今日から3月となります。2020年はいろんな意味で飛ばしすぎですねww

安倍首相の会見について

まずは産経新聞の記事の全文を紹介します。

【新型肺炎】首相記者会見全文(1) 「感染拡大スピードの抑制は可能」 - 産経ニュース

【新型肺炎】首相記者会見全文(2)「第2弾の緊急対応策、10日程度で取りまとめる」 - 産経ニュース

【新型肺炎】首相記者会見全文(3)「来週中に検査に保険適用」 - 産経ニュース

【新型肺炎】首相記者会見全文(4)「政府の力だけで勝利できない」 - 産経ニュース

【新型肺炎】首相記者会見全文(5)「東京五輪が安心の大会となるよう万全の準備」 - 産経ニュース

【新型肺炎】首相記者会見全文(6)「トイレットペーパーは十分に在庫確保」 - 産経ニュース

【新型肺炎】首相記者会見全文(7)完 「入国拒否、国民の健康を守るため躊躇なく講じる」 - 産経ニュース

動画は以下となります。



要旨は以下の通り。

ただ言えることは、自分の言葉で現状をきちんと説明して、今後に向けて、覚悟を示したことが強く印象的に感じました。ホントに会見を見て、安倍首相でよかったと強く思ったはあるかな。それ以上に思った事が、安倍首相も3期目の終わりに向けて、委譲も視野に入れて動いてた節があったのですが、自民党全体の話になりますが、今回の新型コロナウイルスの対応において不安に思ったこともあったのも、異例とも言える土曜日の会見の背景にあったかもです。その意味を自民党議員はきちんと理解する必要があります。

3月は学年の最後で卒業前、進学前の大切な時期です。学年をともに過ごした友達との思い出を作るこの時期に、学校休みとする措置を講じるのは断腸の思いであるのと、「万が一にも学校において、子供たちへの集団感染のような事態を起こしてはならない」といった強い意思があっての判断と思います。子供の場合は無症状感染者となる可能性が高く、ここから感染が拡大した場合は、感染源の特定が困難になることが予想されます。その双方の観点からも、国民の理解が必要なんだと思います。

会見の最後の言葉も重要です。
 「今回のウイルスについては、いまだ未知の部分がたくさんあります。よく見えない、よく分からない敵との戦いは容易なものではありません。率直に申し上げて、政府の力だけでこの戦いに勝利を収めることはできません。最終的な終息に向けては、医療機関、ご家庭、企業、自治体をはじめ、1人1人の国民の皆さんのご理解、ご協力が欠かせません。皆さんの暮らしに直結する決断には、当然、さまざまなご意見、ご批判が伴います」

 「内閣総理大臣として、そうした声に真摯(しんし)に耳を傾けるべきは当然です。しかし、それでもなお内閣総理大臣として国民の命と暮らしを守る、その大きな責任を果たすため、これからも先頭に立ってなすべきことは決断していく。その決意であります」

 「終息への道のりは予断を許しません。険しく、厳しい戦いが続いていく。そのことも覚悟しなければなりません。本当に大変なご苦労を国民の皆さまにはおかけしますが、改めてお一人お一人のご協力を深く深くお願いする次第であります。しかし、私たちは必ず乗り越えることができる。そう確信しています」

 「最後になりましたが、ダイヤモンド・プリンセス号の現場対応を含め、先月以来、ウイルスの戦いの最前線で頑張ってくださっている医療関係者の皆さんをはじめ、すべての関係者の皆さんのご努力に心より敬意を表するとともに、これからもこの戦いにご協力をお願い賜りますようにお願いを申し上げる次第であります。私からは以上であります」
この点はきちんと理解するのと同時に、「ウイルスの戦いの最前線で頑張ってくださっている医療関係者の皆さんをはじめ、すべての関係者の皆さんのご努力に心より敬意を表する」という気持ちも忘れないでください。

米とタリバン、アフガン和平合意について

米とタリバン、アフガン和平合意に署名 (写真=ロイター) :日本経済新聞

【ドーハ=中村亮】2001年に始まったアフガニスタン戦争をめぐり、米国とアフガンの反政府武装勢力タリバンは29日、カタールの首都ドーハで和平合意に署名した。米軍は21年春にもアフガンから完全撤収し、タリバンは国際テロ組織の活動拠点としてアフガンを利用させないと確約した。約18年に及んだ戦争の終結へ歴史的な転換点となるがアフガンの治安維持や国家再建の道筋は見えない。

