今回は沖縄県知事選関係です。
【沖縄県知事選】二階俊博幹事長、総裁選より沖縄シフト 自らテコ入れ、続投向け「戦果」目指す(1/2ページ) - 産経ニュース

 自民党の二階俊博幹事長は3日、沖縄県に入り、県知事選(13日告示、30日投開票)に向け支持団体の引き締めを図った。支援する候補予定者が劣勢という事情もあるが、自民党総裁選(7日告示、20日投開票)直前に安倍晋三首相(党総裁)の選挙対策本部の発足式を欠席してまで沖縄入りした背景には、総裁選後の党役員人事で幹事長続投を目指す思惑もある。

 「ぜひとも協力をよろしくお願いします」

 二階氏は3日、かりゆし姿で同県宮古島市の宮古土地改良区を訪れ、自民、公明、維新の3党が推薦する佐喜真(さきま)淳前宜野湾市長(54)の支援を求めた。土地改良区は自民党の有力な支持団体で、二階氏は全国土地改良事業団体連合会(土改連)の会長を務める。なじみの団体を足がかりに組織を引き締める「二階流」の選挙戦を始めた。

 二階氏は来週も沖縄に入る予定で、二階派(志帥会、44人)は知事選に向けた独自の選対本部も立ち上げた。派の所属議員の秘書を4班に分けて県内に交互に常駐させ、支持団体回りにあたらせるなど手厚い支援体制を敷く。

 二階氏がここまで力を注ぐのは、翁長雄志知事の死去による知事選で「弔い合戦」のムードが漂い、与党に厳しいとの事情があるからだ。自民党が8月下旬に行った世論調査では、野党や一部保守系による「オール沖縄」が知事選で支える玉城デニー衆院議員(58)が、佐喜真氏をダブルスコアでリードしていた。
沖縄県知事選ですが、二階氏が動き出しましたね。総裁選後の人事もあるのと、地上戦のやり方を知ってるし、普通に幹事長として有能だからね。実際のところ、分裂選挙にならなかったので、スタート地点に立てた程度で、実際のところ、今回の選挙もかなり厳しいと思います。新潟県知事選と同じくらい苦しいのですが、今回は二階氏も菅氏も動きが早いですし、これなら戦えそうな気がします。

記事を紹介します。

【沖縄県知事選】沖縄入りの菅義偉官房長官、佐喜真淳氏勝利へ保守結束呼びかけ - 産経ニュース

沖縄県知事選、勝利の方程式。菅官房長官、幹事長室が安里後援会を慰労(現地レポート) | 小坪しんやのHP~行橋市議会議員

菅氏が沖縄県知事選の候補の一人である安里繁信後援会の慰労に来ました。安里繁信氏はJC(日本青年会議所)関係の人です。

沖縄県知事選、自民分裂含み 県連は宜野湾市長の擁立方針もJC元会頭が出馬表明…一本化難航も - 産経ニュース

JC出身者は多くの政治家を輩出&排出しており、自民党候補として選ばれてもおかしくないような経歴の持ち主でした。参考までに、JC出身者の紹介でも。

福生青年会議所|福生青年会議所 - マメ知識「こんな人もJC出身」

沖縄の自民県連の選定から外された形となりましたが、後援会を作って立候補した以上は、それなりの対応が必要な状況だったので、沖縄の自民県連が後援会について支援を求めるような形で決着すればよかったのですが、それが出来ないのであれば、自民党本部が動くしかないしね。選挙を戦う上で重要なのですよ。候補者調整というのはね。

今回の選挙で重要なのは、地上戦の方です。相手は一時期の力はないとしても、小沢一郎なわけです。油断は禁物です。

デネー?デルー?デニー玉城と承認撤回、小沢一郎の影【どうやら出る】 | 小坪しんやのHP~行橋市議会議員

それに沖縄の選挙なので公職選挙法はあってないようなものというか、パヨク界隈は基本的に守ってないけどね。翁長の遺言音声が気になるところですがwww

【沖縄県知事選】選挙公示前、電柱に玉城デニー氏の張り紙…「翁長知事の志を継ぐ知事に」→ ネット「もうポスター貼っていいのか?」


【無法地帯】沖縄選挙:違法横断幕、誹謗中傷ビラ・・公選法違反が横行 | もえるあじあ(・∀・)

