新型コロナ患者が増えてきてるというのも不自然さが多々ありますが、殆どが2~30代ということで重症患者は全体でも33人で、若年層なら無症状感染者や軽症者が殆どで、報道ほどの深刻な状況にあるとは言えない状況です。殆どがクラスター要因ですし、新宿区の10万円キャンペーンの影響も否定は出来ないと思います。

都知事選も終わり、いろいろと静かになりそうですね。

都知事選関係


任期満了に伴う東京都知事選挙が5日投開票され、現職の小池百合子氏(67)が再選を決めた。1期目の実績や新型コロナウイルス対策の推進などを掲げ、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(73)や、れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)らを破った。全国最多の感染の抑制と、経済対策の両立という重い課題への手腕が問われる。

都内では5日まで4日連続で100人を超える新規感染者が発生し、感染者数は累計で6765人。小池氏は公約の一つに、感染対応を担う東京版CDC(疾病対策センター)の創設を掲げ、全国に先駆けた仕組みづくりに意欲を示している。

一方で都の財政力を背景にした事業者への支援策には限界があり、「第2波」の際に同様な対応が取れるかは不透明だ。

2021年に延期された東京五輪・パラリンピックでは、追加費用の分担や大会の簡素化に向け、国や大会組織委員会との協力関係を築けるかも焦点の一つとなる。

今回の選挙で主要政党は独自候補の擁立を見送り、事実上、小池氏の信任投票だった。初当選時と同様に政党推薦を受けず無所属で出馬した小池氏は、感染の拡大防止を理由に選挙期間中、街頭演説を行わずオンラインで選挙戦を展開した。

小池氏は新型コロナ対策では国に先駆けて外出自粛を要請し、協力金を設け経済対策に力を入れたことなどを強調。継続して事業者への支援を進めることなどを訴えた。

午後7時半現在の推定投票率は37.32%で、前回同時刻を約2.8ポイント下回った。任期満了による都知事選は9年ぶりで、過去最多の計22人が立候補した。

選挙戦は小池氏が序盤からリード。立憲民主、共産、社民の3党から支援を受けた宇都宮氏や、山本氏らは都政の刷新を訴えたが、支持は広がらなかった。
NHKの出口調査の情報。


開票状況は以下となります。


分裂選挙にならなければ、ゼロ打ち確定の選挙だったわけで、二階さんが自民都連を抑え込んだ地点で、この結果については当然といえば当然でしょう。今回の都知事選の一番の懸念点は分裂選挙でしたしね。個人的には小野候補が思ったより伸ばしていたわけですが、反小池派の左翼以外の投票先になってたくらいの印象。今後の見どころとしては、供託金の没収がどの程度になるかですが、恐らく宇都宮、山本までは助かりそうですね。

小池都政の評価ですが、ある程度上手く回してる印象で、常時は悪い意味で目立ってしまいますが、有事の対応においては実は有能でして、自治体トップとしての存在感を良い意味で示していましたので、普通の都民の意見としては、他の人に変える理由はなく、相対的にも一番マシな選択肢になってたことになると思います。

今後は東京五輪・パラリンピックの対応もそうだけど、新型コロナが完全に収束していないことからも、難しい舵取りが求められることになります。とはいっても、地味な日常の行政はさておき、こういうのは小池氏は得意なので、自民党や官邸と上手くやり取りしながら、こなしていけると思います。

やはりこのお方は嫌いにはなれない・・・。選挙公報お漏らししてた。。。


4年前も今回もそうだけど、適当にこの人は推してるんだよねwwwある程度トレンドを追ってるところがセンスがあるんだよね。

今日際立ったのはこの御方じゃないですかねwww


投票日当日の不自然なハッシュタグによる宇都宮候補のあれで、公党の党首がやるところが何とも言えないです。確かに、「みんみん」の餃子は好きなのは否定はしないwww

そして宇都宮餃子会【公式】の反応が草でしたwww
そういうわけで、こういうことはやめてください。

供託金没収の攻防が熾烈になりそう(60万票が目安)ですし、個人的見どころとしても、これは結構楽しいと思いますよ。

トランプ大統領の演説の件


トランプ米大統領は4日、ホワイトハウスでの独立記念日のイベントで演説し、「急進左派」に打ち勝つことを約束すると表明するとともに、新型コロナウイルス感染拡大への政権の対応を自賛した。

大統領は「われわれは急進左派を打ち負かすプロセスにある。マルクス主義者、無政府主義者、扇動者、略奪者や、多くの場合、自分が何をしているか検討もつかない人々のことだ」と発言。「怒れる暴徒がわが国の銅像を引き倒したり、歴史を消し去ろうとしたり、子供たちを洗脳したり、われわれの自由を踏みにじったりすることを決して許さない」と述べた。

トランプ氏は、歴代大統領4人の顔が刻まれたサウスダコタ州ラシュモア山の前で3日に演説した際も同様の発言をしていた。

トランプ氏は11月の大統領選を控え、民主党候補指名が確定しているバイデン前副大統領に世論調査で差をつけられている。4日の30分間の演説では、政権の実績を強調するとともに、新型コロナ感染拡大で中国を非難。「中国の秘密主義の策略と隠蔽(いんぺい)が世界中にウイルスを拡散させた。中国に全責任を負わせなければならない」と主張した。

