今日で9月も終わりです。アベロスから1ヶ月、スガ首相になってからは、安倍元首相とは違う楽しみ方も出来てる部分もあって、この流れも今思えば、必然のように思います。外交については、安倍元首相が道筋を描いてきてますし、安倍政権で残ってる課題を解決という意味では、スガさんは適材とも言えるし、恐らく大掃除の役割もスガさんなんだと思います。

10月以降の気候については、10月は少し暖かめですが、晩秋から初冬にかけては寒さが増してくるようですね。やっと過ごしやすい気候になった感じですね。

ぱよぱよ日記的今月の出来事??

今月は安倍元首相の離任、スガ首相の就任にかけて、挨拶外交が多かったように思います。逆を言えばそれ以外は国外の動きは少なめだったとは思いますが、恐らく来月もそんな感じになると思われます。アメリカ大統領選が終わるまでは、こんな感じですかね。

今月も振り返ってみます。ここのコーナーは年末用の情報整理といった理由がメインのコーナーですが、1ヶ月を振り返るには案外使えるコーナーですw

・日米首脳電話会談

・日露首脳電話会談について

・首脳電話会談ラッシュについて~主にヨルダン

・地銀再編について

・セルビアとコソボの件

・ドコモ口座の件

・首脳電話会談ラッシュについて~インド物品役務相互提供協定

・エキサイティングな8週間について

・イスラエルとバーレーンの国交正常化の件

・旧挺対協の元理事長の起訴の件

・河井前法相関係と検察庁

・安倍首相退任とスガ首相就任

・一連の資金不正流出の件

・安倍元首相靖国参拝について

・フィンセン文書の件

・デジタル庁関係

・経済安全保障について

国内向けでは少し動いておりますが、今月はガースー黒光り内閣発足以外については、ドコモ口座関係のWeb口座振替問題、イスラエルとバーレーンの国交正常化、セルビアとコソボが経済正常化あたりの情勢、あとはフィンセン文書あたりが大きな動きとなると思います。暗に国連を批判している国連総会シリーズも興味深いです。




あとは日経新聞の安倍首相のインタビューも興味深いです。月末だし、枠が残ってるなら読むことをおすすめします。

日露首脳電話会談


 菅義偉首相は29日、ロシアのプーチン大統領と就任後初の電話会談を行った。両首脳は歯舞、色丹両島の引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基に平和条約締結交渉を加速させるとした2018年の首脳間合意を再確認。近いうちに対面形式の会談を目指すことで一致した。

 18年合意は安倍晋三前首相とプーチン氏が交わした。日本側が事実上、2島返還を先行する立場にかじを切ったとみられており、菅氏はこの踏襲を明確にした形だ。ただ、領土交渉をめぐる日ロの立場の隔たりは大きく、安倍政権時代からこう着状態に陥っている。
 会談は日本側の申し出により行われ、20分弱だった。菅氏は「平和条約締結を含む日ロ関係全体を発展させていきたい。北方領土問題を次の世代に先送りせず、終止符を打ちたい」と表明。経済や民生など幅広い分野で日ロ関係の深化を図る安倍政権の方針を引き継ぐことを伝えた。
 これに対し、プーチン氏は「安倍前首相との関係を高く評価しており、菅首相との間でも建設的に連携する用意がある。2国間のあらゆる問題について対話を継続していく」と述べた。菅氏の首相就任に祝意も示した。
 菅氏は会談後、記者団に「領土問題を解決して平和条約を締結する基本方針の下に粘り強く交渉していきたい」と強調。「大統領と今後、率直に意見交換ができる手応えを感じた」と語った。
関連記事です。


