側に、解決の見返りとして現金を提供したなどと報じられたもの。
この建設会社は、県が所有する土地を不法占拠していたということで、千葉県が2007年、明け渡しを求める通知書を出していた。
FNNが入手した、建設会社宛てに千葉県が出した通知書。
千葉県によると、県が道路建設のため取得した土地を、建設会社が不法占拠して、建物を建てていたため、2007年に土地を明け渡すよう求めたということで、数年間の交渉を経て、現在、建物は撤去されている。
甘利経済再生相は、25日夕方に会見し、今週中に説明責任を果たすと述べている。

工事前の写真。

工事中の写真。



薩摩興業が千葉県の県有地を不法占拠していたことによるURとの土地トラブルがあったということは忘れてはいけません。この工事とは千葉北部地区北環状線清戸西区整備工事というUR発注の道路案件で、実際には県有地であるはずの場所に企業として活動実態の無い薩摩興業が不法占拠し、立ち退き料を高くふんだくろうというものだったようです。

発端の土地 地中に産業廃棄物

問題の発端となった千葉県白井市の建設会社が建つ土地では昭和54年、建築廃材などの産業廃棄物の不法投棄が発覚していた。同県によると、道路工事が行われている今も、産業廃棄物は残ったままだという。

「長い間、道路工事をしているが、地面の下に壊れた土木機械などの産廃が埋まっていて一時期工事がストップした」。土地の事情に詳しい関係者は明かす。

週刊文春の記事によると、この建設会社の幹部は同社に隣接する道路工事をめぐり、都市再生機構(UR)と補償交渉を進めていた。工事で同社の建物がゆがむなどの問題が起きたことが原因だったという。

また周囲に温泉のような臭いが漂ったこともあり、関係者は「約10年前、URから硫化水素が発生していたと説明された」と話す。

廃棄物処理法によると、不法投棄が判明し、周囲の生活環境に支障が生じるケースなどでは不法投棄の行為者や土地の所有者、土地を利用する占有者が、撤去を求められることがある。

この工事とは千葉北部地区北環状線清戸西区整備工事というUR発注の道路案件です。

実際には県有地であるはずの場所に企業として活動実態の無い薩摩興業が不法占拠し、立ち退き料を高くふんだくろうというものだったようです。産廃についても購入前に埋められていたと薩摩興業側は説明していますが、産廃を勝手に埋める→上から舗装する→居座る。立ち退き料目当てのヤクザ的な企業としては決して珍しくないパターンでしょう。薩摩興業とURのトラブルというのは、「ヤクザ者が県有地を不法占拠し、実態のない会社を使って都市再生機構を脅して多額の立ち退き料や迷惑料を取ろうとしていた」わけです。

こういったトラブル?の解消のために、昔に甘利との何らかの関係のあった一色武を通じて辿り着いたのが甘利事務所なわけですね。薩摩興業と一色武については後に整理しますが、甘利に辿り着いたルートはこんなところで、この点については偶然だと思います。

辿り着いた先が甘利だったからといったのもあるんだろうね。況してや、江田憲司の元秘書がいるということもあって、一色武にとって幸運だったと思います。薩摩興業と一色武さんは、URとの補償交渉で大金を得るために甘利明大臣を利用しようと企てました。甘利に対して適当に政治資金といった角度で適切な処理が取れるようなのを、ワイロとも思えるような献金という形を作り出したわけです。一旦はうまくいって2億2000万円を手にしたものわけですが、甘利の秘書が動いても効果はなかったことから、今回の問題が生じたわけです。ここで重要なのは、甘利は知らないウラで、秘書に対してフィリピンパブ絡みの接待で、江田憲司氏の秘書からの転出した清島健一の金銭の扱いが杜撰だった上、個人で着服したことが原因となります。不法占拠した土地をURに高く買わせるという手口が通じると思って動いたかは不明です。頃合いを見て反社会的勢力との関わりがあることで甘利が失職は必至という状況で、今回の騒動を引き起こしたわけですね。問題はどのタイミングで暴露するかといったところでしょう。3年間は寝かしてたわけで・・・。

甘利サイドの告発の背景はこんな感じでしょうね。脅迫の材料を作ればどうにでもなりますし、薩摩興業としてはこういったところに繋がるわけです。

千葉・中小企業家同友会のHPから、北総支部の副支部長に寺床博好の名前が出てきます。
http://chiba.doyu.jp/04jisseki/1506_shibusoukai.html

※リンクが消えてるのでアーカイブを追加
http://web.archive.org/web/20160123185454/http://chiba.doyu.jp/04jisseki/1506_shibusoukai.html

