まずはこちらの話題から。

新型コロナウイルス関係

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年3月16日版)


発症週別有症者数を紹介します。

新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(2020年3月16日掲載分


これを見れば、現在の状況については明白で、発症有症者数においては、2/24~3/1の週がピークになっており、一連の対策について、一定の効果があると見てよさそうです。本日の21時地点での感染者は17人となっております。

3/17の0時地点の世界各国の状況です。

Coronavirus Update (Live): 174,923 Cases and 6,687 Deaths from COVID-19 Virus Outbreak - Worldometer


現在の市況について

何個か記事を紹介します。


完全なカジノ遊技場となっており、一部界隈では楽しく遊んでるのではないのでしょうか??最も賭博場においては、数字が動くほうが利益は出ますし、こういう場は格好の回収場になってるともいえます。一応、G7の電話会談が行われておりますが、足並み合わせた発言をしたとしても、まだ市況としては、不安定な動きになるでしょうww

ここで以下の記事を紹介します。会員記事ですが、これは1枠使う価値のある記事かな。
市場、巣ごもりで流動性枯渇 迫る投資ファンドの危機 (写真=ロイター) :日本経済新聞

世界の株式市場でいま起きている暴落は前代未聞の原因のせいかもしれない。金融機関や証券会社のトレーダーが自宅にこもることで、市場の値付け機能が低下し、値動きが荒れる流動性の枯渇問題だ。背景には、銀行に代わって市場の「盟主」となった投資ファンドなどシャドーバンキング(影の銀行)の存在がある。
他の箇所を抜粋すれば、リーマンショック以降、銀行ではなく、投資ファンドなどシャドーバンキングの比率が高くなっており、株式市場についても、半分がコンピューターのプログラム取引となっており、一方的な動きの影響は、HFT(高頻度取引)やアルゴリズム取引などに起因しております。

高頻度取引 - Wikipedia

アルゴリズム取引 - Wikipedia

HFTの問題点については、以下の資料を紹介します。

シャドーバンクについて紹介しておきます。このシステムは重要。

シャドー・バンキング・システム - Wikipedia

シャドーバンクといえば、トップシェアなのは黒岩さんですね。

ブラックロック - Wikipedia

これをマトモに記事にしたらキリがないので省きます。

・米国シャドーバンキングの実情
https://www.smtb.jp/others/report/economy/84_1.pdf

・シャドーバンキングの現状
https://www.boj.or.jp/research/wps_rev/rev_2015/data/rev15j10.pdf

シャドーバンキングと考えられる世界の金融・証券会社の金融資産は18年末時点で114兆ドルで、過去10年で9割増加というのがポイントで、シャドーバンクの影響力が大きくなってる状況になっております。FRBの異例の巨額資金供給を行うというのは、シャドーバンキングの資金繰りの厳しさを露呈したともいえますが、ここらへんは金融システムそのものの問題となるので、自分のキャパでは説明は無理ですwww必要になったら、真面目に取り上げるとは思いますが。。。

ただ、投資ファンドの危機という意味合いでは、健全化の一環でもあるという意味もあるし、その点では今のシステムの是正が早まる動きなのか、それともシャドーバンクがシステム化されるかの瀬戸際の局面ともいえます。現段階だと、中央銀行の対策が効果が薄れてきている一面もありますので、今回の一連の騒動については、注意が必要と思います。

G7テレビ首脳会談について

G7、新型コロナ早期収束へ連携 テレビ首脳会議、安倍首相「五輪開催に支持得た」:時事ドットコム

 先進7カ国(G7)首脳は16日夜、緊急のテレビ会議を行い、世界中に感染が拡大する新型コロナウイルスへの対応を協議した。流行を早期に食い止め、世界経済への影響を最小限に抑えるため、連携を強化することを確認。安倍晋三首相は、感染症治療薬の開発促進、各国が協調しての経済、財政政策の実行を訴えた。
 テレビ電話によるG7首脳会議は初めて。G7は会議後、協力の具体的な内容を盛り込んだ共同声明を出す方向で検討している。
 首相は会議後、記者団に、現下の厳しい事態収束のため、治療薬の開発を加速すべきだと主張したと説明。経済、財政政策の実行を含め、あらゆる手を尽くすべきだと提案したことも明らかにした。東京五輪開催に関しては完全な形で実現することにG7首脳の支持を得たと述べた。 
 会議に先立ち、首相は16日の参院予算委員会で「わが国の知見も活用しつつ、諸外国と力を合わせてこの難局を乗り越えていきたい」と強調。世界各地での急激な株安などにより経済の先行きに不透明感が広がる現状を踏まえ、G7の結束を呼び掛ける考えを示した。
 AFP通信によると、テレビ会議はフランスのマクロン大統領が提唱。13日に安倍首相やトランプ米大統領と相次いで電話会談をするなどし、各国から同意を取り付けた。
 世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)を認定し、世界的な景気減速懸念が拡大。日銀や米連邦準備制度理事会(FRB)といった主要6中央銀行がドル建て資金の供給拡充で合意するなど、各国の連携をアピールする動きが続いている。
G7で緊急のテレビ会議を行い、新型コロナウイルスへの対応について協議したようです。世界経済への影響を最小限に抑えるためにも、連携の強化は必要ですし、経済財政政策の実行も重要となります。今回の場合は、財政政策が重要ともいえますがね。

テレビ会議での首脳会議は初の試みで、有意義な話が出来たようだし、こういった連携で頻繁な情報共有等については、今後も取り組む価値はあるように思います。

「東京五輪開催に関しては完全な形で実現することにG7首脳の支持を得た」というのは、完全な形で実現するというのは、開催時期の変更等も視野に入ってる可能性はあります。こんな記事も出てるしね。

東京五輪を完全な形で実現なら、開会式は10/10で、マラソンも東京開催という形が理想だと思います。東京五輪のために、こういった新たな取り組みを行ったわけで、これも一つの要素でもあったわけです。

・遮熱性舗装 - 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/utilization/pdf/04-1.pdf

出来れば、東京五輪の暑さ対策のために打ち出した遮熱性舗装についてアピールするためにも、完全な形の東京五輪の実現には外せない要素ですし、重要なのは、東京五輪の成功だと思うし、今年のスポーツイベントの開催も変則的になることからも、ピークをずらして、商業的な意味でも、落とし所はあるとは思っております。

WHOの新型コロナウイルスのパンデミック認定というか、欧州の大幅な流行などの影響もあって、世界的な景気減速懸念が拡大しており、ドル建て資金の供給拡充など、各国の連携をして、全力で世界経済の減速を避けるように動く必要があります。

その中には、今回の世界各地での急激な株安の問題と、前述した金融システムの健全化というのも重要となっており、そのためにも、一連の対策において、シャドーバンクシステムが中央銀行のシステムに組み込まれてはいけないし、金融面においては、こういった点も注意しないといけない局面で、難しい舵取りが予想されますが、各国首脳が国益のためにきちんとした議論を行い、目的を実現出来るようにしたいと思います。