昨日は多くのコメントをいただき、ホントにありがとうございました。個人的には何の心配もしていませんでしたが、読者があってのブログだと思いますし、読者との信頼関係があって成り立つものだと思っております。

個人的には、春、不遠。~はるとおからじ~を運営されている花菱さまからコメントをいただけたのは以外なのと、今は事情があって更新が出来ない状態ですが、更新を心待ちにしてくれてる人も多いと思います。


新潟県知事選の件です。
米山氏が初当選 原発再稼働反対で与党破る

任期満了に伴う新潟県知事選は16日投開票され、無所属新人で医師の米山隆一氏(49)=共産、自由、社民推薦=が、前同県長岡市長、森民夫氏(67)=自民、公明推薦▽海事代理士の後藤浩昌氏(55)▽元団体職員の三村誉一氏(70)の3新人を破り、初当選した。米山氏は現状での東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に反対している。7月の鹿児島県知事選でも九州電力川内(せんだい)原発の一時停止を求める三反園訓(みたぞのさとし)氏が当選しており、政府の原発政策に影響を与える可能性が出てきた。投票率は53.05%(前回43.95%)。

因みに新潟の参院選の結果。

http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/kaihyou/ye15.html

参院選でも自民系の候補は負けてるわけで、東北では秋田県以外は全て与党の候補が落選していることから、原発云々というよりは、TPPや農協改革とやらで足を引っ張ってるというのが現状と思います。新潟県知事選についても、参院選の結果からしても、与党が不利なのは明白で、今回の敗退で与党は想定済みだろうし、政権へのダメージには繋がりません。

原発について一応触れておきます。福島の件を受けて、マスゴミが風評被害を煽り、パヨクがレッテル貼りなどで原発事故によって苦しんでる人に追い打ちをかけた仕打ちを考えて、心情がよくないのは当然の話です、ハイ。ハングルや簡体字を掲げて反原発運動などを野放しにする限り、原発の議論がマトモに出来るわけがないwww

それはさておき、農業関係についても触れておきます。ホントは単体で記事にするべき内容なのですが、気が向いたら真面目に書きますw先月の記事を紹介します。
再スタート 小泉部会長、JA全中幹部と面会

自民党の農林部会は6日、参院選で中断していた農業改革の議論を再開する。小泉進次郎部会長が今回の改革の「本丸」と位置づけるのが、全国農業協同組合連合会(JA全農)だ。小泉氏は全農が地域農協を通じて農家に販売する農薬や肥料などの資材の価格引き下げを目指すが、急速な改革はJAグループや自民党農林族の反発を生む可能性がある。

「改革の必要性について、JA全農と認識を共有できた」。小泉氏は5日、全国農業協同組合中央会(JA全中)を訪れ、JA全中の奥野長衛会長やJA全農幹部らと面会。関係団体と協力して改革を進める姿勢を強調した。

政府・与党はすでにJA全中から地域農協の監査・指導権限を取り上げる改革を実施しており、今回はJA改革の第2幕となる。小泉部会長は今年1月から党内のプロジェクトチーム(PT)で議論を開始。11月に改革案を取りまとめる予定だ。

資材の販売は各地域農協が肥料で7割、農薬で6割、農機で5割のシェアを占める。各農協はJA全農からその多くを仕入れているが、農家への販売価格は韓国と比べて2〜5倍高いとされる。小泉部会長は農家所得の向上のために価格引き下げを訴えており、資材販売の競争を高めるために全農の株式会社化などの抜本的な組織改革も辞さない構えだ。官邸の意向で改革派の奥原正明氏が事務次官に就任した農林水産省も、価格引き下げに向けた新法の検討を進めている。

JAグループでは、全中の奥野会長は改革に前向きな姿勢を示しているが、全農は警戒感を高めている。全農の中野吉実会長は7月の記者会見で、資材販売について「今までやってきたことは間違っていない」と本音を吐露。小泉氏らから強い批判を受けて、1週間後「言葉足らずだった」と修正する一幕があった。韓国製の割安な肥料販売を表明するなど、自発的な改革をアピールして、軟着陸を図りたい思惑だ。

自民党農林族からも「組合組織に対し、政治や役所が命令しては農家から不満が出る」との声が上がっており、小泉氏がどこまで踏み込んだ改革を実現できるかが注目される。【寺田剛】

自民党農林族というのもあるんだけど、農協や農家票は自民党の票田でもあるわけで、ここを敵に回すと、当然選挙に不利になります。小泉進次郎などが進めようとしている強引な改革で、選挙の足を引っ張ってるのが現状です。そして改革の内容が韓国製の割安な肥料販売とか、何のギャグなのかともwww

過去エントリを紹介。

ぱよぱよ雑談~20160821|ぱよぱよ日記
ぱよぱよ雑談~20160817|ぱよぱよ日記
小泉進次郎も全体像を理解せずに郵政改革みたいにぶっ壊せばいい程度のノリでやってる感は否めないんだけど、農協の役割というのは理解する必要があると思います。ざっくりで申し訳ないのですが、農業というのは天候などによって左右されるわけで、事業としては不安定であるのが事実です。不安定な事業であるからこそ、農協の関連事業全体でリスクヘッジしている一面もあるわけで、農協とか全農とかいうのが全面悪と決めつけるのは問題だと思います。物事って、0か1の1ビット脳で解決する話でもないしね。

今の制度が全部正しいとは思わないし、時代に沿った形ではないというのも事実なわけで、今のままでいいとは思わないが、急激な改革というのは反発を招いて当然の話だと思います。改革とかいえば聞こえはいいのですが、改革という言葉は、レッテル貼りで成り立ってることも少なくないのも実情だと思います。農家の生活にも直結している以上、強引に進めるのではなく、全体像だったり今後あるべき姿というのも見据えた形で丁寧な議論を重ねて進めるしかないと思います。地道に議論を重ねて落とし所を作るというのが最短の道だと思います。改革を進めるのは構いませんが、食料自給率を下げてまでの改革というのは、ただの改悪でしかないです、ハイw

新潟県知事選の与党敗北の背景はこういった事情もあるのと、生活がかかっている以上、反日野党だからといった問題で語るのは危険だと思います。原発にしても然り・・・。有権者の選択としては、生活に直結する部分が大きいのが現状です。反日政党の駆逐の観点では、100%の支持はあり得ないんだけど、有権者を無視すれば、しっぺ返しが来ることになります。

後は、国防含め国家戦略の部分に関しては、知事の権限で国防や国家戦略が歪むのは問題だと思うし、地方の事情とリンクさせようとしている構図も問題と思います。沖縄などが典型例ではありますが、国防やエネルギー関係などは地域の問題ではなく、国全体の問題であって、こういった事案を地方選挙で判断を仰ぐ性質のものではないと思います。