辻元の外国人献金の件ですが、気になる部分として、「外国籍からの献金は受け取れないので、別の会計処理をする」といったところになると思われます。要するに、「会計処理次第では外国人献金の処理は可能」と言ってるに等しいわけですね。ここでもう一つ問題が生じるのが、「外国籍からの献金ということを認識していた」ということに尽きます。

最も、通名献金など今回みたいなケースはさておき、見極めが難しいのも事実ですし、気に入らない政治家を潰すために、こういう献金を行えばいいという前例を作ることはまずいのも事実です。トラップ献金の類は献金側の問題ですし、受け取る側としては、斡旋収賄罪に問えるなら問題ですが、今回の場合は献金側にも大きな問題があると思います。一応、外国籍の弁護士のLAZAKの代表クラスの人間が、政治資金規正法を知らなかったで済まされる問題ではないと思います。弁護士で違法行為を認識していないとなれば、懲戒請求に値するように思います。

辻元については、今回や関生の件から、罪に問うのは難しいと思います。一応、辻元事務所は、夕刊フジへの文書回答として「後援会ではホームページや振込用紙、会報などに『寄付金は日本国籍の個人に限られる』旨の記載をしており、今後も適正な後援会の運営につとめる」とありますので、寄付金という名目でなければ、会計処理は可能ともいえる部分もありますので、こういったスキームで外国籍からの献金を処理するのが常套化していれば大問題ともいえますし、この点については、他の議員も含め、調査したほうがいいかもしれません。


前書きが長くなりましたが、本題は先日のトランプ大統領の一般教書演説からです。

読売新聞の記事の紹介。

アーカイブ版。

https://web.archive.org/web/20190207021037/https://www.yomiuri.co.jp/world/20190207-OYT1T50069/

当り障りのない内容のように思えるかもですが、理想論を掲げるより、今の成果と置かれている現実、そして今後の指針を示すことが重要ですし、その点では今回の演説については、愚直に主張していることからも、素晴らしいと思っております。純粋にアメリカ再生のために動いてる人で、過小評価なのか、意図的に侮辱しているように思えます。

念の為、英文版。

上記のGoogle翻訳。原文を目を通すのがいいと思います。

https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=auto&tl=ja&u=https%3A%2F%2Fwww.vox.com%2F2019%2F2%2F5%2F18212533%2Fpresident-trump-state-of-the-union-address-live-transcript

要旨としては読売新聞の訳である程度合ってるように思います。「偉大な国は、終わりなき戦争はしない」が全てともいえますが、戦争といってもビジネス要素が高いですし、基本的に争いは金といった一面もありますし、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

読売新聞の記事から引用します。
 私が今夜示す計画は、共和党の計画でも民主党の計画でもない。米国民の計画だ。

 我々の多くが中核となる同じ約束のために運動してきた。それは、米国の労働者のために米国の雇用を守り、公平な貿易を要求することだ。国のインフラ(社会基盤)を再建し、再活性化させることだ。保健医療と処方薬の価格を引き下げることだ。適法で近代的で安全な移民制度を作り上げることだ。米国の利益を第一にする外交政策を追求することだ。
雇用を守り、公平な貿易、インフラの再建と再活性化、保険医療と処方薬の価格引き下げ、適法で近代的で安全な移民制度、アメリカのの国益を追求すること。別に変な事は言っていませんよね??
 米国は20世紀、自由を守り、中流階級のありようを一変させた。皆さんが本腰を入れれば、世界の中で米国と競争できるところはない。我々は今、大胆に勇気を持って米国の偉大な冒険の次の章に進まなくてはならない。21世紀にふさわしい新たな生活水準に一新しなければならない。すべての市民が素晴らしい生活の質をもう少しで手に入れられる。

