ソフトバンクの決算の意味

2019年11月7日木曜日

時事関係

今日はソフトバンク関係です。

以下の記事を紹介します。
孫社長「真っ赤っかの大赤字」ソフトバンクグループ中間決算 | NHKニュース

ソフトバンクグループのことし9月までの中間決算は、営業損益が155億円余りの赤字となり、1兆4000億円余りの黒字だった前の年の同じ時期から一転して営業赤字に転落しました。投資先のアメリカのシェアオフィス大手、ウィーワークの経営が悪化したことで、運営するファンドに巨額の損失が出たことなどが要因です。

ソフトバンクグループが、6日発表したことし9月までのグループ全体の中間決算は、売り上げが4兆6517億円と、前の年の同じ時期と比べて横ばいでした。

しかし、営業損益は、155億円の赤字となり、1兆4207億円の黒字だった前の年から一転して、営業赤字に転落しました。

この時期の営業赤字は15年ぶりだということです。

また、最終的な利益も4215億円と、黒字額が前の年に比べてほぼ半分に減りました。

これは、投資先のアメリカのシェアオフィス大手、ウィーワークの経営が悪化したことで、運営するファンドに巨額の損失が出たことなどが要因です。

記者会見したソフトバンクグループの孫正義社長は、「今回の決算はボロボロだ。真っ赤っかの大赤字で、まさに台風というか大嵐という状況だ」と述べました。

そしてウィーワークへの投資で巨額の損失が出たことについては「私自身の投資判断、それがいろんな意味でまずかった。大いに反省している」と述べました。

ソフトバンクグループは10兆円規模の投資ファンドを設立するなど、このところ投資会社としての性格を強めていて、ことし6月までの3か月間の決算では、最終的な利益が1兆1200億円余りと、日本の主要な企業として過去最高の利益をあげていました。
関連記事は以下となります。


最も今回の赤字決算にした理由はこれが理由でしょうね。その点では計画赤字であることだけは確かのように思います。

過去記事を何個か。

ソフトバンク日本一記念企画??-ぱよぱよ日記

やわらか銀行-ぱよぱよ日記

ソフトバンクのARM買収の件-ぱよぱよ日記

ウィーワークの件については、ソフトバンク日本一記念企画の記事に書きましたが、「問題点としては単純で、不動産を効率化しても、物理が伴う以上、不動産の価値以上の付加要素を作り出すことは困難であるという構図となり、企業価値が所有不動産以上に過大評価されていた点」が本質的な部分とも言えます。

あとは、アメリカにおいて、M&Aが主流で買い取ってくれる大企業を探すのが定石ですが、IPOという選択肢を取っているということが重要となります。他の投資家などへの売却が難しいから、上場の選択肢という選択となり、上場させないと投資の回収が出来ないことから、引くに引けないというのが一連の背景にあって、損切りするにしても、何もしないわけにはいけないというのが、投資家としての孫正義の置かれている立ち位置とも言えます。

ここでソフトバンクのファンド関係について記事を紹介します。
アングル:ソフトバンクG、巨額ファンドの成績は - ロイター

[5日 ロイター] - ソフトバンクグループ(9984.T)の1000億ドル規模の「ビジョン・ファンド」は、自動運転や医療、金融といったさまざまな分野で、不採算のスタートアップ企業に投資し、わずか2年余りで資本の大部分を使い尽くした。

経営難に陥った共有オフィス「ウィーワーク」運営会社の米ウィーカンパニーへの100億ドルの支援や、米配車大手ウーバー・テクノロジーズ(UBER.N)など他の投資先の株価急落は、孫正義社長の2つ目の巨大ファンド設立に向けた取り組みに影を落としている。

ビジョン・ファンドの投資先とパフォーマンスの概要は以下のとおり。

<主要な投資先と投資額>

*ウィーカンパニーに130億ドル超(ソフトバンクGと共同で)

*中国配車サービス大手の滴滴出行に118億ドル

*ウーバーに77億ドル

*東南アジアの配車サービス大手・グラブに30億ドル

*韓国の電子商取引企業・クーパンに30億ドル

(注釈:投資額は企業の当局への提出文書やロイター報道から)

<ビジョン・ファンドの規模>

*6月末時点で、同ファンドは83社に714億ドルを投資。投資収益は202億ドルで、6月末に投資家へ64億ドルを分配。

*ソフトバンクは同ファンドに205億ドルを拠出。同社の未実現投資収益は253億ドル、未分配マネジャーパフォーマンス手数料は32億ドル、実現収益は16億ドル。
「自動運転や医療、金融といったさまざまな分野で、不採算のスタートアップ企業に投資し、わずか2年余りで資本の大部分を使い尽くした」というのが全てです。結局、海外投資において成功したといえる事例はアリババくらいともいえます。

基本的には壮大な自転車操業といったのが実態ともいえるわけですが、稼げてるのは衰退国家の日本といった構図になるんだよねwww

そういった意味では、今後は巨大債務が足枷になりかねないです。

そういう意味では、ARMの件がオモニになりそうです。ソフトバンクがARMを買収した3年前に書いた記事ですが、これが具現化する可能性は否定出来ません。
現状はARMバブルの状況とも言えるわけです。恐らくARMとして、現状は認識していると思うけどねwだからこそARMの売りどきは今でしょうみたいな状況にもあるわけですね。単純に高値で掴まされてるだけとしか思えないかな。そういう意味では、ソフトバンク&みずほショックが起きる可能性は否定できず、今回の買収について、警戒しないといけない一面もあると思います。

引き金となりそうなのが、ファーウェイ関係となります。

スマホの世界シェアでは、ファーウェイは世界2位のシェアを締めております。


ここでARMの件となりますが、ARMとファーウェイとの取引をアメリカがどのように受け取るかになりますが、2020年以降で見た場合、ARMとファーウェイの取引についてどう受け取るのかというのと、世界2位のシェアを占めるファーウェイと、取引ができなくなった場合は、ARMにもダメージを与えることを意味します。

個人的な推察ではありますが、ソフトバンクの海外投資についての実態は、不採算のスタートアップ企業や高値で売りつけたい企業を買収して、実態以上の評価を受けていたということを意味しているように思います。だからこそのユニコーン的存在でいることが出来たわけですが、この神話が崩れた場合は、崩壊の速度も想定できないものである可能性はあるように思います。

その点からも、ソフトバンクやみずほ銀行のリスクが表面化する可能性もあるし、メガバンクの一角が崩壊すれば、日本の金融へのダメージは考慮する必要があるかもです。アメリカでも、ゴールドマン・サックスやJPモルガンなども同じですが、金融から実体経済への移行といった動きの一環の動きのようにも思います。

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