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菅政権基本方針


新型コロナウイルス感染症や激甚化する自然災害など、かつてない難題が山積する中、「政治の空白」は決して許されない。国民の皆さんが安心できる生活を1日も早く取り戻すため、安倍政権の取組を継承し、更に前に進めていく。

我々の目指す社会像は「自助・共助・公助、そして絆」であり、その認識の下、地方の活性化、人口減少、少子高齢化をはじめ山積する課題を克服していくことが、日本の活力につながるものと確信している。そのため、行政の縦割りや前例主義を打破して、既得権益にとらわれずに規制の改革を全力で進める「国民のために働く内閣」をつくり、国民の期待に応えていく。

1.新型コロナウイルス感染症への対処
まず、爆発的な感染を絶対に防ぎ、国民の命と健康を守る。その上で、感染対策と社会経済活動との両立を図る。年初以来の新型コロナウイルス感染症対策の経験をいかしメリハリの利いた感染対策を行いつつ、検査体制を拡充し、必要な医療体制を確保する。来年前半までに、全国民分のワクチンの確保を目指す。

2.雇用を確保し暮らしを守る
依然として厳しい経済状況の中で、雇用の確保、事業の継続を通じて国民生活を守るため、引き続きあらゆる対策を講じる。その中で、感染対策をしっかり講じることを前提に、観光、飲食など新型コロナウイルス感染症によってダメージを受けた方々を支援する。まずはこの危機を乗り越えた上で、新型コロナウイルス感染症によって明らかになったデジタル化などの新たな目標について、集中的な改革、必要な投資を行い、再び力強い経済成長を実現する。

3.活力ある地方を創る
地方の所得を向上させ、地方の消費を活性化することは日本全体を元気にするために不可欠である。活力ある地方を創るべく、外国人観光客の誘致、農産品の輸出促進等の取組を更に進める。最低賃金の全国的な引上げを行い、観光や農業改革をはじめ、頑張る地方を全力で応援する。

4.少子化に対処し安心の社会保障を構築
喫緊の課題である少子化に対処し、誰もが安心できる社会保障制度を構築するため改革に取り組む。そのため、不妊治療への保険適用を実現し、保育サービスの拡充により、待機児童問題を終わらせて、安心して子どもを生み育てられる環境をつくる。さらに、制度の不公平・非効率を是正し、次世代に制度を引き継いでいく。

5.国益を守る外交・危機管理
我が国の安全保障環境が一層厳しくなる中、機能する日米同盟を基軸とした外交・安全保障政策を展開していく。国益を守り抜くため、「自由で開かれたインド太平洋」を戦略的に推進するとともに、中国をはじめとする近隣国との安定的な関係を構築する。「戦後外交の総決算」を目指し、特に拉致問題の解決に向けた取組に引き続き全力を傾ける。
安全保障上の脅威、自然災害など、あらゆる緊急事態・危機に、迅速かつ的確に対処する。
先日の記者会見も併せて紹介します。


菅政権の基本方針の件です。全体を通してみて、安倍政権の取り組みを継承させつつ、「行政の縦割りや前例主義を打破して、既得権益にとらわれずに規制の改革を全力で進める」といった形で、国内を強化していくように見受けられます。外側からは安倍さん、内側からは菅さんといった形で、取り組んでいくんだと思います。

「自助・共助・公助、そして絆」というのは、まずは自分でやってみる。そして家族、地域でお互いに助け合う。その上で政府がセーフティーネットでお守りをする。こうした国民から信頼される政府を目指していきたいといった想いがあるみたいですね。

デジタル化だったり、活力のある地方を作るということで、観光や農業改革などとした地方の取り組み強化など、不妊治療への保険適用、制度の不公平・非効率を是正など、安倍政権で残されていた課題を解決していくといった取り組みも行われており、その点においては、安倍政権時代よりも進むのは早いと思います。地方については地銀関係の話もありましたので、過去記事を紹介します。


「5.国益を守る外交・危機管理」については、安倍政権の踏襲とありますし、国益を守り抜くため、「自由で開かれたインド太平洋」を戦略的に推進するとともに、中国をはじめとする近隣国との安定的な関係を構築と、近隣国との安定的な関係について踏み込んでいるところも特徴になるかと思います。「安定的」というのが、どこを意味するかというのも重要となりますが、こればかりはどのような意味なのかは今のところは分からないです。「戦後外交の総決算」と拉致問題の解決というところも強い意志を感じます。「戦後外交の総決算」というのは、戦後レジームからの脱却を意味しますし、外堀の方は埋まってるので、残りの課題の国内問題の解決というのが重要ともいえます。

一応こんな記事が出て、一部で発狂している人もいますので一応・・・。
全文は以下となります。

これまでの「安倍政権における政権合意(平成29年10月23日)を継承」とありますので、当然こちらの内容は含まれます。こちらの内容は以下となります。

1、北朝鮮問題への毅然とした対応

○差し迫った北朝鮮の脅威には、米国・韓国・中国・ロシアをはじめとする国際社会と連携・結束して、圧力を最大限に強化し対処する。

○毅然とした強い外交力によって、核・ミサイル・拉致問題の包括的な解決を図り、国民を守り抜く。
最も基本方針に明記してますし、菅政権のネガティブキャンペーンとして、これが利用された形というか、この辺も創作記事と思いますので、振り回されないようにww
あと豊田真由子氏のこの記事も結構面白いので、目を通すのもありだと思います。個人的にこの人は嫌いじゃないですし、密かに復活してほしいと思ってる人でもあります。
記事に「これをやる!と決めたら、一所懸命、コツコツ積み上げて、やり遂げる。楽して得しようとかは、決して考えない。元々は参謀タイプで、裏方で全体を見て、先を見通して準備をし、実現する。」とあります。状況から見ても、ある程度準備が出来ての登板のような気がしないでもないし、外国の情勢を見る必要もありますが、今後は国内についても、ある程度見ておいた方がよさそうですね。

