まずはこちらから。

本日の株式市場

それにしても、今日の市場めちゃくちゃですね。。。

新型コロナウイルスの問題が世界に波及して収拾がつかない状況のように見えるので、暫く荒れると思います。

米ダウ平均2000ドル超安 S&P500は売買停止措置 (写真=AP) :日本経済新聞

22:42のチャートwww

日経平均先物 CME SGX 大証 夜間 リアルタイムチャート


原油先物も結構えぐいし、ドル円も4円近くの円高といった状況ですが、朝になれば見れる数字にはなってると思われます。

目先の状況としては、かなり市況はよろしくないようです。

原油一時31%急落、湾岸戦争以来の大幅安-OPECプラス決裂で - Bloomberg

米クレジット市場のリスク指標、リーマン破綻以来の大幅上昇 - Bloomberg

新型コロナ懸念で市場動揺:識者はこうみる - ロイター

識者については、言ってることが結構変わるので、その観点では今後どのような発言をしてくるかというのも、結構面白いと思いますよ。

あとは19年10~12月のGDPも下方修正していますが、20年1~3月についても、悲惨な数字が出てくることは確かでしょうね。

19年10~12月期GDP改定値、年率7.1%減に下方修正  :日本経済新聞

2月の街角景気、震災後以来の低水準 新型コロナ打撃  :日本経済新聞


日本については、明日に追加の対策等も発表予定ですし、とにかく出来る対策を取っておかないと、かなり危険な状態になるのは確かでしょうね。

政府、資金繰り支援1.6兆円 供給網の再構築も支援  :日本経済新聞

政府、中小支援へ融資5000億円 無利子・無担保で  :日本経済新聞

あとはこんなのもありました。最もIMFから借りると、今後緊縮財政のコースが待っておりますので、それについてはオススメはしないです。

IMF、各国とも集中的「大規模」対応を 新型ウイルス対策で - ロイター

コロナウイルス感染症流行下で 人々を守る財政政策

IMFといえば、こういった例もありますので、注意が必要でしょうね。

新型コロナウイルスについて

3/9の12時地点の情報です。

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年3月9日版)

1.国内の状況

退院した者は無症状者も含めると、101人となっております。

2.クルーズ船の状況

クルーズ船においては、245人退院しております。

3/10の0時地点の世界各国の状況です。

Coronavirus Update (Live): 111,746 Cases and 3,888 Deaths from COVID-19 Wuhan China Virus Outbreak - Worldometer


まだ経過観察が必要ですが、日本の患者数の増加のペースが落ち着いてきたかもしれません。気になる部分はありますが、クラスター感染以外においては、家族内感染といった傾向が多いのですが、それ以外の感染例はそこまで多くない印象です。かといって、可能性が低いだけで、感染しないわけではない点は注意が必要です。その点では、以下の図を見る限り、日本の取組みについては、かなり効果があったように見受けられます。


あとはこちらの記事も紹介します。
イベント自粛「19日まで継続を」 首相、呼びかけへ (写真=共同) :日本経済新聞

新型コロナウイルスの対策を議論する政府の専門家会議は9日、2月26日に安倍晋三首相が呼びかけた2週間の大規模イベントの自粛に関し、少なくとも3月19日まで継続すべきだとの見解を公表した。19日に一連の対策の効果を検証し、さらに継続すべきかどうかを判断するとした。

首相は10日の政府対策本部で、専門家会議の見解を踏まえてイベント自粛の継続を呼びかける。対策本部では、感染が拡大しているイタリア北部を入国禁止の対象に追加指定する。

専門家会議は、現在の国内の感染状況について「爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度持ちこたえている」との見解を示した。一方で感染者の増加傾向は続くとし「警戒を緩めることはできない」と強調した。

専門家会議の尾身茂副座長は「新型ウイルスの平均的な潜伏期間5日間、発症から感染確認までかかる平均日数8日を経て(対策の)効果が分かるようになる」と説明。さらに19日ごろまでかけて効果を見極めるとしている。
「爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度持ちこたえている」という見解は妥当で、警戒を緩めることは出来ないが、クラスターの可能性のある要素もある程度見えてきているので、これが一巡すれば、感染拡大は収まると思われます。

