サイト移転も無事に終わり、連休も今日で終わりといった感じですね。次の祝日までが2ヶ月半近くといった1年の中でも、一番しんどい時期ともいえます。そしてこれからは、米朝首脳会談に向けての駆け引きが激化して、国内の情勢についても、注意が必要になると思います。まぁ、余命さん界隈だと5/16あたりも楽しみともいえますかwww
ここのブログを見て不思議に思った人もいるかもしれませんが、てるみクラブ(例の2点セット)や、共産党の元議員の佐々木憲昭氏のサラブレッドあたりの案件についてあんま触れておりませんが、当ブログのポリシーとして、他のブログ(私人)に関する言及は行わないのと、公式情報以外の情報をベースとした記事は取り扱わないというルールがあったりします。補足資料としてはリンクを貼ることはありますが、記事の主従関係についても気をつけております。

まずは北朝鮮に支局のある共同通信の記事2点セットから。
北朝鮮、米国をけん制 刺激すれば対話「白紙に」 - 共同通信
 【北京共同】北朝鮮外務省の報道官は6日、米国が米朝首脳会談を前に、核放棄するまで制裁を緩めないとしていることや、人権問題を取り上げる構えを見せていることなどを非難し「相手を意図的に刺激する行為は対話ムードに冷や水を浴びせ、情勢を白紙に戻す危険な試みだ」と米国をけん制した。朝鮮中央通信が伝えた。
 報道官は、北朝鮮が非核化の意思を示したことを、米国が制裁や圧力の結果だとアピールして「世論をミスリードしている」と反発。「われわれの平和愛好の意思を軟弱さと勘違いし、圧力や軍事的威嚇を追求し続けるのは、問題の解決に役立たない」と警告した。
あとはこちら。
北朝鮮紙、圧力維持の日本を非難 「悪癖捨てろ」 - 共同通信
 【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は6日の論評で、日本が北朝鮮への圧力維持を掲げながら、米国や韓国を通じ日朝対話を模索していると非難し「悪い癖を捨てない限り、1億年たってもわれわれの神聖な地を踏むことはできない」と主張した。
 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は南北首脳会談で「いつでも日本と対話を行う用意がある」と述べたとされるが、北朝鮮メディアは対日批判を続けている。北朝鮮が非核化に向けた具体的行動を取るまで最大限の圧力を維持すべきだとする日本をけん制する狙いがあるとみられる。
平たく言えば、効いてる、効いてるの一言で十分なのですが、北朝鮮の非核化の意思を示したことで、制裁を緩めない行動について発狂しているように見受けられます。実際はメディア発の情報ということもあって、実際の真意について額面通りに受け取るのも危険ですし、メディアはメディアにとって都合のいい情報しか流さないというのは、各国共通認識ともいえます。そういう意味では、日本のメディアは論外なんだけど、西北南朝鮮のメディアについても、同じことが言えてたりもします。北朝鮮の場合、重要な報道は李春姫アナウンサーといった感じになります。

アングル:北朝鮮の名物女性アナ、核実験発表で再び表舞台に | ロイター

これはおまけww

センスあり過ぎ!あの国のアナウンサーが「北側クリステル」と呼ばれている件w - NAVER まとめ

重要なポイントとして、北朝鮮の意向がどこにあるかは分かりかねますが、各国メディアの意図としては、現状維持が狙いであるということは確かだと思います。これらのニュースで重要なポイントはこれくらいですし、今後の駆け引きが重要であって、会談に持ち込む場合は、どのような形で持ち込むか、もしくは破談するかというのが重要で、会談することについては、そこまで言うほどの意味はないと思います。
実際問題、交渉を行う場合は何かを妥協する必要がありますし、妥協のない交渉というのは、最終的には武力行使の道しか残されていません。そういう意味では、北朝鮮との交渉に何を見出すことが出来るかというのが重要で、どのような交渉を行うかというのがポイントとなります。

ここでこの記事を復習しておきましょう。
149 ぼかしとカット⑧北朝鮮問題 – 余命三年時事日記
米は北朝鮮がどのような譲歩をしようが核開発武装を容認することはありえません。北朝鮮もまた核武装が唯一生き残りの道だと考えています。金正恩の腹づもりは上記の通りかもしれませんが実現はまず不可能でしょう。
今後の交渉の鍵というのは、こういった部分にありますし、米朝首脳会談の形はさておき、平行線に終わる可能性が高いというのが現段階の見立てで、北朝鮮の無条件降伏以外の条件で対話というのは成立しないというところが現在の状況となりますかね??
 