実際のところはこんな感じですし、一部で盛り上がってるだけのように思います。

最も、金秀グループは抱え込んだとしても、沖縄の地元企業の「かりゆしグループ」は自主投票の方針ですし、沖縄経済界がオールお縄勢とは限らない状況です。

沖縄県知事選:ホテル大手「かりゆしグループ」、自主投票の方針 「他候補支持する理由ない」 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

翁長氏は反米系の保守といったスタンスで、沖縄の事情からすれば一定の理解は出来る部分はあります。共産党と手を組んで自ら苦しい境遇に追いやったことについては理解出来ませんが、面倒見がよく一部からはそれなりの人望はあった人だと認識してます。

てなわけで、以下の記事を紹介します。

カミカゼじゃあのwww氏からの緊急報告 「沖縄の翁長が共産党に鞍替えwww」 | はやぶさのブログ

沖縄メディアとして、琉球新報と沖縄タイムスがあります。適当にカテゴライズすれば、琉球新報がサヨク、沖縄タイムスは保守的なスタンスとなります。どっちもどっちと言われたら返す言葉はありませんが、沖縄タイムスの方が良心的な記事が紛れてる程度www沖縄のメディア批判は上等ですが、沖縄は侵略の前線の一つでもあることから、日本国民として、沖縄の抱えてる事情というのは理解して欲しいと思います。


佐喜真氏に関する記事を紹介します。

【沖縄県知事選】佐喜真淳氏が政策集 普天間「一日も早い返還実現」、辺野古移設には賛否示さず - 産経ニュース

 沖縄県知事選(13日告示、30日投開票)に立候補する佐喜真(さきま)淳(あつし)前宜野湾(ぎのわん)市長(54)=自民、公明、維新推薦=は3日、那覇市内で記者会見し、「県民の暮らし最優先宣言」と題した政策集を発表した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の一日も早い返還を実現するとした一方、政府が進める名護市辺野古への移設計画には賛否を明確にしなかった。

 佐喜真氏は会見で、県が辺野古埋め立て承認を撤回したことを踏まえ「政府と県の法廷闘争も考えられる。法的にどうなるか注視しなければいけない」と語った。一方で「県と政府の連携が密にできなかった点は反省すべきだ」と述べた。

 政策集ではこのほか、全国最低の1人当たり県民所得(平成27年度は約217万円)を300万円に引き上げ、子供の保育料、給食費、医療費を無料化するとした。
政策集については、PDFを紹介します。

http://atsushi-sakima.jp/flle/sakima_0902.pdf

未来の沖縄づくり構想
● 県民所得300万円の実現と子どもの貧困の撲滅
● 子どもの保育・給食費・医療費の無償化を目指す
● 普天間飛行場 の跡地に平和を象徴する国連機関の誘致
● ASEANとの連携による医療・防災国際拠点の誘致
● 北部圏域に地元負担なしで基幹病院を整備

今回の選挙戦においては、沖縄経済をどうするかというのが本題と思っています。経済政策を重要視しており、この路線が正しいと思います。沖縄は日本の高度成長期の恩恵に授かれなかったことからも、沖縄再建のためには、交付金が重要視されてしまって、産業基盤を築くことが出来なかったこともあると思います。インフラ的に不利な一面はあるのは事実ですし、観光業を産業の主従関係において、主にはなり得ないのも事実で、観光客を呼び込めば、それが産業になるのは詭弁でしかないです。実際問題、観光誘致と言いながら、誘致出来たのは外患だったみたいな話ですしねwww

未来の沖縄づくり構想を実現するためには、産業基盤を作るしかないし、資金循環の仕組みをどのようにして構築するかを考えるしかないと思います。そのためにはインフラの整備は重要だと思います。

その上で基地の負担や恩恵などもあるかもですが、今後を考える上では日米地位協定の見直しも必須ですし、親米路線はいいとしても、歪んだ協定を続けるのも問題があると思いますので、その点も見直しが必要なのは事実だと思います。