昨日の記事は思ったより反響があったようですね。

CFAフランと通貨支配について-ぱよぱよ日記

基本的に直接的に言及はしないんだけど、フランスとCFAフランについて、全体的な意味合いとしては間違ってはいないが、一部について疑念があったので、取り上げさせていただきました。自分も大した知識があるわけでもないのは承知してるのですが、「外患準備が直接的な搾取ではなく、 搾取する枠組みを作っているのは、CFAフランそのものにある」と書いたわけです。CFAフランという通貨の保障をフランスが行っているのは一定のメリットもありますが、このような発言が出る地点で、弊害の方が大きかった可能性が高いように思います。

アフリカ人「フランスじゃなく、イギリスの植民地が良かった」 | ゆかしき世界

そして、こちらの記事も紹介しておきます。

ユーロと同等?アフリカ最強の通貨があることを知っていますか|遼太郎|note

この最強の通貨として、CFAフランとありますが、通貨の強弱が国益と繋がるとは限らないというのは、日本人ならよく知ってると思うけどなぁwww「有事の円買い」が全てですし、円高が国益に繋がると思ってる人は少数ではないでしょうか??

フランスの意向込みのユーロと対比した固定相場のCFAフランと、今後取り組もうとしている単一通貨「ECO」の変動相場制のどっちがマシなのかは不明ですが、こういった取り組みも一理あるかもしれませんね。


こちらの記事を紹介します。
小泉環境相が国連デビュー 気候変動「日本は本気」  :日本経済新聞

【ニューヨーク=大島有美子】小泉進次郎環境相は22日、ニューヨークの国連本部内で開かれた気候変動問題に関連する会合に出席した。国連総会の期間中は各国の環境担当閣僚との会談もこなす。記者団に対して「スピード感を持って、できることは全部やる。日本は本気だということを伝えるべく動きたい」と抱負を述べた。

国連の会合では各国の代表が、都市で温暖化ガスの排出を抑える施策について話し合った。小泉氏は準備した紙を読まず、冗談も交えながら英語でスピーチした。

小泉氏は東京都や京都市に続き、横浜市でも2050年までに温暖化ガスの排出を実質ゼロにするよう要請した話を紹介した。横浜市はこれまで「50年を見据えて」と表現していたが、小泉氏の要請で前向きな姿勢を示したという。会合では「政府の役割も非常に重要で、世界の脱炭素化に積極的に関わっていく」とも強調した。ただ、具体策は盛り込まなかった。

小泉氏が就任後、国際的な会合に出席し外交に携わるのは初めて。12月に開催予定の第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)で議長国を務めるチリの環境相とも会い、連携を確認した。記者団に対し「日本が気候変動の取り組みで、世界で主導的な役割を果たしたいという思いを伝えることができた」と手応えを示した。

アジア地域の再生可能エネルギーの利用を促す会合後の記者会見では、気候変動問題に取り組むことは「楽しく、クールでセクシーだ。若い世代がキーになると思う」と述べた。

23日には欧州連合(EU)など各国の首脳級が集まる「気候行動サミット」に出席する。米国やドイツの環境担当閣僚との会談を予定している。
こちらのツイートを紹介します。
ざっくりといえば、環境問題への取り組みについて、ネガティブなものではなく、イケてるとか魅力的なものであるべきみたいなニュアンスで、コスタリカの外交官クリスティアナ・フィゲレス氏の発言について同意したといった内容であって、リップサービス的な位置付けの発言であって、こういった振る舞いが出来るというのは、政治家としての一つの資質を持っていると思うけどね。

最も自分として、この人が好きでも評価してるわけでもないけど、世界の脱炭素化に取り組むことについては、世界的な潮流であって、日本政府の指針に沿った内容とも言えるし、この発言自体を否定するつもりはありません。

「脱炭素化」については、閣議決定した内容であるということは重要です。

石炭火力についても、以下のように語ってます。

ESG投資については以下となります。具体的な意味は分かっておりませんが。。。

ESG投資とは? | 大和証券





とはいえ、環境省という立ち位置での取り組みについては妥当ですし、そこまで言うほど変なことは言ってないし、実際に(非効率な)石炭火力の減らすことについては、政府方針の内容ともいえます。以下の記事を紹介します。
石炭火力の新設規制、小型は事実上禁止に 経産省  :日本経済新聞

経済産業省は発電効率の低い石炭火力発電所の新設を規制する方針を固めた。年内にも省エネルギー法に基づく告示で、小型発電所の新設を事実上禁じる。石炭火力は二酸化炭素(CO2)の排出量が多く、国際的に撤退や投融資を打ち切る方向にある。政府は非効率火力を増やさない方針を明示し国際社会や投資家に高効率火力を維持することへの理解を求める。
ここで重要なのは、「非効率火力を増やさない方針を明示し国際社会や投資家に高効率火力を維持することへの理解を求める」ということで、石炭火力そのものを否定したわけではないわけです。

日本の石炭火力についての実情も重要となります。


石炭火力は否定はしておらず、重要なのは効率化であって、石炭火力の可能性も踏まえて、日々技術革新に取り組んでおります。エネルギー源の比率のバランスを取ることが重要ですし、日本は一連の課題について、真摯に取り組んでおり、そのテクノロジーについて前向きに捉えて、挑戦し続けてるわけです。小泉環境相の思ってることがどこにあるかはわかりませんが、与えられた課題に向けて、きちんと取り組もうとしているようには思っております。