最近、新型コロナウイルス関係の記事が多く、テーマを探すのに苦労したりします。いろんな意味で落ち着いて欲しいです。。。新型コロナウイルス関係の記事を書くのも飽きてきたが、WHOについてはもう少し冷静になってほしいと思います。

新型コロナウイルスの現状について

まずはこちらから。
新型肺炎、国内で新たに男女3人感染確認 計23人に - 産経ニュース

 厚生労働省は4日、中国湖北省武漢市から政府派遣のチャーター機の第2便で帰国した千葉県在住の50代女性と、武漢市から来日していた30代女性、同市に滞在歴のあった湖北省在住の50代男性の計3人がいずれも新型コロナウイルスに感染し、肺炎を発症していたことを明らかにした。国内での感染確認は計23人。
過去記事を紹介。

新型コロナウイルス雑感-ぱよぱよ日記

内訳について書いておきます。

・武漢市在住歴あり:20人
・武漢市在住歴なし:3人(長距離バス内の感染)

チャーター機で帰国の日本人 これまでに8人感染確認 | NHKニュース

中国の湖北省武漢からは、これまでに政府が用意したチャーター機で合わせて565人の日本人が帰国し、このうち8人の感染が確認されています。
チャーター機の感染は本日のを合わせて9人なので、比率にして、1.6%程度・・・。

帰国希望者の残り140人となっておりますが、以下の調整がどのようにつくかですが、恐らく1~2人の感染の可能性が考えられます。
湖北省からの帰国第4便 あす以降の早期派遣で調整 茂木外相 | NHKニュース

一方、現地に滞在する日本人の家族で中国籍を持つ配偶者などについて、茂木大臣は「人道的観点から搭乗を認めてもらうべく、中国側と鋭意、調整をしている」と述べました。
あとはこちらの検査ですかね。

因みに武漢市は1/23に閉鎖され、10日は過ぎており、日本国内の感染においても、長距離バスといった限られた条件で発生していることから、チャーター機とクルーズ船の調査が終われば、一段落はする可能性は高いと思われます。あまり過敏にならずに、日常の感染症対策をきちんとするに限ります。

WHO関係

WHOと中国の癒着説が一部で蔓延しておりますが、緊急事態宣言についても、以下の記事に書いてますが、基本的に文字通りの解釈で問題ありません。

2020年2月始まり-ぱよぱよ日記

渡航制限に関する件です。
渡航制限は不要とのWHO見解、各国の措置禁じる内容でない=官房長官 - ロイター

[東京 4日 ロイター] - 菅偉義官房長官は4日午後の会見で、感染の拡大が続いている新型肺炎に関し、世界保健機関(WHO)が旅行や貿易を不必要に制限する必要がないとの見解を出していることにについて、各国の判断で下している渡航制限などの措置を禁じてはいないとの見解を示した。

菅官房長官は、WHOの意向は各国の措置を「禁じるものではない」と述べるとともに、今後も日本国民の安全確保の観点から「万全の対応を取っていく」と語った。

WHOのテドロス事務局長は、3日の執行理事会で、感染拡大防止に向けた「旅行や貿易を不必要に制限する」必要はないと言明。各国に「事実に基づき、整合的な決定」をするよう呼び掛けたていた。

これについても、菅官房長官の言う通り、「旅行や貿易を不必要に制限する必要がないとの見解を出していることにについて、各国の判断で下している渡航制限などの措置を禁じてはいない」の言葉の通りです。

WHOという意味では、武漢市という限られたところで発生している問題という意味では、「旅行や貿易を不必要に制限する必要がない」というのが、保険機関として出す認識としては正しいわけです。旅行も貿易も禁止しろとか、保険機関が出すというのは、かなりの事態が起きてると思いますがねwww


パンデミックについてです。
新型ウイルス流行、現時点では「パンデミックにはない」WHOが見解 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

【2月4日 AFP】世界保健機関(WHO)は4日、中国から20か国以上に拡大した新型コロナウイルスの感染について、現時点では「パンデミック(世界的な大流行)」とみなすには至っていないとの見解を示した。

 WHOの感染症専門家シルビー・ブリアン(Sylvie Briand)氏はスイス・ジュネーブで報道陣に対し、「現時点では、われわれはパンデミックにはない」と述べた。

 ただその代わりに「われわれは、発生地が複数に及ぶエピデミック(流行)の局面にある」と、ブリアン氏は指摘している。
パンデミックについてWikipediaを紹介。
パンデミック - Wikipedia

endemic エンデミック(地域流行)

特定の人々や特定の地域において、「regularly (ある程度の割合、ポツポツと)」見られる状態。地域的に狭い範囲に限定され、患者数も比較的少なく、拡大のスピードも比較的遅い状態。「流行」以前の段階。風土病もエンデミックの一種に当たる。

epidemic エピデミック(流行)

特定のコミュニティ内で、特定の一時期、感染症が広がること。特に突発的に規模が拡大し集団で発生することをアウトブレイクと呼ぶ。

pandemic パンデミック(汎発流行)
(さらに流行の規模が大きくなり)国中や世界中で、感染症が流行すること。
これを見ても、パンデミックには至っておらず、エンデミックからエピデミックの局面にあるという見解が妥当と思われます。パンデミックを煽りたい人がいるかもしれないので、念の為用語について紹介しただけですが・・・(笑)

