想定内なので特段問題はありませんが、衆参3選挙は予想通りの結果になりました。


長野は羽田氏の地盤で勝ち目はない、広島も選挙の理由が理由なだけに、勝ち目は薄かったわけで、そこまで言うほど政権のダメージも大きくはないと思います。とはいっても、総裁選の行方については、若干影響があるかもしれません。無難なのは菅総裁の無投票再選となりますが、別の可能性というか、当初のシナリオが動く可能性もあるかもです。


あとはこちらの記事を紹介します。ここらへんの動きも重要になってきます。


① 米上院外交委員会が「戦略的競争法」を発表 ~ バイデン政権に対中制裁を要求か | SBI FXトレード


ゲームメーカーとゲームチャンジャー

日経電子版の記事の新機能で「Think!」という日経のベテラン記者や論説委員・編集委員が、ニュースの背景や見解を投稿するコーナーがあるのですが、秀逸なものがあったので紹介します。

この記事自体はどうでもいいのですが、このコメが本質ではないかと思います。


深尾三四郎

伊藤忠総研 上席主任研究員


貴重な体験談

政策立案者が産業に求める技術革新は非現実的なものであるのは当然だ。

20年前に欧州の政治家・官僚を育成するロンドンの大学で環境政策を勉強したときにそう教えられた。

トップ企業の技術力でも実現困難な厳しい環境対応を求める目的は、企業のイノベーションを促し、新しい経済圏を創造することで地域住民の雇用を創出し所得を向上させること。成功例は米マスキー法(1970年大気浄化法)という世界で最も厳しい排ガス規制をCVCCエンジンを発明したホンダが初めてクリアし、自動車産業の発展に貢献したと教わった。

脱炭素とは欧州が得意な世界経済のゲームチェンジで、カーボンクレジットという新たな通貨創造、錬金術である。


重要なのは最後の部分で、「脱炭素とは欧州が得意な世界経済のゲームチェンジで、カーボンクレジットという新たな通貨創造、錬金術である」の部分で、ゲームチェンジを作り上げて、通貨創造、錬金術といった新たな利権を作ろうとしてるというか、欧州がゲームメーカーであるのは明白であって、アメリカも欧州の流刑地であるのが原点なわけで、今の力関係を見れば見えてくると思います。


基本的には欧州はファイナンスを抑えてるわけで、混乱を作り出して既存の経済を壊してから、ファイナンスを元に都合のいいように再構築して、通貨創造というものを作り出して、利権を再構築するといった流れとなります。当然のことですが、既存のスキームに依存している国ほど新たなゲームに移行するのにダメージは受けるわけで、その点でもルールを作る側はいろんな意味で強いともいえます。これは昔から変わっていませんが、欧州が劣勢に立たされた時に、ルールが書き換わるといった歴史の繰り返しじゃないですかねwww


そしてゲームチェンジを仕掛けるだけの力を持っていた可能性のある人物が、安倍前首相とトランプ大統領の2人となります。この2人が健在の時は、欧州の仕掛けてるふざけたゲームが停滞しておりましたが、アベトラライン解体後に一気に動き出したというのも、パワーバランスが変わったことが大きな理由となります。安倍前首相とトランプ大統領の役割は異なっており、安倍前首相が他の首脳とのパイプを作り、トランプ大統領がゲームチェンジャーとして動いてたように思います。昨年のアメリカ大統領選挙にバチカンが絡んでた疑惑にも関わりますが、この2人を排除しないと、ゲームメーカーとしての欧州の立場が完全に崩壊する可能性もあって、トランプ大統領の二期目は、所謂ディープステートという胡散臭い欧州利権ネットワークが解体される可能性も秘めてたわけですね。だからこそ、敵の本丸を露呈させる必要があったかもしれません。


安倍前首相の再々登板?について

安倍前首相、動き活発化 「再々登板視野」臆測も:時事ドットコム


 自民党の安倍晋三前首相が動きを活発化させている。同党の保守系グループや議員連盟の役員に相次いで就任。首相在任中に果たせなかった憲法改正への熱意を公の場で訴えている。党内では「再々登板が視野にあるのでは」との臆測も出ている。


 「新しい薬が大変よく効き、あと2回ぐらい点滴をすれば一応治療が終わる」。安倍氏は22日に東京都内で開かれた憲法に関するシンポジウムで、首相辞任の引き金となった潰瘍性大腸炎の治療についてこう報告した。

 安倍氏は「桜を見る会」前夜祭の問題を受け、首相辞任後しばらくは目立った活動を控えていた。しかし今月、自民保守系議員でつくる二つの議連に顔を出し、それぞれ顧問に就任。22日の議連会合では「保守政党として、日本を日本たらしめるものに、常に思いをはせながら取り組んでほしい」と呼び掛けた。

 宿願の憲法改正では、党憲法改正推進本部の最高顧問に就任し、同本部内から「挙党体制で推進できる」(幹部)と期待の声が出ている。安倍氏は22日のシンポジウムで、立憲民主党の枝野幸男代表が安倍政権の間は議論に応じない方針だったことを引き合いに「もう首相じゃないから議論しろよと思う」と批判してみせた。

 自民内には、安倍氏の3度目の首相登板を待ち望む声もあり、ベテラン議員は「あり得る話だ」と語る。

 注目されるのは出身派閥である細田派への復帰のタイミングだ。派内には衆院選前の会長就任を求める声もある。一方、同派幹部は、桜を見る会をめぐる事件で元公設第1秘書への東京地検の再捜査を踏まえ、「捜査が終わるまでは難しい」とみている。

 安倍氏の退陣後、長年暗礁に乗り上げていた国民投票法改正案の国会審議は動きだした。このため、「野党が再び反発しかねない。もうしばらく静かにしていてほしい」(自民中堅)と自重を求める声もある。



安倍前首相の動きが最近活発化してきております。新しい薬が大変よく効き、あと2回ぐらい点滴をすれば一応治療が終わるみたいで、病気が回復すれば、情勢次第では3度目の首相登板を待ち望む声も高まる可能性も出てくるわけで、トランプ大統領の動きとも連動しているようには思います。最近はトランプ大統領も活発になってきてるしね。そして、アメリカ国民の反応は正直ですね。

アメリカのニュースTV局の視聴者の激減しておりますが、トランプ大統領の退陣がニュースへの関心を激減させたということが全てともいえます。そしてアリゾナ州の票の監査が行われてるようです。

以前に謎の枕屋さんがトランプ大統領は2021年8月までに大統領に戻る予定とのコメントを出しておりましたが、安倍首相の今の動きというのが、何故か連動してるようにも見えるわけです。

菅首相は元々繋ぎの登板ではあったし、情勢次第ではありますが、次の総裁選まであたりを目処に考えていた可能性があります。菅首相は現場肌で実務能力は高いのですが、世界の首脳たちを引きつけるといったカリスマ的な要素はないし、国内の実務という意味合いでは安倍首相より上手ではありますが、外交においては、場を取りまとめるといった能力はあるのですが、このご時世に対応出来るタイプというわけではないです。そういった意味でも、トランプ大統領が復活出来た場合に限るとは思いますが、この場合は安倍前首相の再々登板の可能性は出てくると思います。