北朝鮮の水爆実験の件です。
北朝鮮が6回目の核実験「ICBM用、完全に成功」  :日本経済新聞

北朝鮮の朝鮮中央テレビは日本時間3日午後3時半からの「重大放送」で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水爆実験に「完全に成功した」と発表した。核実験は2016年9月9日の北朝鮮建国記念日以来、1年ぶりで6回目。今年1月のトランプ米政権発足後は初めて。

日本政府によると3日午後0時31分ごろ、気象庁が北朝鮮付近を震源とするマグニチュード(M)6.1の地震波を観測。韓国軍と韓国気象庁によると、核実験の場所は核実験場のある咸鏡北道吉州郡豊渓里(プンゲリ)周辺。日本の気象庁はエネルギー量はM5.3だった16年9月の前回実験の少なくとも10倍に達し、過去最大規模だったとの見方を明らかにした。

日本政府は国家安全保障会議(NSC)を開き、北朝鮮が核実験を実施したと断定。安倍晋三首相は「断じて容認できない。わが国に安全に対するより重大かつ差し迫った、新たな段階の脅威だ。北朝鮮に対して厳重に抗議し、最も強い言葉で断固として非難する」との声明を発表した。

首相は声明で今後の対応について「不測の事態の発生を防ぎ、発生した場合、これに万全の対応を行うため、わが国として不断に必要な態勢をとる」とした。国連安全保障理事会で米国などと連携し「安保理でのさらなる対応を含め、北朝鮮への対応を検討する」と指摘し、北朝鮮への制裁強化を検討する考えを示した。

航空自衛隊は、放射性物質を収集するためT4練習機を国内3基地から飛行させた。小野寺五典防衛相は記者団に「三沢、小松、築城(の各基地)から順次飛ばし始めている。情報収集に努める」と述べた。

北朝鮮は7月4日と28日にICBM「火星14」の発射実験を相次ぎ実施。8月には中距離弾道ミサイル「火星12」4発を米領グアム沖に撃ち込む案を「慎重に検討している」と表明した。同29日に「火星12」を発射。北海道襟裳岬上空を通過し、太平洋の公海上に落下させた。

適当に関連ニュース。

○産経新聞:事細かに取り上げてる印象

北朝鮮核実験 - 産経ニュース

【北朝鮮核実験】北、水爆実験に「完全成功」と報道 「核戦力完成へ総力戦」(1/2ページ) - 産経ニュース
【北朝鮮核実験】金正恩氏は習近平氏の顔に3度泥を塗った BRICS開幕日の核実験、中国権力闘争に影響も(1/2ページ) - 産経ニュース
【北朝鮮核実験】安倍晋三首相、米露首脳と相次ぎ電話会談 「深刻な脅威」共有(1/2ページ) - 産経ニュース
【北朝鮮核実験】防衛省幹部「やりたい放題だ」「正直手詰まり」(1/2ページ) - 産経ニュース
【北朝鮮核実験】トランプ氏、ツイッターで「北朝鮮はならず者国家」 - 産経ニュース
【北朝鮮核実験】金正恩氏はなぜ核実験に踏み切ったのか 体制守る「宝剣」 中国の警戒感を過小評価も(1/2ページ) - 産経ニュース


○読売新聞:いい意味でも悪い意味でも淡々

北朝鮮、6回目の核実験 : まとめ読み「NEWS通」 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
水爆視察の正恩氏「100%国産化」…北が報道 : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
爆発威力で北実験場の山肌陥没、2度目の地震か : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


○日経新聞:経済以外の記事は結構丁寧w

韓国の対話路線空振り 北朝鮮核実験、文政権に試練  :日本経済新聞
トランプ氏、北朝鮮「米に敵対的」  :日本経済新聞
国際社会、一斉に非難 北朝鮮核実験  :日本経済新聞


○朝日新聞:取り上げてる件数は少なめ。強く抗議しているような印象はないww

北朝鮮ミサイル発射に関するトピックス:朝日新聞デジタル

核実験、過剰反応は相手の思うツボ 小田嶋隆さん:朝日新聞デジタル


○毎日新聞:朝日新聞に比べてマシな印象。

北朝鮮核実験 - 毎日新聞

北朝鮮核実験:中露首脳が会談 米韓をけん制 - 毎日新聞
北朝鮮核実験:安保理追加制裁 石油禁輸が焦点 - 毎日新聞


あとは気になったニュースも。ロシア関係。

「万景峰」号 北朝鮮-ロシアの定期便停止|日テレNEWS24

北朝鮮情勢、大規模紛争に発展する恐れ=ロシア大統領

北朝鮮に「深刻な結果」警告=対話解決は維持-ロシア:時事ドットコム

現代ビジネスの記事を一部引用。
結局、ロシアは北朝鮮をどうしたいのか?(北野 幸伯) | 現代ビジネス | 講談社(4/4)

以上、「プーチンは今、北朝鮮をどう見ているか?」という問題について書いてきたが、要旨をまとめると、以下のようになる。

1)プーチンは、「ロシアと米国は戦争中」と認識している。
2)その証拠の一つは、米国が「反ロシア軍事ブロック」NATOを拡大させ続けていること。
3)ロシアにとって北朝鮮は、米国の侵略を防いでくれる重要な「緩衝国家」である。
4)そのため、ロシアは、「戦争反対!」「対話せよ!」と主張し続ける。
5)その一方で、ロシアは、北朝鮮への支援を継続していく。

ロシアの立場は、中国と共通するところが多い。そして、わがままな金正恩は、中国、ロシアという二つの大国から支援を受けている。だからこそ、「北朝鮮問題」は、米国にとって一筋縄ではいかないのである。

適当にニュースを羅列しましたが、今後の制裁が厳しくなる状況で、何故北朝鮮が水爆実験をしたのか。そういう意味では、各国の意図を読み解く必要が出てきます。ロシアについては敢えて記載しましたが、北朝鮮についての思惑はこんなトコかwww

・日本:国際秩序と拉致問題解決
・アメリカ:国際秩序とICBM&核は回避
・ロシア:北朝鮮は緩衝地帯
・西朝鮮:北京と瀋陽軍区の内部闘争
・南朝鮮:慰安婦像

どうでもいいトコは除外して考えると、北朝鮮を現状維持というのは、各国共通でお荷物でしかない朝鮮半島について積極的に関わりたくないということだけは共通認識であるということで、それを北朝鮮は理解しているからこそ、メッセージ性を別の形で打ち出すことで、瀬戸際を見極めようとした動きのように思います。北朝鮮は日米&中露の共通の緩衝地帯でもあるという一面があるとみていいでしょう。決して北朝鮮は制御が出来なくなってこういったことをやってるわけではなく、理知的な判断から行ってると考えないと危険だと思います。半島有事を想定したとしても、特亜全体を巻き込まないと意味がないし、北朝鮮を潰したところで、日本への脅威が減るわけでもないし、単に黒電話を潰したところで何の意味もありません。

そういう意味では、日本が何をするべきかというのを考えると、日本の国内問題の解決以外の事は現段階では出来ないです。北朝鮮の基地への先制攻撃も出来ないし、現段階において、北朝鮮へ行える軍事オプションには制限があるしね。総連と民団を潰すことと、北朝鮮への資金源となりえる可能性のあるものを潰すことくらいじゃないのかなぁww??そして出来ることとして、変な意見を発信する輩を纏めるというのは重要だと思う。。。当然、メディア経由の発言なら、発信したメディアも同罪ですし、識別するためにも必要な過程だと思います。