虎穴に入らずんば虎子を得ず
今回は安倍戦略についての内容となります。
まずは余命サイトの内容から・・・。主に余命読者のコメントを取りあげた内容ですが、このサイトのスタンスとしては、余命ブログの記事の保存や関連サイトの説明やコメントの補足を主役ですので、自分のコメントはどうでもいいです、ハイ(笑)
言いたい内容というのは上記の内容が全てであって、今回の仮同意については、韓国が全面降伏ともいえる内容で飲んでしまったことが読み違えた原因です。そこまで韓国政府が追い詰められていたといったところでしょう。本質を考えたら、手切れ金込みの最後通牒といった内容というのは合意前から思ってたことなのですが、最後通牒を飲むことが想定外だったが、その後のグダグダさについては、様式美といったところでしょう(笑)
河野談合の件と一緒の構図なんだけど、河野談話の踏襲というのは検証すれば、持つ意味が全てが壊れるくらいの脆い内容です。そういう意味では綱渡り的意味で譲歩はしたという境界線での議論に過ぎません。河野談話の内容について裏付け調査は行っていないことと、政治的妥協の産物であるという内容を付け加えれば、河野談話というものが河野談合といった感じの違う光景に見えるわけです。今回の合意についても、慰安婦の国籍は特定しないし、いつの慰安婦というのも名言はしないが、人権的な観点で救済するために、韓国政府がその財団の旗振りをしましょうという意図が含まれてたわけです。日本政府が人道的観点での資金の供出を表明しておりますが、その境界線になる金額が10億だったんだと思います。
河野談話の検証においては、政治的妥協の産物というのが本質であって、政治的妥協による被害者について謝罪した程度の内容となります。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の通りで、事実関係はなかったけど、河野談話は引き継ぐといった形になります。今回の件についても同じです。財団運営に協力はするけど、運営については韓国政府が全て責任を取ってね。元慰安婦がどの戦争でどこの国籍とは限定などしていないけど・・・、といった内容の通りです。安倍戦略は一見分かりにくい内容については、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ではありますが、こういった対応の裏側ほどえげつない内容が含まれてるように思いますww
まずは余命サイトの内容から・・・。主に余命読者のコメントを取りあげた内容ですが、このサイトのスタンスとしては、余命ブログの記事の保存や関連サイトの説明やコメントの補足を主役ですので、自分のコメントはどうでもいいです、ハイ(笑)
403 2016年1月2日時事
対馬拓海
今回の安倍・岸田合意を見ていて強く感じるのは、保守も安倍総理を勘違いしていると思うことです。
安倍総理は「左翼が打倒すべきヒトラー」でも、「ナショナリストの強い指導者」でもないように思います。
総理のお考えは一貫して「戦後レジームの脱却」であり、「自由と繁栄の弧」だと思うんですよね。
安倍談話でも、排外的な世界観は一切示されていませんし、戦後日本の平和国家としての歩みを全面肯定されている。
例えばTPPも「知的財産権や政治制度を揃える」方向性がある以上、民主主義を基本にした日米欧的な枠組みを重視するということで、これは「覇権国家に民主的国家が連携して対応し、民主主義を広げる」という「自由と繁栄の弧」で、売国政策などではない。
安倍談話では「孤立感を深め、外交的、経済的な行き詰まりを力で解決しようとした戦前の我が国」を例として、世界の大勢を見失ったことへの反省が述べられていますし、「歴史の教訓を深く胸に刻み、より良い未来を切り拓いていく、アジア、そして世界の平和と繁栄に力を尽くす。その大きな責任があります」と述べられています。
安倍総理が韓国と少なくとも表面上は対立しないのは、安倍談話で「行き詰まりを力で解決しない」「植民地支配から決別する」「すべての民族の自決の権利が尊重される」「女性の名誉や尊厳を傷つけず、より添う」「いかなる国の恣意にも左右されない、自由で、公正で、開かれた国際経済システムを発展させる」と言っている以上、当然だと思うのです。
岸田合意の「日本の責任」なるものは、「行き詰まりを力で解決しようとした責任」であって、先の大戦で救われた人もいるだろうけど、不幸になった人もいる。朝鮮の悪徳民間業者に、親が娘を売り飛ばしたことに、日本政府や日本軍が積極的に加担したことはないでしょうけど、戦争がなければ売り飛ばされなかったかもしれないし、結果として慰安所で不幸を感じていた人もいるかもしれない。
そうしたこと全てをひっくるめて「行き詰まりを力で解決しようとした時代に巻き込まれた人の救済」というだけのことでしょう。
安倍談話では「歴史の教訓を深く胸に刻み、より良い未来を切り拓いていく、アジア、そして世界の平和と繁栄に力を尽くす。その大きな責任があります」と述べられていますが、つまり「歴史は胸に留めておくが、同時にそれを教訓として、より良い未来を切り開くべきもの」ということですから、韓国とも対立せずに「最終的かつ不可逆的に」区切りを付けるしかない。
「区切りをつけるのは政治の責任」だと思われているのではないかと思うのです。
つまり安倍総理は右でも左でもなく「未来に責任を負おうとされている」だけでしょう。そのことで民主的社会が前進し、アジアや世界を発展させることにつながりますから、日本の正当性だけに固執するよりも、むしろ尊い姿勢だと思うのですが。
韓国はどうしようもない国ではありますが、国際世論に叩かれれば新聞記者を無罪にし、「最終的かつ完全な合意」を完全反故にはできず、仏像も一つは返します。ロシアなら産経記者はとっくに処刑されていたかもしれません。
彼らが幼いのは、この百年に人権すらない李氏朝鮮→日本統治時代→朝鮮戦争→軍事独裁政権→一応民主主義と目まぐるしく是とするものが変わり、アイデンティテイが安定しないこともあるでしょう。