ロシア関係の外務省の基本情報となります。


日露関係については、過去記事も紹介します。


日露首脳電話会談の件です。2018年の首脳間合意については以下となります。


関連記事は以下となります。
安倍首相の路線を継承しており、スガ首相も「平和条約締結を含む日ロ関係全体を発展させていきたい。北方領土問題を次の世代に先送りせず、終止符を打ちたい」と述べており、プーチン氏は「安倍前首相との関係を高く評価しており、菅首相との間でも建設的に連携する用意がある。2国間のあらゆる問題について対話を継続していく」と述べたようです。

また、ロシア側の発表では、北方領土問題を含む平和条約交渉については具体的には触れられておらず、ロシアとしては経済や医療分野での関係を重視しているようですが、これについては、経済協力をしながら、ロシア側の出方を待つしかありません。

また首脳の電話会談に合わせて北方領土で軍事演習を行ってました。
ここで気になるのがロシア軍についてですね。どこまで統制が取れてるかはわかりませんが、ここらへんは気になりますね。


あとはこちらも紹介します。
ロシアでプーチン大統領が実際にどの程度の権力を持ってるのか、軍との統制がどの程度行き届いてるのかといった問題もありますし、ここらへんの力学関係が見えないと、本質は見えない部分がありますので何とも言えないですね。恐らく、このへんは少し調べたほうがいいかもしれません。

普通に考えると、今回のロシア軍の動きとして普通に考えられるのは、平和条約の締結を阻止とか、日露関係の改善というのが都合が悪い勢力がいるといったところでしょう。プーチンが独裁者扱いされてると考えると、実権はそこまで強くなく綱渡りの状態にあると考えるのが自然と思いますし、ロシアの背後についても注意が必要になると思います。

河野家三代の北方領土の関係


 河野太郎・沖縄北方相は27日、就任後初めて北海道を訪問し、北方領土を対岸から視察した。祖父から3代続けて北方領土問題に取り組んだ自らの家系を紹介しながら、解決に向けた意欲を強調。ただ、ロシアとの交渉が難航する状況を前に、具体的な打ち出しは若い世代向けのSNSでの啓発強化などにとどまった。

 河野氏は北海道中標津町役場を訪れ、道庁幹部らと意見交換し、「我が家にとっては、河野一郎、河野洋平、そして私も外相のときに北方領土の交渉に携わり、我が家としても何とか早期に解決をしなければならない問題と考えていた」と訴えた。一郎・元農相は日ソ共同宣言をめぐる交渉を担い、父の洋平・元外相も北方領土問題の解決に尽力した。

 河野太郎氏は元島民とも意見交換したほか、根室市の納沙布岬から国後島などを視察し、北方領土関連の展示施設を見学した。

 終了後、記者団に「SNSなどの新しいメディアも発達してきているので、いろんなことができる」と啓発活動を強化する考えを示した。新型コロナウイルスの感染拡大で中断しているロシアとの交流事業は「すみやかに再開できるように準備をしていきたい」と語った。

 北方領土問題をめぐる日ロ間の交渉は進展がない状態が続く。「私から直接のことについて申し上げるのは差し控えたい」と具体的なコメントを避ける場面もあった。
河野氏は沖縄・北方担当大臣も兼任しており、若い世代にも領土問題に関心を持ってもらうため、SNSを活用した啓発活動を強化していく考えを示したようです。

これは知らなかったのですが、河野家三代で、北方領土問題に取り組んでたようです。

「我が家にとっては、河野一郎、河野洋平、そして私も外相のときに北方領土の交渉に携わり、我が家としても何とか早期に解決をしなければならない問題と考えていた」というだけあって、河野家と北方領土については重要な問題となっており、河野氏としては、若い世代向けのSNSでの啓発強化といった取り組みから始めるようです。

世代を超えて関心を多くの人に持ってもらうことが重要ですし、若い世代だとそこまで知名度が低いかもしれませんので、まずは啓発といった取り組みはありだとは思っています。そういった意味でも、河野氏をここのポジションに持ってきたというのは、菅内閣としても本気で取り組む姿勢はあるように思うだけに、今後の進展に期待したいですね。