 我々はかつてないほど地域を安全にし、家族を強固にし、文化を豊かにし、信仰を深めるとともに、中流階級をより大きく、より豊かにすることができる。

 そのために我々は復讐(ふくしゅう)や抵抗、報復の政治を拒絶し、協力と妥協、公益の限りない潜在力を追求するべきだ。
個人的にこのくだり好きです。日本も一緒なんだけど、地域を安全にし、家族を強固にし、文化を豊かにし、中級階級を大きく、より豊かにすることが出来るというのは、日本の価値観と似てると思いませんか??ここらへんを見て、トランプ大統領を批判してる人ってどの程度いるのでしょうか??復讐や抵抗、報復の政治を拒絶して、協力と妥協、公益を求めるということも一緒ですし、ポリコレなどの負の循環を整流化する必要があると思います。日本再生もアメリカ再生も根っこは一緒だし、基本的な部分においては、アメリカと価値観を共有出来ると思います。いい意味でも悪い意味でも、日本もアメリカも愚直な部分もあって、要領は決してよくないので、敵を作ることは少なくないのは事実で、高潔な価値観を持っている数少ない国だと思っています。

「偉大さか停滞か、成果か抵抗か、未来か復讐か、途方もない進歩か無駄な破壊か、選ばなくてはならない」というのも、今の日本と全く一緒なんですよ。
 この2年間、私の政権は、何十年にもわたり両党の指導者が放置してきた問題に立ち向かうため、切迫感をもって歴史的なスピードで行動した。大統領選からたった2年余りで、我々は空前の好景気をもたらした。かつてないほどの好景気だ。530万の新規雇用を生み出した。製造業で60万の新規雇用を創ったのは特筆できる。誰もがそんなことはできないと言っていた。事実は、これはまだ始まりということだ。

 賃金はこの何十年で最速のペースで増え、私が身を挺(てい)して支援すると約束したブルーカラー労働者で一番伸びている。500万人近い米国人が低所得者向け食料品購入券「フードスタンプ」の支給対象から外れた。米国経済は私が就任した時に比べ、ほぼ2倍の速さで成長している。米国経済は、世界のどこと比べても圧倒的な差をつけて活況だといわれている。

 失業率は半世紀で最も低い。アフリカ系米国人、ヒスパニック系米国人、アジア系米国人の失業率も、史上最低水準だ。障害を持つ米国人の失業率も史上最も低い。歴史的に最多の1億5700万人が今、就労している。

 我々は就労世帯に大規模な減税を行い、児童扶養控除を倍にした。小規模の企業や牧場、家族経営の農場にかかる不動産税や相続税を実質的に廃止した。

 とても不人気だった医療保険制度オバマケアの加入義務違反に対する罰金を廃止した。重病患者が救命治療を受けられるようにした。未承認薬を使えるようにする法案を通過させた。

 私の政権はほかのどの政権が任期中に達成したよりも多くの規制撤廃を短期間で実現した。歴史的な減税と規制緩和の結果、多数の企業が米国に戻ってきている。
アメリカで新規雇用を生み出しており、「フードスタンプ」の対象からも外しており、失業率も最も低く、アフリカ系米国人、ヒスパニック系米国人、アジア系米国人の失業率も低いし、障害を持つ米国人の失業率も低く、歴代最多の人が就労できてる状況です。就労世帯への減税、児童扶養控除の拡大、小規模な企業や農場などの事業者に対しての負担を軽減させたとあります。

これって本来の政策だと思いますし、オバマケアの見直しも妥当です。

「オバマケア」が機能不全に陥っている理由 | アメリカ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

保険会社撤退続出、存続の危機に瀕するオバマケア  WEDGE Infinity(ウェッジ)

オバマケアは実質的に理想論であって現場としては迷惑で機能しなかったというのが、結論になると思います。機能しない政策は政策ではないのです。といった話と思います。
 米国でエネルギー革命を起こした。米国は今、世界一の石油と天然ガスの産出国だ。今や、約65年ぶりにエネルギーの純輸出国となる。
エネルギー大国だし、意図的に輸入に依存して、資源疲弊を避けてた印象ですか。
 平和と法律があるところには、戦争も捜査もあるはずがない。そんなことにはならないものだ。

