今日は中東情勢その1です。多分、イラクとイスラエルは忘備録も兼ねて調べる必要があるので続くと思われます。

何かきな臭いです。

ビンラディンの息子の死亡について

ビンラディン息子の死亡確認 トランプ米大統領 (写真=AP) :日本経済新聞

【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は14日、声明を発表し、国際テロ組織アルカイダの指導者だった故ウサマ・ビンラディン容疑者の息子、ハムザ・ビンラディン容疑者の死亡を確認した。アフガニスタンやパキスタンでの米国の反テロ作戦で死亡したとしている。

声明ではハムザ容疑者がアルカイダの指導者の一人として様々なテロ集団との交渉などを担当していたと指摘。容疑者の死はアルカイダの活動を大きく弱体化させるとしている。

ハムザ容疑者は年齢は30歳前後とされ、「聖戦(ジハード)の皇太子」との異名もあった。米国は2017年、ハムザ容疑者を「国際テロリスト」に指定、19年2月には最高100万ドル(約1億800万円)の懸賞金を出すと発表していた。

米メディアは7月、ハムザ容疑者の死亡を報じていたが、米政府は確認を避けていた。トランプ政権がアルカイダをかつて支援したアフガンの反政府武装勢力タリバンと、同国政府の和平交渉の仲介を試みていたことが影響した可能性がある。
国際テロ組織アルカイダの指導者だった故ウサマ・ビンラディンの息子のハムザの死亡が確認されたとのことです。アメリカメディアでは7月の段階でハムザの死亡を報じていたが、今回のトランプ大統領の声明によって、事実と確認されたといったところです。

ウサマ・ビンラディンの20人くらい息子がいるようですね。

ウサーマ・ビン・ラーディン - Wikipedia

アルカイダについても、イスラム過激派組織という名目ですが、オウム真理教と似たようなものだと思います。イスラム国はオウム真理教を模倣して作られた可能性が高いです。過去エントリについて紹介します。

オウム真理教関係-ぱよぱよ日記

ここでアルカイダについて振り返ってみましょう。
アルカーイダ - Wikipedia

また、ブッシュ家と深い関係にあるサウジアラビア王族のバンダル・ビン・スルターン(又はその背後のサウジアラビア総合情報庁)が、アルカーイダなどの過激派に対して、隣国イラクやシーア派の軍事大国のシリア、イランを弱体化させる目的に影で支援してきたとされ、駐シリアヨルダン大使やイラン、一部のジャーナリスト、学者は、アルカーイダの真の指導者はバンダルであると主張している。
サウジアラビア王族のバンダル・ビン・スルターンなのですが、ブッシュ家とバンダルとの親密さから、バンダル・ブッシュとか言われてたようですwww

バンダル・ビン・スルターン - Wikipedia

ブッシュ家といえば、CIAとウォール街との結びつきが深いわけですが、そういった連中がアルカイダを作って動いてたとなれば、9.11の自演説もあながち嘘ではないと言われてもおかしくないわけです。こちらについては、以下の記事を紹介します。


9.11以降にイラク戦争が起こり、何が起きたかというのは知って欲しいです。一応の開戦の口実は以下となります。
イラク戦争 - Wikipedia

・イラクは大量破壊兵器の保有を過去公言し、かつ現在もその保有の可能性が世界の安保環境を脅かしている
・独裁者サッダーム・フセインが国内でクルド人を弾圧するなど多くの圧政を行っている
・度重なる国連査察の妨害により、大量破壊兵器の廃棄確認が困難である
・度重なる査察妨害によって、湾岸戦争の停戦決議である国連安保理決議687が破られている
・国際連合安全保障理事会決議1154で「いかなる侵害も、イラクにとって最も重大な結果をもたらすであろう」という、湾岸戦争停戦協定破棄条件の決議、つまり最終警告がされていた。
・決議1441では『最後の機会』が与えられたにもかかわらず、イラク側は査察に積極的な協力をしていない。
戦争に行ったアメリカ兵の告発は一つの真実ともいえます。



