まずはどうでもいい件から(笑)
春花カレンダーが出来たようですね。ここらへんを素材にすれば売れると思うけどwww








カレンダーだから、あと5枚程度あれば作れるかと思います(笑)


余談はこれくらいにして、まずはこちらの話題から。

イギリスのEU離脱の件

過去記事の紹介。

英、EU離脱案採決を延期 3つのポイント  :日本経済新聞

(1)なぜ採決を延期したのか?

メイ首相は10日の議会の演説で「英・EUの離脱案に深い懸念が広がり、(このまま採決しても)大差で否決される」と延期の理由を説明しました。複数の英メディアによれば議会下院の実質過半数である320票に対し、採決直前には200票台前半しかとれないという観測も出ていました。

▼EU離脱案 造反相次ぐ 英与党、審議でメイ政権追及 市場は「合意なし」警戒

(2)なぜここまで反対論が広がったのか?

最大の原因は離脱後に、陸続きの英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドで厳しい国境管理を避ける解決策が見いだせていない点です。英・EUの合意では解決策が見つかるまでは「英国全土をEUとの関税同盟に残す」などといった暫定策をまとめましたが、こうした案が様々な勢力からの批判を受けました。

▼英議会承認メド立たず EU離脱案、40~70票不足 メイ政権、切り崩し懸命

(3)メイ首相の次の一手は?

現段階でははっきりしません。メイ首相は10日の議会で、離脱案の見直しのためにEUと再協議する意向は示しましたが、採決をいつまで延期するかは明言しませんでした。反対派は様々な意見を持っていて合意形成は容易ではありません。来年3月末の離脱時期を先延ばしして、EUと協議する時間を稼ぐこともあり得そうです。

▼英離脱に数カ月延期案 EU、「合意なし」回避へ検討
EU離脱の原則として、「全てが合意されるまでは、何も合意されない交渉原則」というのがあります。EU側としては、これ以上の離脱国を出したくないという事情もあるし、そもそもイギリスに対して配慮する理由のないことから、離脱交渉そのものを纏めることが困難な状況でした。イギリス国内においても、北アイルランドとアイルランドの国境問題などもあることから、現実的に見てかなり苦慮したと思います。

事の発端としては、前の首相のキャメロンがEU離脱で国民投票しても却下されるだろうというノリで、国民投票というパフォーマンスを行った事が原因で、その尻拭いをしたのがEU残留派であったメイ首相となります。EU離脱派が無責任に逃げ出そうとしていたのを、国民投票の結果から、真面目に交渉して、EU加盟国を賛成した形でEU離脱の道筋を作ったわけです。



実際のところは上記の記事の通りと思いますが、キャメロンとオズボーンの緊縮財政による疲弊による政権批判票がEU離脱派に集まった事が決定打となったのが国民投票の結果ともいえます。不人気の政権でこういった国民投票をやるのが愚策中の愚策で、トップが若すぎるとこういった結果を招きがちです。そういう意味では、毛糸洗いのところも一緒なんだけどねwww

結局はキャメロン政権の失政の尻拭いにメイ首相が動いてたわけで、経済指標も上向きになっていたし、EU離脱そのものについては、そこまで言うほど間違った判断ではないと思います。因みに、EUの名目GDPは以下となります。


これを見ると、EUのGDPの70%を、上位5国(ドイツ・イギリス・フランス・イタリア・スペイン)で占めております。そしてEU自体もドイツとフランスがガタガタですし、4位のイタリアも5位のスペインも不安定な状況ともいえます。



こんな状況で、EUに未来があると言えばないでしょう。国境をなくすのと、ユーロという統一通貨という呪いで、抜けるのも継続するのもどっちもどっちという状態です。最も、EU自体がグローバリストの実験場であって、ユーロは国家から通貨発行権を奪うことになることから、経済政策そのものに制約があり、仮想金本位制に近い状態であることから、緊縮財政が必然な制度ともいえます。イギリスは自国通貨のポンドを残したことで、痛みは伴っても抜けることは出来るというだけで、他の国は抜けるにも抜けることが出来ないといったところになると思います。

イギリスのEU離脱の国民投票については、地方票が多くを占めて、ロンドンなどの都市部が残留派に傾いており、アメリカと似た傾向があるともいえます。アメリカも都市部だけは民主党支持派が多く、殆どの地域では共和党支持が多いです。

今後の流れについては読めませんが、メイ首相の案を受け入れるのが最善とも言えます。EUに留まるにしても、今までと同じ発言権は得ることは難しいだろうし、どっちにしても、諸問題が解決することは難しいともいえます。


結局はキャメロンの悪ノリが引き起こした結果で、後の禍になるのは確かですが、EUに留まるということも決していい結果にはならないし、ハードブレグジットの方がマシなのは確かともいえます。結局は、EU離脱の方法をどうするかというのが問われてるように思います。