まずはこちらの件から。

神奈川県山北町の給水の件

まずは事の発端となったのがこちら・・・。

悪質なのはこの箇所。冒頭からやらかしてるけどwww
 首都圏を直撃した台風19号。断水が発生した神奈川県山北町で、到着した自衛隊の給水車に、県が「待った」をかけ、水が捨てられるという信じがたい事態が起きた。
日韓ヒュンダイを信じて拡散していろいろと面倒になった件ともいえます。

自衛隊に関しては、防衛副大臣の山本朋広議員のコメントの通りです。

神奈川県知事のコメントは以下の通り。

台風19号の被害に伴う山北町の給水支援について - 神奈川県ホームページ

台風19号の被害に伴う山北町の給水支援についてご説明します。

まず、自衛隊の給水車が到着していた中で、柔軟に、給水をお願いするなどの対応ができず、速やかな給水ができませんでした。被災された町民の皆様には心よりお詫び申し上げます。

この経緯についてですが、
10月13日の午前1時ごろ、山北町から「今後、断水のおそれがあり、自衛隊の給水支援要請を県に行うことになるかもしれない」との連絡が、県(災害対策本部の統制部)にありました。
その後、午前6時過ぎに、町から県に対して、自衛隊の派遣要請についてファックスで依頼がありました。
一方、自衛隊の災害派遣要請を判断する基準として、「緊急性」「非代替性」「公共性」の3つの原則があります。
県は、今回の台風を迎えるにあたり、県企業庁の給水車の準備を行っていました。
そのため、自衛隊災害派遣の3原則に照らし、他に取りえる手段がないという、「非代替性」の条件を満たさないため、すでに準備を整えていた県の給水車を優先させる、との判断をしたものです。

また、県から要請がない中で、自衛隊の給水車が町に到着したことになりますが、その事実を知った自衛隊から、撤退の指示が出されたと承知しています。

事実として、自衛隊の給水車が到着していた中で、柔軟に、給水をお願いするなどの対応ができませんでした。速やかな給水ができなかったことは真摯に受け止めたいと思います。

ここで防衛庁のHPを紹介します。
防衛省・自衛隊:各種災害への対応について|防衛省・自衛隊の『ここが知りたい!』

Q2 災害派遣の種類と枠組みについて教えてください。
A2  災害派遣には、以下の種類と枠組みがあります。

①災害派遣
災害派遣は、都道府県知事からの要請により行うことを原則としています。これは、都道府県知事が、区域内の災害の状況を全般的に掌握し、消防、警察といった都道府県や市町村の災害救助能力などを考慮した上で、自衛隊の派遣の要否、活動内容などを判断するのが最適との考えによるものです。

市町村長は、都道府県知事に対し、災害派遣の要請をするよう求めることができます。都道府県知事への要求ができない場合には、その旨および災害の状況を防衛大臣またはその指定する者に通知することができます。

市町村長から通知を受けた防衛大臣またはその指定する者は、災害の状況に照らし特に緊急を要し、要請を待つ余裕がないと認められるときは、部隊などを派遣することができます。

防衛大臣またはその指定する者は、特に緊急を要し、要請を待ついとまがないと認められるときは、要請がなくても、例外的に部隊などを派遣することができます。

「都道府県知事が、区域内の災害の状況を全般的に掌握し、消防、警察といった都道府県や市町村の災害救助能力などを考慮した上で、自衛隊の派遣の要否、活動内容などを判断するのが最適」という趣旨で、神奈川県として、給水車の準備を行っており、山北町への給水支援は県で対応可能なものであり、すでに準備を整えていた県の給水車を優先させたのは、制度通りに動いた結果であって、神奈川県の対応に問題があったわけではないです。本末転倒であったのは事実で、伝達ミスなどもあって招いた事態でしょう。

これも制度的な話になりますが、町の方から、駒門駐屯地の陸上自衛隊に「給水車を要請するかもしれない」という旨の連絡していたのであれば、制度という観点では、山北町側にも問題があったのは否定は出来ません。連絡を受けた陸自は要請があった場合にすぐ対応できるよう、部隊長の判断で給水車を自主的に派遣したわけで、各所の連絡系統の問題で生じた事態で、制度的な観点では、山北町側が神奈川県に連絡する前に、陸自に「給水車を要請するかもしれない」という旨の連絡をしていたことが問題かもしれませんが、地理的には駒門駐屯地からの支援が最適であったのも事実であることから、各自が最善の対応を行ったことが故に起きた話だと思います。てなわけで、悪いのは水を捨てたと報道したヒュンダイに尽きるなwww