合意文書によると米軍はまず135日以内に1万2000人規模の駐留米軍を8600人規模に減らす。タリバンが和平合意を履行したと判断すれば21年春ごろに完全撤収する。

米軍の段階的撤収と引き換えにタリバンはアフガン政府と将来の統治体制づくりの議論を始める。国際テロ組織の活動拠点としてアフガンを利用させない考えも明記した。アフガン政府と拘束中の捕虜の相互解放も進めていく。

署名式にはポンペオ米国務長官らが出席した。トランプ大統領は11月の大統領選に向けて和平合意を外交政策の成果としてアピールする。


2月の終わりに凄いニュースがきましたね。

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この点については、選挙公約において、「アフガニスタンからの撤退」が含まれてましたので、これも実現に目処がついたともいえます。ここでトランプ大統領の公約を紹介してみます。

これを見ると実現させた公約は多く、改めて凄いということは分かるかと思います。

細かい点はWikipediaあたりを参考に。

アフガニスタン紛争 (2001年-) - Wikipedia

ここを見ると、背景が見えてくるかもです。

ターリバーン - Wikipedia



資金
ターリバーンは麻薬や鉱物の販売、外国からの寄付、市民からの徴税により多額の収入を得ている。一説によると2011年の収入は3億~5億米ドルに達し、そのうちケシ栽培による収入は約1億ドルと言われている。ターリバーンは2017年頃からヘロインの生産も開始し、現在はターリバーンの収入の半分(4億ドル)が麻薬の生産と輸出によるものという説もある。
タリバンと和平を締結するというのは、麻薬ビジネスを潰すのと同時に、敵対勢力のイランなどへの影響もあるし、イランについては、革命防衛隊のトップを殺害したことで、ある程度の目処がついてるのもあるのはありますね。

そして先日の米印首脳会談において、パキスタンとの関係にも関連してきます。以下の記事も紹介します。

この記事を見ても、アフガニスタンの戦争を終わらせることが至上命令ともありますし、今回の和平を通じることで、パキスタンもある程度落ち着いてくるものだと思われます。

となると、どこが都合が悪いかというのが見えてくるわけですね。麻薬や金融、戦争ビジネスをしている連中の所謂DS界隈となります。こういった装置を、無害化させつつ資金源そのものを潰していく作業を継続することが、平和的解決において重要な鍵となります。

それだけ今回のタリバンとの和平の意味は大きいですし、このニュースの重要性については見えてくると思います。

あとは人権と環境ビジネスを封じ込むことが重要となるわけですし、トランプ大統領にしても、安倍首相にしても、今までの枠組みを潰して、新たな世界秩序を作るために、日々取り組んでると思います。

3月の展望について

今月は重要なイベントは少なめですが、一番重要なのは、新型コロナウイルス問題をどの程度の状態まで落とし込めるかに尽きます。

中国については、湖北省以外において解消の目処が立っており、今月中には湖北省もある程度の目処がつくかもです。実際に感染者の報告については、湖北省についても減少の傾向が見られてきております。

韓国とイタリアについては、もう少しかかると思われます。アメリカも気になるけど、カリフォルニア州については注意が必要かもです。

日本はこの2週間が鍵となります。特定の箇所による要因で、感染者が予想以上に増えてるけど、恐らく今週あたりにはある程度見えてくる可能性が高いと思われます。

今月のイベントは、アメリカ大統領選挙の予備選関係もありますが、民主党候補が誰になるかという意味では結構重要になると思います。

あとはこちらを見ると、WTO関係の会合が開かれますね。

世界の政治・経済日程(2020年3~5月)(世界) | ビジネス短信 - ジェトロ

状況的に、WTO改革の本格的な動きにはなりにくいとは思いますが、着実に進めて欲しいと思っております。

今月はどっちにしても、新型コロナウイルスの影響をどの程度軽減出来るかが鍵でして、4月の習近平国家主席の国賓来日に向けて、準備を進めて欲しいと思います。