結局はお金になるから戦ってるわけで、「敵は5000マイルも離れたところにいるわけじゃない。 目と鼻の先にいる!」の通りでしょう。

ざっくりとした内容ですが、この辺を考える上で重要な要素ではあると思います。

タリバン関係

タリバン 米と和平協議再開を希望=露外務省 - Sputnik 日本

カブロフ大統領特使がモスクワでタリバンの代表団を迎え入れ、米国との和平協議を再開する必要性を呼びかけた。一方、タリバン側も米国政府と交渉を継続する意向を明らかにした。
タリバンとの対話に懐疑的だった米国のボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が10日に解任されたことから、タリバン側は、アフガニスタンの和平実現に向けてロシアから米国への働きかけを期待している可能性がある。

トランプ大統領は9月8日、アフガニスタンの首都カブールで起きた自爆テロで米兵士1人を含めて12人が死亡したことを受け、予定していたアフガニスタン反政府勢力タリバンの有力指導者との秘密会談を取りやめた。

アフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領とタリバンの指導者は8日にワシントン近郊の大統領山荘「キャンプデービッド」でトランプ氏と個別に会談する予定だった。しかし、トランプ氏は、カブールで起きたテロを受けて、会談をキャンセルしたと説明した。それに伴い、タリバンとの和平協議も中止となった。
タリバンの紹介から。Wikipediaの概要部分のみ。
ターリバーン - Wikipedia

ソビエト連邦のアフガニスタン侵攻(1979年12月24日~1988年)に驚いたアメリカ合衆国大統領ジミー・カーターはCIAにアフガニスタンの反乱軍を武装強化して、ソビエトの侵攻を阻止するように総額30億ドルの予算、でソビエトを苦しめ追い込む目的で、大統領令にサインしたが、彼は当時共産主義についての知識と経験と理解が希薄で、後に引き起こされる9.11の世界貿易センタービルでの同時多発テロ攻撃の標的にアメリカが成るなど想像も出来なかったし、当時のCIA長官スタンスフィールド・ターナーは言われた内容に疑問を抱かずに命令作戦を実行した。これは、生え抜きの職員では無く、海軍大将から異例の抜擢だった事が原因で有った。 CIAからの武器提供大規模軍事支援で勢いづき、12万人のソビエト軍を撤退に追い込んで共産政権を打倒した、この時に最も有効な武器は、スティンガーミサイルだった、ことごとく射程距離に入ったヘリコプターは撃墜されソビエト空軍は低空飛行を最も恐れ、衰退の原因とも成ったが、10年後ソビエト撤退後大量の武器弾薬が温存されて、提供したアメリカを苦しめる武装勢力を産む結果に成った。 ムジャーヒディーンたちが内輪揉めから再び戦闘を始め、長年の内戦の中で無秩序、無法状態に陥っていたアフガニスタンの現状を憂えてイスラム教に基づき治安と秩序の回復のために立ち上がったことを起源とする武装勢力。パシュトゥーン人の割合が多い。パキスタンの強力な支援を受けて急激に勢力を拡大、カンダハールを拠点とし、北に軍を進め、首都カーブル、そして北部の主要都市マザーリシャリーフを制圧し、2001年9月11日の米国同時多発テロ事件のころまでに国土の大部分を支配するに至った。
アフガニスタン紛争については以下の記事を紹介します。

アフガニスタン紛争 (1978年-1989年) - Wikipedia

タリバンについても、CIAが関与しているみたいですね。この件も、9.11の同時多発テロに関連しているみたいです。

タリバンとの和平交渉について、以下の記事を紹介します。


タリバン幹部とアフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領を招いて極秘会談を行う予定だったが、アフガニスタンの首都の自爆テロで米兵が亡くなったことを受けて、会談を中止になりました。ボルトン氏の解任の背景の一つともいえます。


ロシアが今回仲介??することになったかといえば、アフガニスタン紛争やタリバーンとの何らかの縁があったようにも思います。事情が事情なだけに、アメリカの力だけでは、こことの交渉は難しいのが事実で、アメリカとの和平協議がどうなるかが重要ともいえます。背景を考えると、落とし所が見えてきそうな気がします。

