給料を貰っていないボランティアの高橋洋一氏がホントにくだらない理由で内閣官房参与を辞任することが決まりました。これ以上、余計なトラブルを増やしたくないでしょうし、相談相手みたいなものなので、辞任しようが特に変わらないように思います。

海外の主要国に比べて日本の感染状況は悪くないので、「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」といって、五輪中止を煽ってる連中を揶揄したりとか、日本の一部業種の休業要請や時短営業といった緊急事態宣言について「欧米から見れば、戒厳令でもなく『屁(へ)みたいな』もの」といった内容なので、事実は事実ですが、これはこれで都合が悪いので、メディアも騒ぎたくなっただけのように思います。まぁ、飲食店にとっては大打撃だし、不適切な内容であるのは否定はしないです。高橋氏はお金は貰ってないし、参与である理由もないし、国会のネタにされるのもどうかと思いますので、辞職については当然の話のように思います。


コロナワクチンと緊急事態宣言

自衛隊の新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターで今日から接種を始まりました。初日は大きなトラブルもなく無事に終わって、これでワクチン接種が拡大していけばいいと思います。

現在のワクチンの接種状況です。


変異株で若干の誤差が生じるとは思いますが、重症化しやすい高齢者への接種が進めば、医療機関の負荷も減るわけで、高齢者への接種については7月末を目標にしており、患者の多い首都圏、関西圏、北海道、沖縄、福岡の医療従事者、高齢者、高齢者関係の施設の従事者の目処がつけばある程度は落ち着くと思われます。恐らく、6~7割くらいが接種希望者といったところになるとは思いますので、患者の多いところは7月末までに接種を希望している高齢者への接種の目処がつくかどうかが鍵のように思います。


緊急事態宣言は来月の20日までを軸に延長するようです。

首都圏や関西圏はある程度は落ち着いてはいますが、連休明け以降の状況を考えると、今月末の解除は早いようには思いますし、延長自体は分からなくもないです。但し、大規模商業施設の休業要請は解除か、土日のみといった形で緩めた方がいいですし、緊急事態宣言の内容については、見直しの必要があるように思います。ワクチン接種が進めば、医療リソースには余裕が出てくるので、緊急事態宣言も今回で終わりになることに期待したいです。可能であれば蔓延防止等重点措置の方もだけど、これについてはもう少し時間がかかるかもしれませんね。


五輪関係

以下の記事を紹介します。



東京五輪・パラリンピックの開催による都内の新規陽性反応者の推計が出たようです。以下引用します。


推計では緊急事態宣言が6月中旬に解除されると想定。7月以降の五輪・パラリンピック開催で入国者が合計で10万人超増えても東京都の新規感染者は開催を中止した場合とほとんど変わらない。東京都の人口は約1400万人と多く、現在も月平均で約2万人が入国しており、きちんとした対策を取れば入国者による追加的な影響は限定的とみられる。


一方、五輪開催で国内の人流が1%増加すると、ワクチン接種が現在達成できそうな1日60万回のペースで進んでも10月中旬に新規感染者数は週平均で1日千人近くまで増加。五輪開催による人流増加を完全に抑えた場合に比べると、2割ほど増えてしまうという。


国内の人流が1%増加すると、五輪開催による人流増加を完全に抑えた場合に比べると、2割ほど増えるという内容となります。NHKの記事だと10%増であれば、3倍になるといった経産のようですね。

少なくともこれを見る限り、中止する理由は全くないことだけは確かです。五輪で人流は増えるでしょうが、多くても国内のイベントが定員の50%が目安でやったとすれば、同じことが起きるわけで、五輪だけが人流を増やすといった要因にはなりえないとは思います。問題は観客をどの程度入れるかになりますが、国内のイベントの基準と合わせるべきで、五輪だけ特別対応する必要はないとは思います。


あとこちらの記事を紹介します。


「犠牲」は日本人意図せず IOC、会長発言で説明: 日本経済新聞


【ジュネーブ=共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が新型コロナウイルス禍での東京五輪開催を実現するために「われわれは犠牲を払わなければならない」とした発言を巡り、IOCの広報担当者は24日、「日本国民にではなく、五輪関係者、五輪運動に向けた発言」と説明した。


インドのPTI通信は「五輪の夢を実現するためには、誰もが何らかの犠牲を払わなければならないとIOC会長が述べた」と報じていた。


IOCが公開したスピーチの詳細によると、バッハ氏は国際ホッケー連盟のオンライン総会で、制約が伴う大会のコロナ対策や参加者のワクチン接種に触れつつ「最優先事項は選手や参加者、開催国日本の皆さん、全ての人にとって安全で安心な五輪を開催することだ」と強調。その上で「五輪コミュニティーの全員が犠牲を払わなければならない。前例なき状況に適応するための犠牲だ。五輪の本質である競技に焦点を当て、選手が五輪の夢をかなえられるように、あらゆる手段が講じられた」などと語った。


元の発言が以下となります。


五輪のため「犠牲を」バッハ会長 反発必至 | 共同通信


 【ジュネーブ共同】新型コロナウイルスへの懸念で中止論が高まっている東京五輪を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が、五輪開催を実現するために「われわれは犠牲を払わなければならない」と述べたと、インドのPTI通信が23日までに報じた。「われわれ」に日本人を含める意図があるのかは不明だが、国民感情に配慮を欠く発言として反発を招きそうだ。


 22日に開かれた国際ホッケー連盟のオンライン総会であいさつした際の発言という。IOCは21日、コーツ調整委員長が緊急事態宣言下でも開催するとの意向を示し波紋を広げたばかり。


共同通信が誤訳で要旨を捻じ曲げてから騒いでた話ですが、きちんと読めば、五輪コミュニティーの全員が犠牲といった内容なのは分かるのですが、意図的な翻訳ミスといった形で、炎上目的で書いた記事であることは確かで、共同通信のいつもの品質の記事となっております。

すべての参加者にとって安全で安心なオリンピックを確保するために、選手や大会関係者が犠牲になるのは事実で、そこまで変な発言ではなく、一部のメディアの報道と、SNSも五輪開催反対派の共産党支持者界隈と思われるいつもの連中が騒いでただけともいえます。こういった人たちは中止させて政局に持ち込むことが目的だし、そもそも五輪開催が反対といった党派の政治活動となるので、説得も無理だし、こういった連中を相手にするだけ時間の無駄ですので、粛々と準備を終わらせて、開催まで待つに限ります。メディアや世間についても、五輪が近くなれば五輪モードになると思うしね。2年前のラグビーのワールドカップの開催前はそこまで盛り上がってなかったしね。