まずは懲戒請求についてです。

余命ブログの懲戒請求アラカルトシリーズが背景となります。
懲戒請求 - Wikipedia

弁護士懲戒請求の懲戒率
単位弁護士会における懲戒請求の申立に対する懲戒の割合は、わずか平均2.3パーセントであり、懲戒委員会そのものが申立人から提訴された例も複数ある。単位弁護士会が懲戒をしなかった場合は、日本弁護士連合会(日弁連)が異議申立てを受理するが、ここで再審査に至る割合もまたわずか平均1.2パーセントである。

日弁連の懲戒制度について紹介します。

日本弁護士連合会│Japan Federation of Bar Associations:懲戒制度

日弁連のデータでも探ってみることにします。

日本弁護士連合会│Japan Federation of Bar Associations:基礎的な統計情報(弁護士白書2016年版等から抜粋)

懲戒請求事案集計報告(2016年)


※懲戒審査開始件数は,綱紀委員会で「懲戒委員会に事案の審査を求めることを相当とする」とされ,懲戒委員会で審査が開始されたもの。


これらの情報からみて、ロクな審査すら行わず、綱紀委員会で門前払いしている事案が多いように見受けられます。当然ですが、余命サイドもこんなの懲戒請求をマトモに行うことなどこれぽっちも想定はしていないというのは言うまでもないですww

実績を見る限り、懲戒審査開始件数が著しく少なく、懲戒請求に対して綱紀委員会が事案の調査をすることが定められておりますが、綱紀委員会が機能していないとも思える部分もあります。ここらへんは日弁連の情報開示に関する問題があるかもしれないので、一概には言えないのかもしれません。

今回の懲戒請求は「朝鮮学校への補助金支給を要請する声明」であって、証拠はある以上、門前払いという対応以外は出来ないわけで、適当にいちゃもんや脅迫を交えて時間稼ぎを行うしか術はありません。請求側とすれば、請求したという証拠を残すことが目的だし、請求を出されている以上、懲戒しないという処分か何らかの処分の二択かの対応を取る必要があります。検察については、返戻という方法がありましたが、懲戒請求に返戻は難しいかとww

懲戒請求の流れについて紹介します。

懲戒手続きの流れ(PDF形式・21KB)


懲戒請求は、弁護士所属の弁護士会に請求を出して、その返答に異議があれば、日弁連に異議の申立てといった流れとなります。日弁連に異議を申し立ててダメなら、東京高裁に提起することが弁護士法61条に定められております。
弁護士法
第六十一条  第五十六条の規定により弁護士会がした懲戒の処分についての審査請求を却下され若しくは棄却され、又は第六十条の規定により日本弁護士連合会から懲戒を受けた者は、東京高等裁判所にその取消しの訴えを提起することができる。

あとは弁護士法における最高裁判所の権限も紹介します。

(最高裁判所の権限)

第四十九条 最高裁判所は、必要と認める場合には、日本弁護士連合会に、その行う事務について報告を求め、又は弁護士、弁護士法人及び弁護士会に関する調査を依頼することができる。

日弁連に対して、指揮権の発動以外に出来る内容としては、東京高裁と最高裁以外ないというのも結構凄い規定のように思うし、司法に関する自浄効果がない理由もこういったところにあるんだと思いますww立法の観点でいえば、弁護士法は日弁連に関する記載が少なくないことから、既存の弁護士法を廃止にして、新たに弁護士法を定める必要が出てくると思います。


続いては都議選関係。
【東京都議選】勝敗の行方占う1人区 小池新党と自民が直接対決「都議会のドン」お膝元も激戦に - 産経ニュース

都議選は42選挙区のうち、千代田区など7つの1人区(千代田、中央、武蔵野、青梅、昭島、小金井、島部)で小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」と自民党の候補者が直接対決。1人区は首都に吹く風を映しやすい。自民が前回、独占した7つの議席の行方が、勝敗を決める鍵となりそうだ。

「古い議会を新しくしようではありませんか」。23日、有楽町駅前で小池氏が声を張り上げた。千代田区区で都民ファが擁立した新人の男性候補(34)は、大学時代に小池氏の事務所でインターンを経験した。小池氏にとって「息子のような存在」だ。

同区は小池氏が「都議会のドン」と批判し、古い議会の象徴として対立してきた前自民党都連幹事長の内田茂氏(78)のお膝元。今回の選挙で都議を引退する内田氏は、後継に新人の女性候補(27)を擁立した。6月4日に開いた決起大会では、孫ほどの年齢差がある女性候補と一緒に支持者一人一人に頭を下げ、支援を要請。「素晴らしい候補だ」と持ち上げた。

前提として、自民党内に半島利権に絡んでる連中もいるわけで、自民党が全て正しいというわけでもなく、優先順位はさておき、自民党内に潰さないといけない輩もいるということです。いい意味でいえば、是々非々ではあるんだけど、自民党にお灸をホントにすえる方法を考えて欲しい部分もあるのも事実です。その方法は力学関係なども考慮すると、野党を支持することではなく、自民党内で安心して粛清が出来る環境を作ることに尽きます。その為に必要な人が誰なのかというのを考える必要が出てきます。理念だけでは人はついてきませんので・・・。

優先順位は何なのか??選挙は人気投票ではなく、不人気投票というのが本質です。言い方を変えれば、選挙は信任ではなく、誰を潰すかということに意味があると思います。綺麗事など言っても仕方ないし、選挙に理念など存在しませんよwww

今回の都知事選のホントの争点は、小池新党と自民党ではなく、共産党と民進党の議席こそが重要となります。戦略の観点では、日和見主義者は状況に応じて勝ち馬に乗るという傾向があるので、勝ち馬に乗らせるというのも一理はあるわけですね。こういった連中を抱え込む場合は、軽ければ軽いほど都合がいいという一面もあります。だからこそのゴミ集めとも言えるわけです、ハイ。勝ち馬に乗る頭数を担保するのも戦術の一つだからね。自民党かトイチの構図はそこまで言うほど悪くはないと思います。だからこそ候補者の質は重要だし、候補者の質を考えて投票でいいと思います。