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習近平氏 9回目の暗殺未遂にショックを受け一時入院か│NEWSポストセブン

中国の習近平国家主席が年の瀬の差し迫った昨年12月下旬、人民大会堂での会議が終わった駐車場で専用車両に乗ろうとした際、爆発物が破裂。習氏は腹痛を起こし、そのまま北京市内の中国人民解放軍直属の「中国人民解放軍総医院(略称「301病院」)に緊急搬送されていたことが分かった。今回の病院搬送は極度の緊張が原因との見方もでている。米国を拠点にする中国問題専門の華字ニュースサイト「博聞新聞網」が301病院の関係者から独自に聞いた話として伝えた。
(中略)
習氏を狙った暗殺未遂事件はこれまでに、少なくとも8回発生していると伝えられており、今回が9回目になるという。

習氏は政敵や反対派の幹部追い落としのために、反腐敗運動を推進。汚職容疑などで多くの幹部を失脚に追い込んでいる。そのため習氏を狙う者も多く、習氏は一時も気が休まるときもないようだ。このため、精神的には常に緊張状態に置かれており、今回のような突発事件で、体調に異常をきたすことも珍しくないことが想像される。

中国関係ですが、主な構図として、北朝鮮のウラにいる旧瀋陽軍区の上海派閥の江沢民系と、北京派閥の習系の対立となります。適当にカテゴライズすれば、以下の感じになる。

・ローカリズム派:安倍、トランプ、習、プーチン
・グローバリズム派:江沢民系、クリントン財団、メディア、富裕層、EU

これを見れば、レッテル貼りの一つの構図に近いものがありますね(笑)ローカリズムとグローバリズムとありますが、実質の対立の根本にあるのは移民問題とも言える。

それはさておき、習側の勢力としても一枚岩ではなく、習氏を狙う側として、胡錦濤派というのもいるわけですね。

【石平のChina Watch】見えてきたポスト習近平 背後に胡錦濤派と習近平派の暗闘が…(1/3ページ) - 産経ニュース

そういう意味では混沌としている部分でもあって、去年の中国共産党大会で習氏の独裁体制といったのは表向きの構図であって、そのウラに胡錦濤派と習近平派の暗闘もあって、その結果として、胡錦濤派が潜伏して習近平派に押し付けたといった方が正しいかもしれません。この構図で日本がどのように動くべきかというのが問われてるともいえます。いろんな思惑があって、価値観というのは常に対立するし、誰かが得をすれば誰かが損をするわけですね。そこに理想などはないと思うけどwww


典型的な思想戦であり、国際社会の対立構図でしかないのですが、前者は現実主義、後者は理想主義といったところが分かりやすいと思います。資本主義と共産主義だと分かりやすい部分もあるのですが、資本主義と共産主義は対立軸として不明な部分もあります。共産主義は所謂設計主義であり教条主義なのですが、資本主義とは対立はしないわけです。ここで教条主義について、再度紹介します。
教条主義(きょうじょうしゅぎ)とは - コトバンク

きょうじょう‐しゅぎ〔ケウデウ‐〕【教条主義】
状況や現実を無視して、ある特定の原理・原則に固執する応用のきかない考え方や態度。特にマルクス主義において、歴史的情勢を無視して、原則論を機械的に適用しようとする公式主義をいう。ドグマチズム。

これを見る限り、グローバリズムの思想というのは、教条主義にあるわけですね。原理主義という表現もあるんだけどね。資本主義というのは、利益の追及が原則で、それを最大化するための方法であれば、教条主義に陥る部分もあるのも事実ともいえるし、本来の意味合いでは、資本主義と共産主義というのは対立関係としてはあり得ないものです。

そういう意味では、現状の対立の根本的な構図として、現実論と理想論といったシンプルな構図ともいえます。過去の戦争の要因として宗教戦争といった要因はありますが、基本的には思想戦の背後に宗教があったといったところになると思われます。結局は価値観の押しつけによる対立で争いは起きるわけですね。原則論としては、争い(戦争)の構図というのは、「価値観の強要による反発ということが争いの要因となる」ということに尽きます。

そして戦争の方法としては、武力というのは分かりやすいんだけど、経済戦、サイバー戦、思想戦になると一見ではスマートに見えるかもしれないけど、どの方法を取ったとしても多くの犠牲者が出るわけで、どの方法も残酷と思うけどね。ある意味、思想や経済的に殺される人というのは、武力以上に多いのが現実ともいえます。正直なところ、思想や経済的に犠牲になる人と戦争で犠牲になる人に何の違いがあるかは分からないんだけどねwww戦争は外交の方法の一つの方法論に過ぎないわけですが、経済、サイバー、思想などの考えも並列であって、分けてカテゴライズすることにも問題があるともいえます。日本の現状を国防の観点で考えた場合、現状認識が甘すぎると思うし、是正が必要な部分でもあります。当然の話ですが、国防を考えた場合、スパイ防止法などは言うまでもないし、外国人が日本人と同じ価値観ではあり得ないことからしても、法制度が性善論に偏ってることも問題でしょうね。


脱線しましたが、現実論と理想論という考えでみれば、どのように動くべきかというのが見えてくるかと思います。優先順位的に考えた場合、どのような構図を描いて、どの勢力を潰すかといった話になると思います。理念だけで動くと本来の構図を歪めることになりますし、歪んだ構図で争ったとしても、末路としては本来望んでいないものが結果として残る可能性が高いです。優先順位を考えて一時休戦を考えるのも方法論の一つで、目先の脅威と潜在的脅威が一致しているとは限らないです。ホントの国益を考える場合、安易な解決策など存在はしないと思うし、方法論に拘っても仕方ないと思うし、あらゆる方法をどのような形で具体的な方法とするかが大事だと思うけどね。