続いてはこちらの話題。
データ入力 別の中国系企業に委託 年金機構「時間限られていた」(1/2ページ) - 産経ニュース
 日本年金機構から年金受給者のデータ入力業務を委託された情報処理会社が、中国の業者に契約に反し再委託をしていた問題で、機構が情報会社と契約を打ち切った後、別の中国系企業に同業務を委託していたことが5日、分かった。機構は「他に業者がなく、時間が限られていたため随意契約したが、情報管理は問題ない」と説明している。
 情報処理会社「SAY企画」(東京都豊島区)は昨年8月、機構から約500万人分のマイナンバーや配偶者の年間所得額などを含む個人情報のデータ入力業務を約1億8千万円で受託。予定していた人員を集めることができず、中国・大連の業者にデータの一部入力を再委託していたことが今年3月に発覚した。
 それ以前から再委託の契約違反を把握していた機構は、2月にSAY企画と契約を打ち切ったあと、外部委託先を探していたが、「確実に業務を遂行してもらうため」として、過去に同様の業務を実施した業者9社に打診。唯一、中国系企業が受け入れた。本来ならば競争入札を行うところだが、機構は「時間が限られている」と判断し、随意契約を結んだという。
予想通りとは思いますが、随意契約で中国系企業に年金データ入力を委託した件となります。情報そのものがどうでもいいといった話ですし、旧社会保険庁を解体しようとしたが、民主党政権で実質的に枠組みを維持したことで起きた可能性があるかもしれませんね。ここで重要なのは、中国系企業へ依頼したことというより、SAY企画が中国系の業者にデータの一部入力を再委託したことで契約を打ち切ってから、別の中国系企業に委託したということが問題なわけです。そういう意味では、SAY企画に委託したのと何が違うのかよく分からないのと、過去に同様の業務を実施した業者9社に中国系企業が既にいたということが問題のように思うのですがwww

分かったのは、騒がれても日本年金機構的に中国系企業への委託は問題視していなかったことくらいしか分からないといったお話ですかね。嫌な言い方ですが、行政コストの削減の為に、日本の企業が受け入れられないような条件で仕事を依頼しようとしていたというのが、問題の本質だと思います。コスト削減ってそんなに美しい話か??とも言いたくもなるわけですが、成果に応じて適切な報酬を支払わないと社会の枠組みとして歪むのは確実といった一面もあるので、この件については日本人の物事の考え方そのものに問題があって、デフレ脱却が難しい根源とも言える話とも言えます。

更に言えば、「時間が限られてた」って、どんな時間だとも言いたいです。国民が一定の時間までにデータ入力を終わらせて欲しいと思ってたとも思えないのですがwww組織の決めた納期で仕事を歪めても終わらせようとする風潮にも問題があるわけで、無理をしてでも終わらせて欲しいという世論があれば話は別ですが、そんな世論があったのでしょうか(棒)こういったのも、働き方改革とも言えると思うし、成果主義が歪むのは必然ですが、それを免罪符にして正当化しようとしていたというところもあるように思えます。
 

最後にこちら。
【外交安保取材】「日本だからこそ…」河野太郎外相が中東外交に注力するワケ(3/4ページ) - 産経ニュース
 「日本だからこそできる形で、中東の安定にもっと貢献できる。これは私の信念だ」。河野氏は昨年12月、バーレーンで開かれた中東の安全保障関連会議でこう演説した。河野氏が中東外交を重視するのは、日本だからこそ中東和平に貢献できるという確信があるためだ。
 日本人は神道や仏教を信仰する人が多く、同時に無宗教の人も多い。キリスト教とユダヤ教、イスラム教のそれぞれの誕生と歴史を背景に、欧米諸国の介入や部族間の紛争が絶えない中東諸国とは、歴史的にも宗教的にも中立的な立場を維持してきた。

中東外交についてなんだけど、河野外相とか安倍首相とかいう話ではなく、今までの外交の路線として、「歴史的にも宗教的にも中立的な立場を維持してきた」という外交方針を維持してきたということが全てだと思います。
日本でなければ、宗教的な問題について中立的な立場を取れないことからも、欧米との仲介役として日本外交が存在していたともいえます。これは今の政権の成果というより、今まで「歴史的にも宗教的にも中立的な立場を維持してきた」という日本の外交姿勢によって注力出来た話であって、今まで外務省が一定の仕事をしていたということは理解して欲しい部分だと思います。
決して外務省が日本の国益のために仕事をしなかったわけではなく、交通整理が出来ていない部分もあったというのが現在の外務省の姿であって、河野外相が交通整理をしている状況ともいえますね。今までやってきた外務省の取り組みがあっての外交であることにも目を向けて欲しいと思っています。