我が国としては腹立たしいけど、世間知らずのドラ息子を育てるように接するしかない。「暴支膺懲」みたいな価値観で同レベルで殴り合っても、我が国の国際的評価が下がるだけですから。
その上で、今回の岸田合意を見るなら「大人が子どもの嘘に責任を取らせる」ような内容だと思います。
岸田外相は「韓国政府が、元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し、これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し、日韓両政府が協力し、全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心を傷の癒しのための事業を行うこととする」と述べられましたが、これは全編仕掛けだらけですよね。
「全ての慰安婦」であり、韓国人限定と書かれていません。また、韓国政府が「財団」を作るというのも見事な交渉成果です。
既に台湾の慰安婦が「私たちにも賠償せよ」と言っていますが、「慰安婦でお金が得られるなら我も我も」と現れるであろう、台湾とか東南アジアの自称慰安婦は、10億円という限定された原資から、韓国の「財団」が対応しなければならないのですから。
韓国政府は「慰安婦は国際的な人権問題」と強く主張しましたから、台湾などの慰安婦を門前払いできません。韓国が門前払いしようとしても「日韓政府で協力する」「この措置を着実に実施するのが前提」とありますから、日本は「財団に渡した資金で台湾の慰安婦も救済しろ」と韓国に要求できます。「最終的かつ不可逆的な解決」なんで、資金のおかわりはない。
必然的に限られた10億円を韓国と台湾や東南アジアが奪い合う構図になるわけです。
この中で韓国が、台湾の慰安婦に「証言だけでは信用できない」などと言ったら、日本は「では全ての慰安婦に証拠の提出を義務付けましょう」と指摘するだけです。大ブーメランですよね。
また、この財団は「米軍慰安婦問題」「ライダイハン」は対象外ですが、日本軍慰安婦だけが救済されるとなれば、被害者たちは怒り狂うことでしょうね。
こうなれば、10億を使い切った韓国は、自国資金での救済などしたくないので「慰安婦財団は歴史的役割を終えた」などと畳もうとするでしょうけど、上記の「日韓政府で協力する」「この措置を着実に実施するのが前提」なので、韓国の都合だけでは畳めない。
畳むことに対して「日韓経済協力を反故にする」などの対抗措置を覚悟する必要があります。無理に畳んだとしても「慰安婦財団は役目を終えた」と韓国政府が言えば、「自分で言ったことなので蒸し返せない」。もうアリジゴクみたいですね。
付け加えるなら「原爆被害者が」みたいなことを持ち出しても、「慰安婦と同じ解決方法」を提示すれば、この厄介事を背負い込むことになりますから、韓国政府は及び腰になるでしょう。
こうした仕掛けに韓国側が気づき、財団を作らないとしても(今、ゴネてますよね。作らないと)、「米国主導で行われ、世界中のマスコミの前で行われた約束を韓国が守らない」、「日本は10億円を払わないでいい」、「対韓外交のハードルを上げる理由にできる」と何も問題はありません。
慰安婦像の撤去なんて行わなくても、日本側の完全勝利。10億なんて安いものだと思いますけどね。この想像が当たっているなら、岸田外相が交渉後に「歴史的合意」と笑顔だったのはよくわかります。相手が罠にかかったのですからね。
欧米にとっては「韓国・ギリシャ式ゴネ得モデル」を、途上国から行われるのは鬱陶しいから「そういうこと言いだすと自力救済型解決にして、ペナルティがあるよ」という形にしてほしいでしょう。だから、米国のケリー国務長官は「国際社会はこの歴史的合意に賛同してほしい」と呼びかけているわけです。多分日米がグルなんですよね。
こんな可能性がある以上、安倍叩きに加わるつもりには全くなれない。安倍総理は稀代の策士かもしれませんよ。
言いたい内容というのは上記の内容が全てであって、今回の仮同意については、韓国が全面降伏ともいえる内容で飲んでしまったことが読み違えた原因です。そこまで韓国政府が追い詰められていたといったところでしょう。本質を考えたら、手切れ金込みの最後通牒といった内容というのは合意前から思ってたことなのですが、最後通牒を飲むことが想定外だったが、その後のグダグダさについては、様式美といったところでしょう(笑)
河野談合の件と一緒の構図なんだけど、河野談話の踏襲というのは検証すれば、持つ意味が全てが壊れるくらいの脆い内容です。そういう意味では綱渡り的意味で譲歩はしたという境界線での議論に過ぎません。河野談話の内容について裏付け調査は行っていないことと、政治的妥協の産物であるという内容を付け加えれば、河野談話というものが河野談合といった感じの違う光景に見えるわけです。今回の合意についても、慰安婦の国籍は特定しないし、いつの慰安婦というのも名言はしないが、人権的な観点で救済するために、韓国政府がその財団の旗振りをしましょうという意図が含まれてたわけです。日本政府が人道的観点での資金の供出を表明しておりますが、その境界線になる金額が10億だったんだと思います。
河野談話の検証においては、政治的妥協の産物というのが本質であって、政治的妥協による被害者について謝罪した程度の内容となります。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の通りで、事実関係はなかったけど、河野談話は引き継ぐといった形になります。今回の件についても同じです。財団運営に協力はするけど、運営については韓国政府が全て責任を取ってね。元慰安婦がどの戦争でどこの国籍とは限定などしていないけど・・・、といった内容の通りです。安倍戦略は一見分かりにくい内容については、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ではありますが、こういった対応の裏側ほどえげつない内容が含まれてるように思いますww