今日から10月の始まりとなります。月初の記事で短めというか、最近は手短にやってるような気がしないでもないので、こんな感じになると思われます。


自民党総裁選後の人事については全体を見ないと評価は難しいのですが、個人的に一番重要だと思ってるのは、自民党税調会長の人事なんだけど、甘利さんが自民党税調会長になるまでは、財務省に近いスタンスの人がやってたのもあるので、後任の人事が鍵とはなるのと、あとは財務相の後任が誰になるかも重要になると思われます。閣僚人事は首相指名後になるので週明けになると思います。

財務相については、出来れば国際課税ルールの議論を行ってる状況からしても、ここの人事は動かさないほうがいいように思いますが、変えるにしても、現内閣の中核的存在で国際的にも顔の効く人というのが条件になると思います。麻生さん以外なら、茂木さんあたりが適任な気がします。

閣僚人事の方は不明ですが、党内人事の方はある程度纏まってきました。

方向性としては、総裁選で支援を得た最大派閥・細田派と第2派閥・麻生派を手厚く処遇ともあり、挙党一致体制で選挙を戦うことを考えると、ある程度無難な人事のように見えるかもですが、人事については、2019年から菅・二階色が強くなってたので、ここのラインは潰しにかかっている印象です。閣僚人事でバランスを取るとは思いますがね。


いろんな意味で注目の人事として、高市氏の処遇はありましたが、政策通でもある高市氏の政調会長の配置はそこまで言うほど悪くはないように思います。実際は党三役重要な役割で政調会長となると選挙公約にも関わるポジションなのですが、とある界隈が政調会長は左遷人事とかいう扱いとかなってるようですねwこれについては、前の政調会長(下村氏)のイメージが悪いので軽量級のポジション扱いされてるのかもしれませんwww


甘利さんを幹事長も悪くはないのですが、税調会長に置いてほしかった部分もありますので、ここがどうなるのかというのはありますし、河野氏の自民党広報本部長についてはここをどのように受け取るかにも尽きますね。菅政権の時に思ったのですが、広報官を置くべきとも思ってた部分もあったし、真面目な役割で考えた場合は、広報というのは重要な役割ともいえるし、どのような仕事をやるかについては気になるところですね。


自民党総務会長の福田達夫氏については、「党風一新の会」の件もあって、心象はよくない部分もありますが、福田康夫の息子というのもあるし、血筋からいえば、この人はある程度のポジションに置いておくのは悪くはないですし、今後の仕事内容については見ておく必要があったとは思うので、この人事も問題はないとは思います。


福田達夫 - Wikipedia


人事については、閣僚人事も含めた全体的な内容も重要になりますので、適当な評価については保留となりますが、ある程度予想してはいたけど、党の人事についての二階派を入れないのを徹底してるなどえぐい部分はありますねwww



明日から19都道府県に発令されている緊急事態宣言と8県に適用中のまん延防止等重点措置は解除されて、半年ぶりに「宣言や重点措置なし」の状態となります。

常態化しており、全くをもって緊急事態宣言感がなくなったので、どっかのタイミングで仕切り直しを行って、冬に来るかもしれない第六波(ワクチンの効用期間の観点からも可能性は高いと思います)までに、ある程度の体制を整える必要があるとは思います。


そして気が付かないうちにワクチン2回接種済みが60%近くとなり、菅首相の掲げてた9月末の6割目標も到達したわけで、他の国からみても、接種がうまく進んでるのは事実ですし、接種が進むことで、感染リスクと重症化リスクの低減にはなるでしょう。


あとは菅首相の先日の会見も見ておくといいと思います。

来年の春過ぎくらいまでは様子見が必要ですし、今年も大人数の忘年会などは控えた方がいいでしょうし、ワクチン接種済みであっても、動くにしても基本的な感染症対策を行い、大勢の会合などは感染リスクの高い行動は避けたほうがいいとは思います。個人的にワクチンに対してそこまでの信用はしてないし、信用しすぎるのもどうかとは思っております。



最後にドイツの総選挙について少しだけ。


連邦議会選挙は社会民主党が第1党に躍進、連立協議に向け始動(ドイツ) | ビジネス短信 - ジェトロ



解説記事を紹介します。

結論から言えば、今回の選挙でメルケル首相率いる最大与党のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)が第二党に転落したわけですが、メルケル首相はそこまでいうほど有能ではないのですが、こういった人が16年も首相をやれば、党内もロクなのが残ってないことによる人材難が根本的な要因ともいえます。前のシュレッダーw首相もアレな感じですし、政治に関わる人の人材難という意味ではかなり深刻のように思います。


そしてドイツの場合は、過半数取れる政党が存在せず、連立前提となりますが、似たような主張の政党で連立は組めないので、基本的に常に政治的に低迷している状態にあるとも言えますが、今回の選挙で極左の連立は避けることが出来たのでまだマシでしょうし、Afdは絶対に連立から外される対象ですので、緑の党を連立に入れないように出来るかが鍵となります。こんな状況だと選挙する意味があるのかは疑問ですがwww

ぶっちゃけた話、連立政権が決まらずに、再総選挙というのがドイツにとって一番マシな流れになりそうな気がしますが、これはこれでどうかと思う部分でもありますねwww