オリンピックボランティアの件です。

ボランティア募集関係でいろいろと炎上しておりますねwww何個か記事を紹介。

東京オリンピックに無償ボランティアがタダ働きと炎上!まるで兵役!戦時の強制動員!東京五輪は中止! - NAVER まとめ

【炎上】東京オリンピック、「ボランティア」と称してプロレベルの能力をタダで募集 | netgeek

【ボランティアだから】東京オリンピック2020ボランティアの「中高生枠」と保険の謎【自己責任】 - Togetter

ブラック認定!東京五輪ボランティア 日給8万円タダ働きも – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース!

東京五輪パラ、学生の試験や授業の日程変更求める 「学徒動員」「勉強の邪魔」と批判も – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース!

ものすごく心象が悪いということは分かります。因みに、今回の東京オリンピックのボランティア募集が特別ではなく、オリンピックボランティアがそういった性質を持ってることから、通常の労働と当てはめて、今回のボランティア募集を当てはめるというのは、行き過ぎのような気がしております。

オリンピックボランティアについてWikipediaの記事を紹介します。
オリンピックボランティア - Wikipedia

歴史
近代オリンピック第1回目となるアテネオリンピック (1896年)から第11回のベルリンオリンピックまで、大会運営は兵役とボーイスカウトによって支えられていた。その後、第二次世界大戦後に開催されたロンドンオリンピック (1948年)から一般の希望者がボランティアとして参加できるようになり、1992年のバルセロナオリンピックのオフィシャルレポートのなかで「オリンピックボランティア」という言葉が正式に定義づけられた[1]。 参加人数は概ね増加傾向にあり、ロサンゼルスオリンピック (1984年)で約2.8万人だったボランティアは、アテネオリンピック (2004年)では約4.5万人、ロンドンオリンピック (2012年)では約7万人に上ったという。

業務内容
・運営管理サービス・・・大会運営の総務全般業務をサポート
・コミュニケーション・・・競技会場や開始時間などさまざまな情報を観客や関係者に提供
・エネルギー運営・・・競技場内の電力とガスの供給管理
・環境・・・環境保護やごみのリサイクル方法などの管理およびアドバイス
・情報テクノロジー・・・競技結果などを表示するコンピュータ機器やそれらをつなぐネットワークの管理
・国際関係・・・国際および国内オリンピック委員会メンバーの接遇
・語学サービス・・・競技役員、選手、VIPなどに対する通訳全般
・メダルセレモニー・・・競技会場で行われるメダル表彰式の準備や運営
・医療サービス&ドーピングコントロール・・・選手や関係者、観客に対する医療サービスとドーピングコントロールの運営
・輸送・・・選手やコーチ、観客を運ぶバスの運転や駐車場の整理
・オリンピックユースキャンプ・・・世界の若者たちが参加するオリンピックキャンプの運営補助
・開会式、閉会式・・・開会式、閉会式でのパフォーマンス
・報道支援・・・テレビや新聞など報道関係者の補助
・広報・・・イベント情報の提供など広報全般
・警備・・・競技場内外の警備
・観客案内・・・競技場内での観客の誘導および案内
・競技運営補助・・・競技場内やトレーニング場、ウォームアップ場などにおける運営補助
・テレコミュニケーション・・・競技場内外の通信およびネットワーク管理
・旅行案内&接遇・・・選手関係者やIOC役員などの宿泊管理と接遇

語学力
様々な国からのボランティア参加者がいるため、英語もしくは開催国の公用語については日常会話レベルの語学力は必要とされる。ただし、コミュニケーション、語学サービス(通訳)、広報、観客案内などには、特定の言語についての高い語学力が必要とされることもある。

支給物
・大会ユニフォーム(ポロシャツ、パンツ、ジャケット、帽子、ソックス、ウェストポーチ、水筒)
・交通機関無料使用パス
・IDカード
・食券、弁当         など