サウジアラビアの石油施設の攻撃について

サウジ石油施設にドローン攻撃、2か所で火災 フーシ派が犯行声明 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

【9月14日 AFP】(更新、写真追加)サウジアラビアの東部(Eastern)州で14日午前、国営石油会社サウジ・アラムコ(Saudi Aramco)の施設2か所が無人機(ドローン)による攻撃を受け、火災が発生した。内務省が明らかにした。イエメンの反政府武装組織フーシ派(Huthi)が犯行声明を出した。

 内務省は国営サウジ通信(SPA)を通じ、「午前4時(日本時間同日午前10時)にアラムコ社の産業セキュリティーチームが、アブカイク(Abqaiq)とクライス(Khurais)にある施設2か所で、ドローンがもたらした火災への対応を開始した」と発表するとともに、「2か所での火災は、火の勢いが食い止められた」と明かした。

 内務省はまた、施設への攻撃を受けて捜査に乗り出したと付け加えた。だがドローンの出所や犠牲者がいたかどうか、施設の操業に影響があったかについては明らかにしていない。

 被害の全容はまだ分かっておらず、現場となった施設の警備をサウジ当局が強化しているとみられ、報道陣は付近への立ち入りを認められていない。

 その一方、フーシ派傘下のテレビ局アルマシラ(Al-Masirah)は、フーシ派が「サウジ東部のアブカイクとクライスにある製油所を標的とし、ドローン10機を伴う大規模な作戦」に乗り出したと伝えた。

 同国では先月にも、アラムコの天然ガス液化施設に対する攻撃があり、火災が発生。フーシ派が犯行を主張した一方、アラムコによると犠牲者はいなかった。(c)AFP
国営石油会社サウジ・アラムコの施設2か所がドローンによる攻撃を受け、火災が発生した件となります。フーシ派が犯行声明を出したようです。フーシ派について、Wikipediaの記事を紹介します。
フーシ - Wikipedia

フーシまたはフシ(アラビア語: حوثیون‎、英語: Houthis)こと、アンサール・アッラー(アラビア語: أنصار الله‎、英語: Ansar Allah、日本語で「神の支持者」を意味する)は、イエメン北部サアダ県から発展し、北部を拠点に活動するイスラム教シーア派の一派ザイド派の武装組織である。
シーア派については以下の通り。
シーア派 - Wikipedia

シーア派の信者はイスラム教徒全体の10%から20%を占めると推定される。2009年には、信徒数は約2億人と推定される。信徒は世界中に分布するが、イラン、イラク(国内のムスリムは全人口の95%、全人口の3分の2がシーア派)、レバノン(政治的理由から公式資料なし〔レバノン内戦参照〕だが、人口の半数を超えていると言われる)、アゼルバイジャン(85%)では特にシーア派住民が多い。またイエメン(45%)、パキスタン(20%)、サウジアラビアの東部(10%)、バーレーン(70%)、オマーン、アフガニスタン(ハザーラ人など)にも比較的大きな信徒集団が存在する。
宗教要素はそこまで重要ではないのですが、属性については重要な要素となります。

脱線しましたが、フーシ派を考える上で、イエメン内戦は重要です。

2015年イエメン内戦 - Wikipedia

この記事を見た感じ、ハーディ大統領側をサウジアラビアを中心とするイスラム教スンニ派諸国が、シーア派を奉ずるフーシ派をイランがそれぞれ支援する代理戦争という側面もあるようですね。イエメン内戦について、以下の記事を紹介します。


こちらの記事も紹介します。

サウジアラビアは親米国とされてきておりましたが、どのような形の親米であるのかというのも、議論が必要になりそうな気がします。イエメン内戦でサウジアラビアへの軍事支援を停止したりとか、冒頭の内容になりますが、サウジアラビアの王族で「バンダル・ブッシュ」といった感じの繋がりもそうですが、中東で混乱を招いてるのがどこであるのかというのと、利権の繋がりを含めて、中東情勢を見てみるのもいいと思います。