トランプ氏はさらに、米国でコロナ治療方法を開発する取り組みが「信じ難いほどうまくいっている」と述べ、ワクチンの「踏み込んだ実験」を行っていると説明。米国で実施されているコロナ検査件数の多さを称賛し、「われわれは大きく前進した。われわれの戦略はうまく進んでいる」とした。

欧州では政府主導の措置が感染拡大ペースを抑制し、新規感染が急減しているが、米国では最近、1日当たりの新規感染件数が最多を更新した。
トランプ大統領のホワイトハウスでの独立記念日の演説の件です。

「われわれは急進左派を打ち負かすプロセスにある。マルクス主義者、無政府主義者、扇動者、略奪者や、多くの場合、自分が何をしているか検討もつかない人々のことだ」というのを打ち負かすプロセスにあるというコメントが気になります。マルクス主義者、無政府主義者、扇動者、略奪者といった感じで定義してますが、日本も略奪は起きてないが、それ以外については、アメリカと同じ構図というか、世界各国で起きてる暴動の殆どが、「マルクス主義者、無政府主義者、扇動者、略奪者」に定義されるわけです。

「怒れる暴徒がわが国の銅像を引き倒したり、歴史を消し去ろうとしたり、子供たちを洗脳したり、われわれの自由を踏みにじったりすることを決して許さない」というのも、一種の文化大革命でして、これと並列のテンプレートにあるのが、「ポリティカル・コレクトネス」ともいえます。

基本的なテンプレートがこういったものでして、本質的な意味でいえば、思想というよりはお金でしか人は動かないので、こういったのを仕掛けるためにはお金が必要というのも、世界の共通認識ともいえます。

大統領選の世論調査についても、日本も同様ですが、マスコミの出す数字はいい加減なもので決して実情には合っておらず、サイレントマジョリティーとしては、メディアの出す数字の傾向を示すわけではありません。2016年の米大統領選で何が起きたかですが、メディアの報道を見る限りでは、ヒラリー候補優勢の報道だらけだったし、今回も同様の傾向を示すどころか、実際はトランプ大統領支持派は見えないところで増えてると思います。
新型コロナに関する中国への対応については、「中国の秘密主義の策略と隠蔽が世界中にウイルスを拡散させた。中国に全責任を負わせなければならない」というのが、何を意味することかに尽きます。実際に全責任を負わせるというのは非現実的ですし、何らかの取引材料になってるのかもしれませんね。コロナ治療方法を開発する取り組みについても、うまくいってるというのも気になりますが、患者数が多すぎるので、ワクチンの「踏み込んだ実験」を行っているというのは事実でしょうし、そういった意味での優位性はあるのは事実だと思います。

WTO事務局長選の件


 【ロンドン時事】世界貿易機関(WTO)のアゼベド事務局長の退任に伴う次期事務局長選挙は、8日に立候補の受け付けが締め切られる。3日時点で5人が出馬を表明し、さらなる立候補も予想される乱立模様だ。貿易問題で日本と対立する韓国も候補を立てたが、下馬評ではナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏が本命視されている。
 アゼベド氏は8月30日で任期を1年残して退任する。米中貿易摩擦が激化する中、後任選びは各国・地域の権力闘争の様相を呈している。オコンジョイウェアラ氏は財務相、外相を歴任し、世界銀行の幹部を務めた経験もある重量級だ。
 韓国の兪明希氏も出馬を表明。しかし、国際機関での目立った実績がなく、日本を含むアジアの票を取りまとめられるかも未知数だ。メキシコのヘスス・セアデ氏はWTOの事務次長を務めた重鎮だが、経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長がメキシコ出身とあって、「国際機関トップを一国が独占することに異論がある」(関係筋)という。
 このほか、エジプト、モルドバが独自候補を擁立した。一方、有力視されていた欧州連合(EU)のホーガン欧州委員(通商担当、アイルランド出身)は出馬を断念。締め切り前に駆け込みで出馬しようとする動きもある。
 締め切り後、加盟国が候補者に対して所信聴取、質疑を行う。過去の事例では複数回の絞り込みの末、最終的には全会一致で選出される。
 8月末までにトップが決まらなければ、4人の事務次長のうちの1人が暫定的に代行する。ただ、米国と中国出身の次長はいずれも米中対立を背景に双方で反対があるとみられ、その場合はナイジェリアかドイツの次長のどちらかとなりそうだ。
WTOの事務局長選の件です。どう転んでも今後機能するようになるとは思ってないのでどうでもいいのですが、下馬評だとナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏が本命のようですね。
中国、米国の支持も集められそうなのと、交渉能力は高そうなのと、他に有力な候補の出馬もなさそうですし、恐らくこの人で決まりな気がします。とはいっても、WTOの抱えてる問題は大きく、WTO改革にこの人が協力的かどうかによって多少は変わると思います。


それとは別に、WTO上級委員の人事については、事務局長が変わったとしても、アメリカは応じないと思われます。これと米中の通商摩擦の問題は別の軸で動いており、そういった意味では、WTO改革をある程度進めない限りは、上級委員の人事は動かないと見ていいと思います。