まずはこちらの話題から。

やわらか銀行9434の件

部分抜粋。
ソフトバンク「価格割れ」なぜ “2つの騒動”が影響? - FNN.jpプライムオンライン

初値ベースで、時価総額7兆円を超える平成最後の大型上場として期待されていたが、いきなり売り出し価格の1,500円を下回る1株1,463円で初値をつけると、その後も下落。

1,282円まで値を下げ、19日の取引を終えた。

なぜ、思いのほか低調なスタートになったのか。

親会社であるソフトバンクグループの創業者・孫正義会長といえば、アメリカのトランプ大統領やサウジアラビアのムハンマド皇太子とも以前から交流があり、“先見の明がある投資家”としても知られている。

不安要素の1つが、12月6日に起きた“大規模通信障害”。

そして、もう1つが、中国通信機器大手「ファーウェイ」の副会長・孟晩舟容疑者の逮捕騒動。

ソフトバンクは、次世代通信方式5Gの導入に向け、ファーウェイと提携していたが、19日の会見で、宮内社長は、「主要な部分では、ヨーロッパの製品に変えざるを得ないと思う」との認識を示した。

「ファーウェイ製品を排除しなければいけないという要求にも立たされている。今後、費用が増えてしまう、交換する費用がかかるということ。タイミングとしては非常に残念なところだった」と話した。
ソフトバンクグループの通信子会社「ソフトバンク」が上場しましたが、国内最大のIPO案件の「公開価格割れ」という異例の平成最後の年末に相応しい状況になりました。ソフトバンクの証券コードが9434(串刺し)となってるので、フラグを立ててたのはあるかもしれませんが、最も価格そのものが強気で、お金を巻き上げる気満々の状況でしたし、前の記事にも書いたけど、個人投資家から2兆円を巻き上げる予定と書いたわけですね。


真面目に考えたら、やわらか銀行さん関係は危険極まりないし、マトモに投資目的で買ってはいけませんので、様子見てから投資というのが妥当というのは言うまでもありませんが、今回の騒動については、売り出した証券会社にもダメージが大きくなるというか、色んな意味で傷跡の残す国内最大のIPO案件となってしまいました。ある意味、個人投資家から巻き上げることを目的とした上場の地点で悪質極まりないし、ソフトバンクへのダメージも小さくないと思いますがね。


個人的には、情報敏感家族は何を知ってのかだけは気になっておりますがwww



ソフトバンクの上場については、最初から地雷案件であったのは言うまでもないのですが、サウジアラビアの皇太子の件からケチついており、暗雲だたけだったんだよね。

その後は先々週の大規模通信障害、ファーウェイの副会長の逮捕、ファーウェイ製品の世界的な排除の動きから、2020年の8月までに、ファーウェイ、ZTEの基地局のリプレイスが必至なのと、トドメはソフトバンクとヤフーの合弁のPayPayの件もあって、大惨事となったといったところです。今後の見通しとしてはこんな予想のようです。


証券会社筋の見立てがこんな感じだったら、詐欺の加担をしたに等しいように思うのは気の所為ですかね。ソフトバンクの事情としては、早く上場してしまいたかったのが本音で、あと半年早ければ、ここまでの事態を招いていなかったのはあると思います。

どっちにしても、ソフトバンクの9月末時点で有利子負債は18兆円で、年間利払いは約5100億円にのぼるようで、今後の設備投資を考えると、とにかく資金が欲しかったというのはあると思われます。

ファーウェイ・ZTEの4G基地局の置き換えを遅くても2020年8月までには行う必要があるので、有利子負債の件も苦しく、銀行の融資も厳しいことから、今回の上場の背景とも言えますし、そしてソフトバンクとみずほ銀行は運命共同体という状況ですので、今後どのようになるか注意が必要ですし、巨大債務のため、日本経済を人質にして延命を図ることだけは明白だと思います。

足元で通信障害後に1万件以上の解約があって、今後も広がると思われます。災害時も脆弱ですし、今回の上場の惨状で、更に見切る顧客も出てくると思われます。

あとはこちら。

PayPay関係

こちらの記事を紹介します。
ペイペイで不正利用が多発 簡単カード登録あだ(1/2ページ) - 産経ニュース

 不正利用の主な原因と考えられているのが、支払い元となるクレジットカードの情報登録が番号、有効期限、セキュリティーコードだけで済む手軽さだ。本人確認も緩いという。

 このため、ダークウェブ(闇サイト)でクレジットカード番号などが入手されてしまうと、容易に不正利用できてしまうというわけだ。楽天ペイやオリガミペイなど他社のスマホ決済もカード登録の仕組みは同じで、同様の被害が発生する可能性がある。

一方、ドコモのスマホ決済のd払いでは本人認証用の情報を前もってクレジットカード会社に登録したクレジットカードしか使用できないため、他のスマホ決済よりもセキュリティーが高い。また、LINE(ライン)ペイはクレジットカードを支払い元として登録できない。

 ペイペイは「クレジットカード情報はペイペイ側から漏れたのではない。不正利用された被害者はクレジットカード会社に問い合わせてほしい」としている。
クレジットカードの情報登録が番号、有効期限、セキュリティーコードだけというのが、セキュリティ上あり得ない仕様だと思いますがね。