実態のない会社にも関わらず、副支部長になってるということで、千葉・中小企業家同友会を探ってみると、こんなものが見つかりました。

千葉・中小企業家同友会と共産党懇談
http://jcp-chiba.web5.jp/nissi1207/dekigoto1401/dekigoto140403.html

※リンクが消えてるのでアーカイブを追加
http://web.archive.org/web/20160123190159/http://jcp-chiba.web5.jp/nissi1207/dekigoto1401/dekigoto140403.html

薩摩興業にとって甘利サイドを攻撃材料を作れば、共産党との義理を果たせるわけで、お金が甘利のクビを取るための材料を揃えたわけです。ここで甘利の辞任会見の内容に繋がります。
秘書2名からの辞表とS社の口裏あわせ

ただ、現時点では、先ほど説明したとおり、A秘書が寄付として受領してしまった分を、費消してしまったことが明らかになっています。さらにA秘書とB秘書からは総務担当者やS社社長から飲食や金銭授受の接待や、多数回にわたりうけている事実が認めているとのことであり、調査をしている弁護士を通じて両名から辞表が提出されました。今後も調査は引き続き行いますが、辞表は本日付けで受領することとなりました。そして、総務担当者および、S社からの政治献金につきましては、選管などとも相談した上ですべて返金するよう、事務所に指示しました。今回の報道で調べてみてはじめてわかったことですが、信用調査会社によれば、S社は3年連続赤字企業である可能性があり、そうであれば、総務担当者やS社は政治資金規正法22条に違反することにもなるので、その観点からもただちに返金するよう指示をしました。今回の報道があってから、A秘書に対してS社社長から毎日のように「口裏あわせをしよう」との電話があったとの報告を受けています。S社社長からは、次の内容の電話があったとのことです。たくさんありますが、いくつかご紹介をいたします。「口裏あわせはなんでもいいけどさ……じゃあ、独り言で聞いてくださいよ。もしちょっと動いてみて、大臣が口利いてでも、うまくなるようであれば、その返事をいただいて、帳面は絶対出さないけど、『なんとかなる』と いうふうにやって、言ってくれれば絶対止める。ただ最後は、たとえばですよ。記事が出ていろいろ責められるよね。でも(週刊誌に告発した)一色がいなければ、一色が出てきて、『実を言うと内輪もめで、ありもしないことを言った』と言えば、済む話になると思いますよ」と。もう1つ紹介します。「一色が喋ってるだけだったら、証拠が薄いと思いますよ」それは話しているだけであって、実は無いと思いますよ。私は確信を持って言いますよ。あの、A秘書さんたち、諦めるの早いんじゃないですか? ないと私は踏んでいますよ。なぜかというと私、『録音持ってませんか?』って聞かれましたもん。『大臣室での話とか何か、録音したのありませんか?』と聞かれましたもん。『俺、持ってませんよ』って言いましたもん。俺にもよく言ってくる。『録音してますか?』って言ってきたけども、『じゃあ聞かせてよ』って、『はい』って言って、俺1回も言ってないよ。一色が言うには、『解決すれば自分が出て行って頭を下げる』って言っているんだよ。『私が虚偽で言いました』って」などと言ってきているということです。なお、当然のことながら、A秘書はS社長の誘いにはのっておりませんし、本日説明したとおり、S社長が大臣室に持参をした50万円の授受についても調査の中で説明をしているところであります。

 ここで、薩摩興業の社長に一色が「(甘利を追い込むための)録音を持ってないか」と何度も聞いていたと薩摩興業の社長が甘利議員の秘書に説明して、だから今からでも甘利議員が口利きをして薩摩興業側のいわゆる30億円以上のたかり案件がうまくいったら文春で記事になっている件を一色がデタラメを言ったということにしてあげますよとそのための口裏合わせをしましょうというのが甘利大臣が説明したその内容です。

センテンススプリング的に、記事で弱っている甘利につけ込んで金を手に入れさらに甘利には再起不能になってもらうために手を汚させていこうとそういう目的でしょう。


長くなりましたが、薩摩興業はこんな感じです。一色武はこんなところです。

一色武について


一色武は、稲川会とみられる右翼団体に所属していてその名刺を持っていましたが、薩摩興業のUR交渉役になったことで、薩摩興業の名刺を持つようになりました。住所は虚偽、偽名刺を複数種類使って接近等々の地点でマトモな人物ではないでしょう。

