個人ブログのPVや訪問者数の相場がどの程度なのか知らないんだけど、薩摩興業の広報記事あたりから訪問者数が激増しており、コンテンツが重要なんだと思います。深田萌絵氏の件でも多くの訪問者が訪れてくれています。少しでも拡散出来ればいいと思うし、そういった考えでいます。当サイトは余命三年時事日記のファンサイトであり、パヨク観察記録といったお遊び要素満載のエンターテイメント性を求めたブログのつもりでしたが、多くのことを知ってほしいし、自分の書いてる内容が読者に少しでも伝わって、自分の知識の足しになれば、ブログを運営する意味はあると思います。

今回はアベノミクスとマイナス金利のかなり乱暴な考察です(笑)パヨク漫談をしたい気持ちは山々ですが、結論としてお薬を足しても足りないというのと、ぱよぱよちーん♪あたりの勧善懲悪??の様式美になりがちで、既にお腹いっぱいな人もいると思います。ここらへんは、保守速報正義の味方あたりのまとめサイトもオススメしますww


円高・株安、国会で追及=「アベノミクスは破綻」-岡田民主代表

民主党の岡田克也代表は14日、急激な円高・株安の進行に関し、「『円安・株高』がアベノミクスの最大の成果だと誇ってきた、その一番肝心なところが今、揺らいでいる。アベノミクスの破綻という観点でしっかり議論したい」と述べ、衆院予算委員会などで安倍政権の「失政」を追及する方針を示した。岡山市内で記者団に語った。

岡田氏はまた、「(日銀の)マイナス金利(導入)が今の経済の混乱、株安や円高にどう作用したのかは一つの論点だ」と指摘した。(2016/02/14-17:36)

正直なところ、こんなもん予算委員会で議論する話ではないし、政治テロに値するくらい悪質な行為であるということを理解して欲しいと思います。解説するのもバカバカしいのですが、外的要因の有事状況での円高でしかなく、それ以上でもそれ以下でもありません。中国経済の実態が判明し、資源安とアメリカの金利の絡みもあって、資源国や中国などからの資金流出だったり、ドイツ銀行の絡みもあって、世界的に金融が混乱しているわけです。これについては、アベノミクスもマイナス金利など全く関係なく、パニック相場に陥っていて過剰反応を示しているだけで、それをアベノセイダーといって喚きたいだけの話ですよ(笑)

適当にアベノミクスとマイナス金利について説明しときます。

アベノミクスの実態は日銀の金融緩和だけです。景気が上がったように思った要因については、消費者目線でいえば、消費税8%の増税前の駆け込み需要で景気回復したように見えただけの話です。消費税8%による反動減で縮小しているわけで、緩和策として中国の爆害があったところでしょう。企業側からすれば、株高や円安による企業へ支援や失業率の緩和の効果はあったわけで、少なくともアベノミクスが問題という指摘は不適切でしかない。

アベノミクスについては官邸のページを紹介。
アベノミクス「3本の矢」


かなり乱暴ですが、アベノミクスで実態の見えるデータを紹介します。まずは国家予算の推移から・・・。財務省のデータとなります。



続いては銀行の貸出高です。動向はこんな感じです。
平成28年1月末の全国銀行 預金・貸出金速報

II.貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、前月末比 1 兆 224 億円、0.2%減、前年同月末比では15兆353億円、3.3%増であった。
前年同月末比増加は、53か月連続である。
各業態における1月中の主な動向は、次のとおりである。

1.都市銀行
都市銀行は、前月末比2,155億円、0.1%減、前年同月末比では4兆6,020億円、2.5%増となった。前年同月末比増加は、39か月連続である。
2.地方銀行
地方銀行は、前月末比2,626億円、0.1%減、前年同月末比では6兆5,616億円、3.7%増となった。
3.地方銀行II
地方銀行IIは、前月末比2,906億円、0.6%減、前年同月末比では1兆6,088億円、3.4%増となった。
4.信託銀行
信託銀行は、前月末比2,614億円、0.7%減、前年同月末比では2兆2,322億円、6.4%増となった。



日本の預金取扱機関の日銀当座預金残高の推移(単位:億円)


これらのデータも踏まえて考えた場合、アベノミクスというのは金融政策のみを行ったという結論に辿り着きます。国家予算が増えていない以上、財政政策は既定路線でありアベノミクスで行ったという結論にはならない。また、金融緩和の結果として、銀行の貸出より日銀の当座預金の残高に積み上がってるという結論になります。企業側からすれば、株高や円安による企業への支援と失業率の緩和の効果はあったというのも事実であって、アベノミクスの成果というのは、こういったところを意味します。第一の矢の金融緩和についてはやってます。第二の矢の財政政策というのは、歳出が減ってる以上、積極的な財政政策とまでは言い切れないし、第三の矢の成長戦略というのは結論は出ていません。規制緩和にしても大胆なことはしているとは思えませんし、規制緩和というのは利権のすり替えでしかなく、規制緩和単体でお金が降って湧いるとは思えないのも事実です。


マイナス金利については、これについては、以前のエントリで取り上げてます。

マイナス金利|ぱよぱよ日記
日銀当座預金に積み上げることで補完当座預金制度による適用利率によって、銀行に支援していたのをなくすといっただけの話です。日銀当座預金に預けて利息が貰えるなら、銀行側にとってこんないい運用などないわけです。銀行株の下落の原因は、当座預金は元本全額保証だから金融機関はノーリスクで0.1%のあぶく銭を得られてたのがなくなることが原因であって、それだけの話だと思います。条件付きのマイナス金利を批判するのはいいけど、日銀がノーリスクで金融機関に利息を与えることに問題がなかったのかと言いたいだけです。

この絡みでシャープ問題を取り上げたわけですが、シャープについては、日銀からお小遣いを貰ってる銀行が貸し剥がしに等しい行為をすることが問題であって、シャープの内部改革が必要なのは当然として、運転資金を与えるというのも企業の役割と思います。日銀からお小遣いを貰ってるわけでwww