この仕組みは楽天ペイやオリガミペイなど他社のスマホ決済も同じとありますが、見たところ若干違うように見受けられます。

・楽天ペイ
楽天会員情報に登録しているクレジットカードを変更したいです。 | 楽天ペイ: よくあるご質問

・オリガミペイ
クレジットカードの登録方法 – ヘルプセンター

楽天ペイの場合、楽天会員情報からの紐付け、オリガミペイもクレジットカード番号や名義人などの必要項目と書かれており、ペイペイのザルさは問題ともいえます。

ここでダークウェブから取引されるクレジットカードの情報については、番号と有効期限と名義と思われます。
クレジットカードのセキュリティコード(CVV2/CVC2)とは | 決済代行のゼウス

・クレジットカード・セキュリティコードはクレジットカード利用伝票や明細書に記載されることはありません。
・クレジットカード・セキュリティコードは実際にクレジットカードを持っているカード会員のみが知ることをできるため、オンライン上でのクレジットカード決済時に不正利用対策を高めることができます。
番号、有効期限、セキュリティコードだけですむということは、番号、有効期限を知っていれば、セキュリティコードの3桁の総当たりでカードが登録出来てしまうわけです。恐らく、この内容で何度も同じカード番号で登録試行出来てしまうというのは、かなりの大問題で、「クレジットカード情報はペイペイ側から漏れたのではない。不正利用された被害者はクレジットカード会社に問い合わせてほしい」というのはあり得ないと思います。

小坪市議の記事を紹介します。

PayPayが行政指導を受けるべき、いくつかの理由。未契約者も含め、凄まじい数のカードが危機に晒された | 小坪しんやのHP~行橋市議会議員

セキュリティコードが漏洩してたら、総当たりする必要はないことから、この問題については、PayPayの番号、有効期限、セキュリティコードだけで登録可能で、且つ、同じカード番号で何度も登録試行が出来るという枠組みで生じた問題と思います。これについては、行政案件だと思うし、このような業者を決済市場に入れることに問題があるわけです。最もここは別の問題もありますが・・・。


最後にこちら。

Facebookの件

フェイスブック、個人情報へのアクセス承認 利用者の同意なく 米紙報道 - 産経ニュース

 【ワシントン=塩原永久】19日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、内部文書や関係者の話として、交流サイト大手のフェイスブックが、マイクロソフトやアマゾン・コム、ソニーなど大手IT企業を中心に、フェイスブック利用者の個人情報へのアクセスを特別に認めていた、と報じた。

 利用者の同意を得ていないアクセス承認で、数年にわたって個人情報が流れていたもようだ。フェイスブックでは幅広い機種に対応したり、他社のアプリと連動したりする目的だったと説明しているという。

 同紙はソニーやマイクロソフト、アマゾンなどが「2017年の段階で、フェイスブック利用者のメールアドレスの入手が可能だった」としている。対象企業はIT企業のほか、自動車メーカーなども含む150社以上という。フェイスブックによると、この問題を報じたニューヨーク・タイムズも対象だった。

 フェイスブックは今年7月に米議会に提出した報告書で、パナソニックや日産自動車など61社に対し、過去に利用者の個人情報へのアクセスを許可していたと公表。日産は、顧客が自分の情報にアクセスするためだったと説明している。
Facebookは、以前にF-Secureの絡んだぱよぱよちーん事件もありました。
F-Secure - Wikipedia

元幹部社員による意図的な個人情報公開事件

2015年11月3日、漫画家はすみとしこが描いた難民を批判するイラストに対してFacebook上で評価した人物400人分の氏名、居住地、勤務先、出身校などの個人情報のリストがネット上に無断で公開される事件が発生した。無断公開を行った人物は、千葉麗子のTwitterの書き込みから、千葉が反原発運動に参加するなかで知り合ったF-Secure日本法人の幹部職員であることが特定された[3]。この人物がSEALDsのシンパであり、千葉に「ぱよぱよちーん」という特異なツイートを繰り返し集中的に発信していたことからネット上で炎上を招き、インターネットユーザーにより特定されるに至ったものである。

この炎上をきっかけに、F-Secure日本法人の幹部職員がコンピュータセキュリティ企業幹部である地位を利用して社内情報の不正利用をして個人情報の無断公開を行った疑惑が提起され、F-Secureに問い合わせが寄せられた結果、同法人代表ケイス・マーティンは調査して速やかに結果を発表することをTwitter上で公表した。この幹部職員ははすみとしこのイラストを評価した人物に関してTwitterで「携帯からなら一発で特定。PCからProxyかましてても追い込みかけるよ。セキュリティ業界の総力あげるからな。」と投稿したり、自身の思想と合致する反原発賛同者や共産党投票者に対しては優先的に社の業務の発注をすることを表明していた。またこの幹部社員は関係組織である対レイシスト行動集団をリンクしていたことから論争が醸成された。
何が問題かといえば、Facebook経由で漏洩した件について、Facebookは何も言及しておらず対処を行わなかったことにあります。実名登録という仕組みを悪用するということをFacebookが公認してやってたということを意味します。

Facebookの責任者のザッカーバーグは、中国人の嫁をもらっており、中国に媚びを売ってるような人だったりします。

あとはこんなのもありました。

ある意味違和感はありませんし、こんな企業ですしね。

かなり問題のある企業なのは言うまでもないし、こういう思想を持つ会社で、セキュリティも何もないという状態ですし、個人情報の取扱が酷いことからも、注意が必要だと思います。Facebookは、個人情報の漏洩は普通にあり得る会社と認識した方がいいと思います。