さらに一色武さんはNPO法人の名刺も持っていました。
そのNPOは「国際人権教育推進センター」で一色武さんの名刺の肩書は副理事長でした。

一色武さんの名刺3つ
・稲川会とみられる右翼団体A
・薩摩興業
・NPO法人「国際人権教育推進センター」副理事長

NPO法人「国際人権教育推進センター」は甘利明大臣の父親である元衆議院議員の甘利正(故人)の元秘書が前理事長を務めていました。

一色武はその前理事長に何回も甘利明大臣を紹介してほしいと頼んでいたといいます。一色武が副理事長の名刺を持ったのは、甘利明大臣に信用してもらうためだと思われます。

しかし、一色武は実際はNPO法人「国際人権教育推進センター」の副理事長ではありませんでした。会員でもありませんでした。
「国際人権教育推進センター」によると、会員になりたいと申し出があったので、入会金と年会費を払うよう話すとそれっきりになったんだとか。

ちなみに前理事長は一色武が怪しい人物と見ぬいていた模様で警戒していたといいます。
甘利事務所にも、一色武には会わないように警告していたはずといいます。

一色武の名刺は以下のとおり。


そしてこんな感じかな・・・。

甘利事務所にも、一色武には会わないように警告していたはずとなれば、甘利には伝わっていないと考えないと不自然なわけで、公設秘書を接待漬け&実弾攻勢で取り込んでからという動きなのでしょう。一色武は稲川会だったという噂もありますが、どうやら本当のようです。正体は右翼団体の出身者でした。URとの交渉のため千葉県白井市の建設会社S(薩摩興業の名刺を持つようになり、いつのまにか総務担当になっていたようです。とはいえ、5人程度の企業で総務担当というのは違和感を感じるけどね(笑)


「政権へのダメージを最小限に止めよ」甘利事件の捜査シナリオを読み解く

薩摩興業一色武の正体は、稲川会右翼だった。(前半)週刊新潮が特集で明らかに

薩摩興業の総務担当??一色武さんは身長170cm弱で、62才という年齢なりに頭は禿げています。過去には会社を経営したこともあります。

結婚して妻と子供がいますが、フィリピンパブが大好きだったことからフィリピン女性と暮らしたこともあります。
一色武 もと右翼だった。右翼団体の元会長が証言

今から20年くらい前に知人の不動産会社の紹介で、八王子市を拠点に活動する右翼団体Aに所属しました。
1995年、一色武さんが42才頃のことでしょうか。
また、右翼団体Aとは稲川会傘下の右翼団体だと思われます。

週刊新潮は右翼団体Aの元会長に取材をしています。
元会長によると、右翼団体の構成員は20人くらいで元会長が体調を崩して解散する3年前まではまじめに活動していました。

毎月2回、新宿小田急百貨店の前で街頭演説を行い一色武さんも一年に1~2度同行したようです。

一色武さんはこの頃からマメな性格で領収書はすべて保管し、いつ・だれに会ったのか全てメモしたいたそうです。


一色武は稲川会右翼から薩摩興業へ。そして甘利明大臣に目をつけた(後半)週刊新潮が暴露

薩摩興業と一色武さんは、URとの補償交渉で大金を得るために甘利明大臣を利用しようと企てました。

いったんはうまくいって2億2,000万円を手にしたもののつぎの段階では甘利明大臣側の動きがにぶく秘書2人が金をたかってくるだけになったので切り捨てて週刊文春に告発しました。

ある記者はこれが今回の構図であると見立てています。
おそらく正解でしょう。

一色武さんは週刊文春の報道直後は被害者のように見えなくもなかったですが、あまりに用意周到なことと、稲川会の右翼団体出身など正体がわかってきました。
勝手に録音をして相手の弱みを握って痛いとこをついてくる、怖い人ですね。

「罠」「はめられた」という批判もありますが、確かにそれはそれであっています。
しかし、賄賂を受け取ったのは事実でしょうから、甘利明大臣にはきちんと事実説明をしてほしいですね。

こんな感じで「甘利大臣疑惑追及チーム」で追及するなら、一色武や薩摩興業の寺床博好や元甘利の秘書の清島健一を証人喚問をかけるべきと思いますよwwちょっと調べれば、一色武や薩摩興業の実態などすぐ分かるわけですがその点の追及が一切ないことからしても、マスゴミとかいうのは、薩摩興業の実態は知ってるから報道出来ないのでしょうね(笑)当然のことですが、センテンススプリングについても、以前から一色武と一緒に行動していて経緯も知ってると考えるのが妥当で、写真ネタが揃ったので、記事にするタイミングを伺ってたと考えるのが自然です。企業名など出せないのも当然の話で、センテンススプリングに意を決して告発してきたように書いたのは読者に対する詐欺でしかなく、告発という表現自体不適切な表現と言わざるをえないわけです。
工事予定地を不法占拠してURを脅して多額の金を取ることが目的だった薩摩興業と一色武という構図は、今後重要な鍵になると思います。