今日からまた一週間の始まりですね。今日も軽めのネタとなります。


まずは先日の札幌のヒグマの件です。

相変わらずこんなのが出てきましたね。

麻酔銃で眠らせてとありますが、これについてはこの影響が大きいでしょうw

お約束ではあるので、いろんな考察が出ますね。

腕時計型麻酔銃で何を打ち込んでるかも不明ですが、毎回この手の事件が出たときに出てくるのですが、2019年の時の記事を紹介します。これを見ても、実際は麻酔銃の対処は現実的ではないではないということが分かると思います。

因みにこのときも「麻酔銃を撃って森へ返すべきだ」「殺さない方法を考えるべきだ」など反対意見は半分を占めたが、大半は道外からのもので、道内からは対応に賛成する声が多かったとのことで、大体のくだらない意見というのは、ほとんどが外からのものであることが分かると思います。


麻酔銃の場合、ちゃんと体に当てるためには、最低でも10メートルくらいまで近づかなければなりません。職員にとっても大変危険です。動物園で麻酔を使うのとは違い、野生のヒグマは常に動き回っているため、血管に向けて正確に撃つことはできず、筋肉に刺さることになります。そうなれば即効性は無く、薬が効くまでかなりの時間がかかると考えられます。動物園にいるような人に慣れているクマでも、当たったときは驚くし、安静にしていたとしても薬が効くまでは10~15分かかります。興奮した状態だと数時間かかるかもしれないし、効かないかもしれません。


あとは誤解されるのがクロロホルムについてです。知らないと布に染み込ませたら一瞬で意識を失う設定もありますが、これについてもこんな記事が出てました。


○推理小説と麻酔薬 - クロロホルムの真相 -

http://www.aomorih.johas.go.jp/guide/umineko/2020/6.php


布に染み込ませたクロロホルムを嗅いで一瞬で意識を失う、という設定はどこに無理があるのでしょうか。成人の一回に呼吸する量は約500ml、全肺気量(肺の中の空気の量)が約4500mlLとすると、単純に考えても9回は呼吸しなければ全部の肺に行き渡らない事になります。高い濃度で深呼吸をすれば、もう少し回数を減らせそうですが、布に染み込ませた程度では、あまり濃度は高くならないと予想されます。低い濃度のクロロホルムを一回吸っただけでは、①を満たす事が出来ず、到底、意識を失う事は無いと考えられます。また、高い濃度で深呼吸をしたとしても、クロロホルムは現在使われている吸入麻酔薬に比べて、かなり血液に溶けやすい性質を持っているので、②の理由から肺内の濃度が上がるには時間が必要となり、やはり①を満たす事が出来ません。仮に薬の効果で意識を混濁させる事に成功したとしても、血圧は低下し、呼吸が抑制され、低酸素状態を引き起こして生命の危機をもたらす可能性が高くなります。


物語の世界だから面白いのですが、ゾウを30分眠らせる麻酔銃だったり、一瞬で意識を失うほどのクロロホルムというのは、普通に命の危機をもたらすようなものでもあり、麻酔銃も正確に血管を狙わないと意味がないことからも、実際の対処は難しいのは事実なのではありますが、物語の世界と現実の混同は怖いとも思いますねw



続いては、JR東日本の変電所トラブルの件です。

20日の午後5時35分ごろ、東京都渋谷区のJR東日本の変電所で送電設備にトラブルが発生した件です。その影響で、埼京線大崎―池袋間の上下線と、湘南新宿ライン全線の北行・南行、相鉄線直通列車の新宿―羽沢横浜国大間の上下線、中央線快速の東京―高尾間と中央・総武線各駅停車三鷹―千葉間の上下線で運転見合わせになったようです。


トラブルの原因の判明が重要となりますが、意図的なものであった場合は、変電所の設備に問題が発生すれば、これだけの影響を与えることが可能ということといったテストが可能といったところがポイントになると思われます。そして来月からは東京五輪が始まるので、そういったテストが行われていないかはテロ対策の観点からも、事故の可能性もありますが、原因については徹底的に調査したほうがいいと思います。


実際問題、送電設備が止まればエアコンは動かないので、五輪の時期は1年でも最も暑い時期となるわけで、車内に閉じ込められたら、今日以上の大惨事になる可能性もあることから、こういった対策に漏れがないかは確認が必要になると思います。



イラン大統領選の件です。

イランの大統領選については、当初の想定通り強硬派とされているライシ氏が当選したわけで、ある意味既定路線ともいえます。前の大統領のロウハニ氏については、日本とも関係はよかったわけではありますが、今回の大統領の日本のスタンスだけは気になります。

実際のところは、実権はハメネイ師が握っていることからも、大統領が変わることによる影響は殆どないと考えられるので、その点では大きな影響はないとは思います。影響という意味では、トランプ大統領からバイデン大統領に変わったことの方が大きく、トランプ政権で締め付けられていた革命防衛隊が息を吹き返す可能性が高いのと、欧米などが進めようとしている脱炭素による影響のほうが大きく、これらによってイランへの支援となってるわけですね。そして、アメリカ国内の原油産出量が減ることにより、原油を改めて中東に依存する構造が復活し、中東を不安定にさせるといった形で、トランプ政権が進めていた中東安定化の路線が変わってしまうことの要因の方が大きくなり、今までの構造を変えたくないというのが本音のように思います。



最後に対中非難決議見送りの件です。

対中非難決議見送りの件ですが、全野党が賛同した対中決議といった内容ですし、五輪開催直前に何の実効性のない対中非難決議を採決する必要性がどこにあるのか理解出来ません。外交ルートだと毎回のようにこの手の問題については言及しており、全野党が賛同するようなものを敢えてやる目的がどこにあるのかだけは気になりますね。


「連載掲載後、私のSNSには数多くのメッセージが届いたが、いつもは多少はある批判が今回はゼロ。」とありますが、その理由というのがかなり気になりますね。ブロックしてるとか相手にされなくなったとかいうような理由のような気がするけどwww自民党関係者についても、どっかのポンコツ議員でないかだけは気になる案件となります。


最も自民党としては総務会などを通じて全会一致というのが基本となるので、別に幹事長が直接的に影響を及ぼしているのかは不明となりますので、この件で二階ガーというのもどうかとは思いますし、二階氏を批判することが目的のような記事の可能性が高いですね。