 我々は国外の敵を打ち負かすため、国内で団結しなければならない。
これは基本ですが、戦争や捜査にならないためにも、国内の団結と法律が有名無実化してはいけないし、法律が機能しないというのは、戦争を招くことを意味します。
 今、共和党と民主党は、差し迫った国家の危機に立ち向かうために再び力を合わせなければならない。

 国土を守り、南部国境を厳重に警備する予算案を通すために、議会には10日の期間が残っている。

 今こそ、米国が不法移民をなくし、密入国を手引きする冷酷な一味や組織、麻薬密売人や人身売買組織を壊滅するために取り組んでいることを、議会は世界に示すときだ。
アメリカとして、国家の危機に立ち向かうためにも力を合わせないといけないし、そのためにもか壁を作ることは一定の意味があるということは、民主党側も理解していると思いますが、選挙対策でトランプの功績をさせたいんと同時に失点を作るといった政局にあるというのが、現状だと思います。
 これは倫理問題だ。南部国境の無法状態は、すべての米国民の安全、治安、金銭的安定に対する脅威だ。我々は、国民の暮らしと雇用を守る入国管理体制を作り出す義務がある。

 これには、規則を守り、法令を順守している、今ここに暮らす何百万人もの移民に対する我々の責任も含まれる。合法な移民は、様々な形で我が国を豊かにし、社会を強くする。私は我々の国に、かつてないほど多くの人々に来てほしい。しかし、それは合法的でなければならない。

 不法移民ほど我が国の政治的、階級的な分断を明示する問題はない。豊かな政治家や献金者は、壁と門と警備に守られながら、国境の開放を求めている。一方で、米国の労働者たちは、雇用の減少、低賃金、教育の負担、社会保障の衰退といった大規模な不法移民の代償を払っている。

 不法移民への寛容は思いやりではない。現実は非常にひどいものだ。(米国を目指し)北上する女性の3人に1人が性的暴行を受けている。密売人たちは、我々の法律を悪用し、我々の国に入国するために移民の子供を人質として利用する。

 人身売買業者たちは、何千人もの少女や成人女性を米国に密入国させ、彼女らを売春に従事させるため、我々の通関施設間の広い地域をたくみに利用している。
「無法状態は、すべての米国民の安全、治安、金銭的安定に対する脅威」の通りで、きちんと管理できない限りは安定はないと思います。現役世代に対して、不法移民を受け入れるということは、雇用の減少、低賃金、教育の負担、社会保障の衰退といった大規模な不法移民の代償を払うことになります。不法移民への寛容といった代償で、実生活に影響が出ているわけで、トランプ政権としても、不法移民に対して対策が必要と思ってるわけです。どっかに密航者に対して偽名を騙らせて特権を与えてる国があったけどwww

 我々は今、中国との新しい貿易協定に取り組んでいる。しかしその新たな協定には、不公正な貿易慣行を終わらせ、慢性的な貿易赤字を減らし、米国の雇用を守るために、実質的で構造的な改革が含まれなければならない。

 もう一つの歴史的な貿易の大失敗は、北米自由貿易協定(NAFTA)として知られる大惨事だ。

 私はNAFTAによって夢を砕かれたミシガンやオハイオ、ペンシルベニア、インディアナ、ニューハンプシャー、さらに多くの州で男女に会った。何年もの間、政治家はより良い協定を交渉すると公約してきた。しかし、今まで誰も実行を試みなかった。

 我々の新しい「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」は、NAFTAに取って代わり、米国の労働者のために役割を果たすだろう。それによって、米国の製造業に雇用を取り戻し、米国の農業を拡大させ、知的財産を保護し、より多くの車に「メイド・イン・ザ・USA」の美しい四つの単語を誇らしげに刻印することを保証できる。
NAFTAが抜け穴になってたのもあったので、新たな貿易協定を締結させて、技術の強制移転や知財関係の対策などの構造改革は重要だと思います。基本的に無法地帯を作ることはよろしくありませんので・・・。


疲れたのでここらへんで・・・(汗)