今回の大雨の被害は大きいですね。福岡が実家なので一時は心配でしたが、広島や愛媛や岡山はホント深刻な状況みたいですね。。。ここ数年、大雨被害が深刻なレベルにあるので、ホント心配です。すべての被害を受けた方に哀悼の誠を捧げます。

【西日本豪雨】死者82人、50人超安否不明 3万人避難 - 産経WEST

こういった水害に遭うたびに、民主党政権の事業仕分けは論外として、災害対策の治水関係の予算は重要だと思いますし、公共事業の重要性についても目を向けて欲しいと思います。公共事業を悪として、予算が削られたことによって、地元の建設業が廃業まで追い込んだ影響は大きいし、最低限の予算を費やすことで救われた人がいるのと同時に、地元の建設業をつぶせば、当然災害復旧まで時間を費やすことになります。

建設業といっても、大手ゼネコンのイメージだけで語るのは危険です。地元の工事というのは、地元の建設業者が必要ですし、マンションやビルなどの箱物系や大型のインフラは建設業の中でもほんの一部にしか過ぎないです。災害対策だったり、道路整備、インフラ整備などは重要だし、こういった投資もネガティブなイメージを植え付けられた箱物と同列のレッテル張りをマスコミなどは延々とやってきたわけですよ。

そういう意味では、こういったマスコミのレッテル張りだったり、公共事業の否定に乗っかる与野党の政治家や、予算削減と増税を絶対正義とする財務省、それに乗っかる国民で本来防げる被害を拡大といった人災であったという一面もあったのは事実だと思います。


そして現場への理解のなさというのもあったと思います。こういうのも、人災の一つともいえますね。
自衛隊が高速道路を使えない理由に驚愕。米軍は使い放題なのに… | 日刊SPA!

 自衛隊の予算は自衛隊が周辺諸国と戦うために必要なものを積み上げていくお金を要求する形が許されていません。自衛隊の予算は制服組の上にいる背広組の内局という財務省や公安から出向した人たちと一部の制服組で構成される内局が概算要求案をだします。財務省主導型ですから、当然、「ともかく前年度よりも減らせ! 弾薬も修繕費も人件費も燃料費も足らない? そんなことは知らん。ともかく減らせ!」という形でまとめられます。
自衛隊の予算のなさが原因と思いますが、災害救助のためにも必要な予算はないと財務省は言ってるのと一緒ともいえます。あとはこんなのもありましたね。

震災7年でも徴収される「復興増税」のおかしさに気づいてますか(ドクターZ) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)

いろんな意味で震災を利用しているようなところもある財務省ですが、復興も災害救助もどうでもいいことだけは分かると思いますね。こういった姿勢なわけで、災害で本来防げるはずの被害が拡大しているということは確かだと思います。

基本的に自然災害に関する理解や対策を真剣にやるつもりがあれば、予算は大事ですし、お金がないとされてるから、本来必要な予算が投じられていないのが現状です。


そういう意味での火事場泥棒的な件。
【西日本豪雨】石破茂氏、「防災省」の創設主張 「自治体の体制整備に必要」 - 産経ニュース

 自民党の石破茂元幹事長は8日、鳥取市で講演し、西日本豪雨災害を踏まえ、復興庁を改組して「防災省」を創設するべきだと主張した。内閣府の防災担当部局については、一定期間で入れ替わる他省庁の出向者で主に構成されていると指摘し「防災の文化が伝承されない。都道府県や市町村の体制を整備するために必要だ」と述べた。
これなんだけど、一見マトモな事を言ってるように見えるけど、「防災省」というのも思いつきのパフォーマンスでしかないと思うのは気の所為ですか??今回の行政側の対応に不備があったのであれば話は別ですが、今回の対応と「一定期間で入れ替わる他省庁の出向者で主に構成されている」という関係性について説明が必要でしょうwww

「防災の文化が伝承されない」というのであれば、民主党の事業仕分けと財務省の振る舞いについて言及が必要ですし、本来必要な予算が投じられていないから、防げる被害が拡大してしまった一面、自衛隊の予算関係などに生じる制約の問題の方が大きいです。舞台的に「防災の文化」について説明して欲しいんだけどなぁwww