森ゆうこの件

こちらの記事を紹介します。
台風接近中の質問通告、霞が関に波紋 SNS投稿相次ぐ  :日本経済新聞

国民民主党の森裕子参院議員による国会での質問通告が霞が関の中央省庁に波紋を広げている。15日の参院予算委員会の質問通告が遅れ、台風19号が迫っていた11日に中央官庁の職員が深夜まで答弁準備を強いられたとの指摘がSNS(交流サイト)で相次いだためだ。森氏は15日、問題がないとの認識を示した。
要点としては以下となります。

・質疑者は原則として前々日の正午までに質問の趣旨等について通告する
・14のテーマが記された箇条書きの質問項目だけ送って、夕刻以降も詳細な質問内容が断続的に送られてきた
・玉木代表は「事実であれば大型の台風が接近している中、問題であり、党を代表しておわびする」とツイート
・月平均残業時間が80時間以上の職員に限ると、国会対応が2番目となる

残業としては、以下の内訳のようです。


こちらの記事も紹介します。
森裕子議員、質問通告遅れる? 省庁深夜残業か 本人は否定 - 産経ニュース

 国民民主党の玉木雄一郎代表は12日、自身のツイッターで、同党の森裕子参院議員(新潟選挙区)が参院予算委員会の質問通告が遅れたため、台風19号が迫っていた11日に省庁職員が深夜まで答弁の準備を強いられたとの指摘があるとして、調査する考えを示した。「事実であれば大型の台風が接近している中、問題であり、党を代表しておわびする。週明け改めて事実関係を調べる」と書き込んだ。

 森氏は参院予算委で15日午前9時から質問に立つ予定。森氏は自身のツイッターに、質問について「11日午後4時半に通告済みだ」とし、同日午後5時の通告期限より前だったと主張している。

 これに対し、インターネットの掲示板やツイッターでは、森氏側の質問通告は夕刻以降、五月雨式に続いたため、深夜まで作業を強いられたなどとする「反論」が多数投稿される異例の事態となっている。

 国会では閣僚らの正確な答弁を担保するため、質問者が事前に質問内容を政府側に通告することが与野党間の慣習として根付いている。

 通告が遅ければ、質問を受ける可能性がある省庁の職員らは、深夜や翌日まで待機や答弁の準備に追われることになり、省庁の労働環境悪化の主因だとして問題視されている。
そもそもの問題点として、「関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から金品を受け取っていた問題」とありますが、解同について触れたのであれば意味はあるが、質問通告の内容としてどうでもいいどころか、的外れの内容に対して、大型の台風が接近して、翌日も交通機関が動かない状況というのを知った上で意図的に行ったことを意味します。


そんな状況でこんな対応をしております。
国民民主党 通告した質問が外部に漏れていた疑いで調査へ | NHKニュース

国民民主党などは、森ゆうこ参議院議員が政府側に通告した質問について、委員会の開催前に外部に漏れていた疑いがあるとして、事実関係の調査を始めることになりました。

国民民主党によりますと、15日の参議院予算委員会で質問に立った森ゆうこ議員が、閣僚らが丁寧に答弁できるように政府側に通告した質問の内容について、委員会前日に放送されたインターネット番組に取り上げられるなど、外部に漏れていた疑いがあるということです。

これを受けて、国民民主党の原口国会対策委員長や森氏が、16日、記者会見を開き、立憲民主党などと合同でチームを立ち上げ、事実関係の調査を始めることを明らかにしました。

チームでは、今後、各省庁の担当者に聞き取りを行うことなどを検討することにしています。

原口氏は、「省庁への事前の質問通告は、答弁を作成する担当者の労力を減らすために出しているものだ。見過ごすことができず、信頼関係が壊れてしまうことになる」と述べました。
「省庁への事前の質問通告は、答弁を作成する担当者の労力を減らすために出しているものだ」とありますが、台風の状況で深夜か休日対応を迫られることに対して、何とも思ってないことがよく分かるし、通告した質問が漏れることについて何の問題があるのかも正直分かりません。通告する質問内容については、公開しても何の問題もありませんし、寧ろ、質問通告について開示するべきだと思います。ていうか、不意打ちとか、嫌がらせを目的とした質問していることが一番の問題だと思うし、応える必要性のない質問まで応じる必要がどこにあるか分かりません。

国民民主党として、こういった対応を取ったのであれば、党として何らかの処分をしないと信用問題に関わりますし、玉木党首の対応が重要になると思います。

このようなコメントからも、この件は事実は明白ですし、玉木党首の「事実であれば大型の台風が接近している中、問題であり、党を代表しておわびする。週明け改めて事実関係を調べる」と言った手前、この件で関わった人を何らかの処分をしない限り、一切の信用はなくすと思います。