平均的潜伏期間が5日~感染確認までかかる平均日数が8日ということで、19日まで継続あたりが、一つの見切りにはなると思います。クラスターの要素が見えてきたことからも、大規模イベントについては、逆に安全な可能性も高く、換気の悪く人の密集する場所以外では問題はなく、恐らく屋外イベントにおいては、接触感染の可能性はあっても、クラスター感染の可能性は低いと思われます。

その点でも今週は感染者の傾向を見極めるためにも重要な1週間になると思いますし、基本的には、感染病の一般的な対策の徹底に尽きます。

水際対策と北朝鮮関係

新たな水際対策が始まり、公安調査庁からもいろいろと更新しております。


先日にオウム関係の過去記事のリンクをはりましたが、地下鉄サリン事件から、あと10日で15年が過ぎますので、注意喚起としても重要な気がします。あとは3/22までに北朝鮮労働者の送還の最終報告を提出しないといけません。
北朝鮮労働者の送還、3月までに最終報告提出を要求-米英独や日本 - Bloomberg

北朝鮮への外貨流入を断つ取り組みの一環として、同国労働者の本国送還を義務付ける国連制裁について、その順守状況を明らかにするよう米国とその同盟国が各国に要請した。

  2017年に採択された一連の国連決議は、22日までに自国で働く全ての北朝鮮労働者を送還するよう各国に義務付けたが、一部の国は順守状況に関する中間報告を提出していない。

  米英独と日本を含む20余りの同盟国は国連総会議長に宛てた書簡で、全ての加盟国が来年3月22日までに最終報告を提出するよう強く求めた。ブルームバーグ・ニュースが書簡の内容を確認した。

  一時は10万人を超えると推定されていた北朝鮮の海外労働者の数はここ数年で徐々に減少しているが、ロシアや中国を中心に海外で引き続き多数働いていると多くのアナリストや外交当局者は考えている。韓国の推計によると、約5万人が海外にとどまっているという。
現状の様子。

北朝鮮の労働者送還、中国は国連制裁の義務怠る=米高官 - ロイター

北朝鮮労働者2000人訪中か 国連報告書:時事ドットコム

海外で働く北朝鮮労働者の本国への送還進まず 国連の報告書 | NHKニュース

今回の水際対策はテロ対策の観点も含まれてると思うし、3/22の関係も含まれてるかも知れませんね。どっちにしても、この措置は3月末を予定しておりますが、この措置を3ヶ月延長すれば、中国と韓国の短期滞在者の滞在資格を実質的に喪失することを意味しますので、この措置が延長するかどうかも、今後の入管政策において気になる部分でもあります。

中国と韓国に対しての水際対策の強化が行われた日に、北朝鮮が飛翔体を発射した件についても、少し注意が必要かもしれません。

新型コロナウイルスの件にも絡んできますが、特定の国に集中してる部分もあって、仕込みの可能性についても、想定して動いた方がいい一面もあるのは、否定できない部分でもあります。事実関係で考えて不自然と思える部分については、何かしらの理由があると考えるのが自然で、今後のシナリオについて修正が必要になる局面でもあります。

時事通信の作文ですが、相手の動向を見極める上でも重要な要素はありますwww


一番ウケたのは、これだけどwww
新型コロナ「ポスト安倍」に試練 岸田氏アピール懸命、加藤氏苦境:時事ドットコム

 一方、安倍政権とは一線を画す石破茂元幹事長について、政府関係者からは「今回、株を下げていないのは石破氏ぐらいでは」との声が漏れる。石破氏は党総裁選で議員票獲得が課題だが、周辺は「石破氏支持の議員はこれから増える」と党内の変化に期待を示した。
さすがに無理があるので大丈夫とは思いますが、安倍降ろしやトランプ再選阻止は最重要な部分もあって、これにターゲットを絞ってあがいてくることは確かだと思います。