河野行革相www


16日に発足した菅義偉(すが・よしひで)内閣の河野太郎行政改革担当相は17日未明に首相官邸で行った記者会見で、着手する行革について「延々とここで(記者会見を)やるっていうのは前例主義、既得権、権威主義の最たるものだ。こんなものさっさとやめたらいいと思う」と述べた。

新内閣発足や内閣改造の際は、初閣議後に首相官邸で閣僚が順番に記者会見を行うのが慣例となっている。河野氏は「この記者会見も各省に閣僚が散ってやれば、今ごろみんな終わって寝ている」とも述べた。一部閣僚は官邸での記者会見終了後、担当省庁に移動して改めて記者会見を行っている。
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早速の仕事といえば仕事なのですが、新閣僚記者会見ですが、16日午後10時50分過ぎから始まり、河野氏が登場したのは17日午前1時で、最後の井上万博相が終えたのは午前1時45分だったわけで、こんな記者会見などメディアが必要なだけで、こんな慣例は不要であるのは事実で、こんなもん翌日にでもやればいいというのはあるでしょうw

そんなわけで、廃止について検討するようです。無駄ですからねwww

あとはこちらの記事を紹介します。

河野太郎行政改革・規制改革相は17日、自身のホームページに「行政改革目安箱(縦割り110番)」を立ち上げた。名前や住所、意見を書き込む入力フォームを設けた。寄せられた意見には全て自身が目を通すという。

河野氏はツイッターで「無駄な規制、仕事を妨げている規制、役所の縦割りで困っていること等々、規制に関する情報をお送りください」と呼びかけた。「霞ケ関からのインプットも歓迎します」と記し、中央省庁職員にも情報提供を求めた。

同日夕の記者会見で、既に約700件の意見が届いたと説明した。詳細な規制改革の要望も多く「なるべく具体的なものからしっかり手をつけたい」と述べた。

スピード感を重視し、自身のホームページに開設したが、内閣府が運営する「規制改革ホットライン」への移行なども検討するとしている。

加藤勝信官房長官は同日の記者会見で、河野氏が立ち上げた「縦割り110番」について「スピーディーな対応を河野氏がとった」と説明した。名前や住所などの情報が流出する懸念に関しては「セキュリティー状況も踏まえ、投稿する方は投稿する」と語った。

菅義偉首相は16日の記者会見で「『縦割り110番』みたいな、国民から現実に起きていることを(聞いて)参考にしたらどうだと河野氏に指示した」と話した。行政の縦割りや既得権益、前例主義を打破し、規制改革を進める意向を示した。
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河野氏のTwitterです。
このようなフォームになっております。名前とメアドと住所が必要となっておりますので、きちんとした行政改革に関する意見であれば、河野氏も見ると思います。全部が全部は見きれないでしょうし、見苦しいものは破棄するとは思いますがwww


あとは、河野行政改革担当大臣は記者会見で、国家公務員の志望者が減少しており、極めて危機的な状況だとしたうえで「霞が関のブラックな状況をホワイト化する」と述べ、むだな業務を見直し、国家公務員の働き方改革を優先的に進めていくとありましたので、これについては是非とも進めてほしいと思います。

恐らく、国家公務員の志願者減少は、特に国会対応にあたってる職員などでしょうし、霞が関のブラックな状況の大半は、メディアや野党で作り出されてるものだと思いますので、「霞が関のブラックな状況をホワイト化する」という意味では、野党とメディア対策をやるのが手っ取り早いと思われます。この辺は河野氏のサイトに投下してもいいと思うwww

河野行革相というのは面白い人事というか、こんな位置付けですし、案外いろいろと楽しめるかもしれませんね。この人は有能ですし、メディア対応含めて、こういった仕事にも適正があるといった人材なだけに、ここらへんも楽しめるかもしれませんね。

甘利税調会長続投について


 菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)は17日、甘利明税制調査会長の続投を決めた。首相は来年度の税制改正で新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた企業への支援やデジタル化推進に向けた企業への税制優遇が重要となるため、税制やデジタル分野など幅広い政策に明るい甘利氏の協力が必要と判断したとみられる。

 甘利氏は安倍晋三前首相の盟友として知られ、経済産業相や党政調会長を歴任。昨年9月から党税調会長を務めている。
甘利税調会長は当然ですが続投しましたね。自民税調会長は甘利氏が会長になるまでは財務省OBがやってましたので、その点では昨年の人事でも最重要な部分でもありましたので、ここが崩されないのであれば、政権的には問題はなさそうですね。ここで財務省OBをねじ込められたら党内の力学も変わってきますしね。

当然のことですが、新型コロナでやばいときに増税とかいうのは正気の沙汰ではありませんし、この人に任せるのがいいと思います。
他にも2021年度税制改正で企業のデジタル化投資を支援する方針ともありますし、そういった観点でも甘利氏には期待したいと思います。