WHO批判論や中国忖度説が特定の界隈から記事になっておりますが、今のところ、WHOがおかしなことをしてるとは思いませんがね。

習近平氏の国賓来日について

日中経済会合、開催へ 習氏の国賓訪日も「予定通り」:朝日新聞デジタル

 日中両政府が、第三国での民間経済協力を話し合う委員会を26日に東京で開催する方向で最終調整していることがわかった。日本政府関係者が明らかにした。新型コロナウイルスによる肺炎が広がっているものの、両政府は現時点では、4月上旬に予定している中国の習近平(シーチンピン)国家主席による国賓訪日の準備は進める方針だ。

 開催されるのは「日中民間ビジネスの第三国展開推進に関する委員会」。習氏の訪日に向け、両政府は「日中経済パートナーシップ協議」「日中イノベーション協力対話」も今月下旬に日本で開催する方向で調整している。一連の会合は4月の習氏訪日に向けた準備の一環で、2月に開くことについて外務省幹部は、中国側が3月に全国人民代表大会(全人代)を控えていることから、「このタイミングしかできない」と話す。

 ただ、習氏の訪日をめぐっては、新型肺炎の拡大で実現できるか危ぶむ声も出ている。これに対し、菅義偉官房長官は4日の記者会見で、「予定通り、準備を粛々と進めていきたい」と説明。中国外務省の華春瑩報道局長も3日の会見で「中日双方は次の段階の主要外交を円滑に進めるため、共に努力を続けるべきだ」と述べ、現時点で習氏訪日の方針に変更がないことを強調した。
習近平氏の国賓訪日の件ですが、予定通りに粛々と進めるとのことですね。正直なところ、延期する理由はありませんし、日中新時代の果実は大きいですし、今までの負の連鎖を断ち切るためにも、このイベントはかなり重要なものになると思います。

ここらへんは過去記事も参考に。。。
ぱよぱよ雑談~20191217-ぱよぱよ日記

大事なのは「日中共益」と書いております。友好は単なる手段に過ぎないし、習近平国家主席の国賓招待についても、相手の意思を確認する意味もあるし、それは改憲についても一緒です。ここで改憲反対が誰の意向であるかというのも読み解く必要があります。アメリカは改憲して欲しいでしょうし、国家分断を目論んでる連中以外は、表向きでの反対はしないでしょうし、以前は厳しかったが、今であれば、首脳会談レベルにおいて、中国も正面から反対するのは難しいと思います。そういう意味でも、日中新時代といった取り組みも、本丸は日中共通であるが、新しい時代の国家という意味も含まれるし、その中に改憲も一つの要素となります。ここが確認出来れば、国内のメディアも動きにくくなるし、そういった要素も重要になると思います。

あとはこちらも。
日中首脳会談と中韓首脳会談-ぱよぱよ日記

日中新時代といった取り組みも、本丸は日中共通であるが、新しい時代の国家という意味も含まれるし、その中に改憲も一つの要素となります。ここが確認出来れば、国内のメディアも周辺諸国の反対とかいう手は使えなくなるし、改憲に向けた布石の一つともいえます。反中なんかやってるより、日中新時代に向けて歩み寄って、新しい未来を作る可能性に賭ける方が建設的ですし、わずかでもある可能性を真っ先に潰す必然性はありません。

あとは会談について触れておきます。

北朝鮮の完全な非核化に向けた連携で一致しており、国連安全保障理事会決議の完全な履行が重要との認識で足並みをそろえたというのも、中国(ここでは北京)としても、北朝鮮の完全な非核化は、北京に向けられてるという意味でも、利害関係で一致しております。

年初にも書いてるなwww
令和二年始まり-ぱよぱよ日記

「従来の発想に捉われることなく、安全保障政策の不断の見直し」が何を意味するのか。激動する国際情勢の荒波というのは、こないだの日中韓サミットもあると思うし、戦後レジームに縛られては、安全保障の不断を招いているということについても、そろそろ気付いて欲しいと思います。

自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、従来の発想に捉われることのない安全保障政策の実現も大事だし、過去ではなく、未来を見据えることが重要です。そういう意味でも、習近平国家主席の国賓の招待も大きな意味があります。

「未来をしっかりと見据えながら、この国のかたちに関わる大きな改革を進めていく。その先にあるのが、憲法改正です。」という言葉の通り、憲法改正についても、日本だけではなく、メディア対策の観点では、周辺国の一定の理解も必要なのは事実です。最も「日本の憲法は日本人で作る」のは当然の話でしかないし、そのために阻害している要因を取り除く必要があるわけで、メディアや教育を取り戻さない限りは、憲法改正というのは実現は難しいし、今ある課題というよりは、令和の先を見据えたものになると思っています。
習近平氏の国賓訪日については、これらの要素も含まれてるわけで、安倍首相の発言にもある「従来の発想に捉われることなく、安全保障政策の不断の見直し」というのが、どこにあるのかというのを考えて欲しいです。ただ反中だけ考えてたら、小泉路線を踏襲すればよかったのですが、第一次安倍政権で就任早々にやったことは、中国や韓国に訪問したわけです。
第1次安倍内閣 - Wikipedia

安倍内閣は「美しい国づくり」と「戦後レジームからの脱却」をスローガンに、歴代自民党政権が成し遂げられなかった、教育基本法の改正や防衛庁の省昇格、国民投票法などを掲げ、教育については、教育再生会議を立ち上げ、第166回国会には教育再生関連3法案を成立させた。就任早々には、小泉政権下で首脳の往来が途絶えていた中国や韓国を訪問した。
この意味について真摯に向き合わない限りは、戦後レジームからの脱却はないと思います。信頼関係がなければ、別の方法を考えるしかありませんが、今は以前のような状況とは異なるし、可能性が見えてきている状況にあると思います。