決して石破氏にいちゃもんをつけてるわけではないですし、日本は自然災害が少なくないことからも、防災に関しては重要な事は理解してるので、「防災省」に言及するなら、パフォーマンスで言及されるのが一番迷惑極まりない話なわけです。

重要な要素なんだけど、新しい枠組みを作るのであれば、健全な議論が必要だし、そこにパフォーマンスや別の目的があれば、一気に衰退することになるわけです。LGBT関係あたりが分かりやすいのですが、このようになると誰も救われません。

週刊新潮の「LGBTの運動が左翼に利用されたいきさつを暴露した記事」が話題に。 - Togetter

個人的にこのタイミングでの「防災省」については反吐が出るくらい不愉快な心境です。変な進み方すれば、東日本大震災の原発ヒステリーな状況での再生可能エネルギーと同じ末路になると思います。鬼怒川の件も然りですが、新たな災害を誘発した事実は否定はできないと思います。

鬼怒川大水害 これは偏った治水政策が招いた「人災」だ!(高橋 学) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)



下手な動きは余計混乱させます。

あと災害対応に関する政治家の対応ですが、基本的に政治家の行うのは災害対処の体制作りが重要で、円滑に現場が回るようにするのが政治の役割です。現場が慌ただしい状況で政治家が現場に行っても迷惑なだけなので、現場に行こうとしないという理由で無意味な批判か誹謗中傷か分かりませんが、それはやめてください。現場が混乱してる状況で現場に行かれても迷惑なのは、菅首相の東電への対応が全てですので・・・。基本的に反面教師として、民主党政権の東日本大震災の対応であって、普通に現場の士気を下げるだけですし、現場を乱してたわけで、やってることは悪意の塊でしかなかったということは忘れてはいけません。


続いては震災報道ですが、小坪市議の主張ですが検討必要はあると思います。

災害時のメディア規制【議論すべきだと思った人はシェア】 | 小坪しんやのHP~行橋市議会議員

以下の4項目の規制は重要だと思います。

・救助活動への妨害禁止
・被災者の人権保護
・合同取材チームの編成
・報道社・業界の責任

あくまで報道の役割は事実を伝えることであって、センセーショナルな映像を制作することではないです。救助活動が最優先ですし、人権保護は大事です。本来の人権はこういったもののためにあるわけですが、最早人権は弾圧する権利か利権という性質が出てるから余計始末が悪いがね。

多くの報道社がインパクトを残すために多く人を出して、センセーショナルな映像を作るのが報道ではないので、少数精鋭で被災地には迷惑のかからないような形で、被災地の物資も出来る限り減らす必要があります。取材のために被災地の食料や飲料を占領したという話もあったし、多くの人が押しかけるのは迷惑極まりないです。

報道社・業界についても、報道の自由があるということは、報道に関する責任はあって当然で、抗議を受ければ何らかの処分は必要でしょうし、好き勝手に報道していいという意味の自由ではないです。これは震災報道だけの話ではないのですがね。


災害関係なんですが、いろんな意味で配慮が必要ですし、最低限のことをやってるようには思えずに、最低なことをやってる部分はあるわけです。特に財務省とマスコミはね。特定野党も一緒ですが、現状だと災害の不始末を全て現場に押し付けて、二次災害を引き起こしてる連中が野放しにされてることに、災害対策の本当の問題があるように思っております、ハイ。


最後に災害とテロについて少し・・・。麻原死刑執行にも関係してきますが、阪神大震災と同じ年にオウム真理教による国家転覆の無差別テロ事件が起きました。オウム真理教は北朝鮮との関与も疑われてるのが定説ともいえます。

テロ予告キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 麻原死刑でアレフが報復テロ的コメント「取り返しのつかない重大な禍根となる」 | もえるあじあ(・∀・)

割と真面目な話、災害が起きた後のテロの可能性はあり得るし、北朝鮮が国連制裁や非核化関係で追い詰められてきてるのはあるので、北朝鮮関係などについても、注意が必要ですし、一連の案件について注意が必要になると思います。