備考点
・開催地までの渡航費、および滞在費はすべて自己負担である。また、航空チケットや宿泊ホテルの手配も、各自の責任で行わなければならない。ただしオリンピック会場の近くにボランティア用の宿泊キャンプが設営されることもある。
・間近で競技を観戦できる可能性もあるが、必ず観戦できるとは限らない。ただし、自国選手が出場する試合を観戦できるように現場で配慮がなされることもあり、選手と会話をしたり、記念撮影できることもある[3]。また、開閉会式のリハーサルの観覧券や売れ残ったチケットがボランティアに無料配布されることもある。
・活動期間中は、業務のポジションによってはハードな業務内容を任されたり、休暇を取ることなく活動する場合もある。
これらの内容を見る限り、今回の東京オリンピックの募集要項と、ボランティアに求める内容については、整合性がないわけではなく、こういったボランティアがいないと開催できない状況にあるわけです。五輪はただの巨大商業イベントで、東京五輪では、現在42社ものスポンサーから4000億円以上集めており、JOCや電通に利益がいくだけの話で、利益の最大化以外の観点において、無償ボランティアである必要性はないと思います。


元々、30年前のロス五輪のオリンピックボランティアは、約2.8万人だったのが、東京五輪の場合、8万人規模に膨れ上がってるようです。ロンドン五輪で7万人規模です。

東京オリンピックのボランティア、8万人の募集要項は? 交通費や宿泊費は自己負担、批判もあるが…

因みにですが、交通費や宿泊費の自己負担というのは問題はないと思っています。こういった条件のボランティアであれば、参加者は日本人以外もいるわけで、実費で交通費を払えば青天井になりかねないわけで、交通費の自己負担は当然とも言えます。宿泊費についても一定の配慮は必要ですが、これもボランティア向けに宿泊施設といった位置付けになると思います。

そして国際大会になると、語学力は必要になりますし、専門スキルが求められるのは当然の話だと思うし、善意の協力者によって、こういったイベントは成り立っているともいえます。だからこそのボランティアとも言えるし、そういう意味合いでは間違ってはいないと思います。現金を支給するべきではないという点については、一定の理解は出来る部分でもあるし、そこが問題点とは思ってないです。

何が問題かと言えば、膨れ上がるボランティアの数と、本人の意思とは関係なく、何らかの意味で強制的に駆り出されるボランティアもいるという事と、オリンピックに無条件に参加してくれるボランティアがいるといった変な押しつけのような一面にあると思います。強制動員がなければ問題はないし、それだけオリンピックというイベントに関わりたい人がいて初めて成立するイベントであって、そこを勘違いして欲しくないです。オリンピックというイベントを成功するためには、多くの人に協力&理解して貰えるような雰囲気作りも必要なわけで、その関係が成立しなければ当然炎上しますし、一連の話で炎上しているというのは、商業要素が高くて、一種の押し売りになってる不快感から成り立ってるものだと思いますがね(笑)

東京五輪の日程ですが、7/24~8/9といった一番厳しい暑さの時期に開催されます。8月開催の理由についてですが、実にくだらない話で、五輪は大型商業イベントだし、テレビ放映権の関係から、この時期が都合がいいと言った理由なわけですね。この件だけど、2月のヒラマサ五輪の競技開催時刻の不可解な部分にも一致してると思いますよwww

2020東京五輪なぜ真夏に?秋にできない謎のワケがじわじわくる - NAVER まとめ


あくまで五輪は大型商業イベントで、開催側にとって一番利益になる時期に開催してるだけで、大型イベントになればなるほど、開催側として美味しい話なわけですね。だからこそ、大会の規模が大きくなって、無償ボランティアという類の生贄が必要になる構造にあると思います。そういう意味では、国連と同じ話で規模が大きくなりすぎて、多くのお金が必要になりますが、利権が出来上がってしまえば、それを維持するために生贄が必要となる構図ってところでしょうか(笑)最早政治的であっても、開催が重要であって、精神というのは存在しない状況ですし、こんなイベントに意味があるのwww??といった話になりつつあるわけです、ハイ。


あとボランティアとチャリティーについて触れておきます。これについては日本固有の問題の要素はあるかもです。

Wikipediaより。
ボランティア - Wikipedia

ボランティア(英: volunteer)とは、自らの意志により参加した志願兵のこと。反対語は「強制徴募」。奉仕活動をする人のことは「チャリティー」の項目を参照すること。

チャリティー - Wikipedia

チャリティー(英: charity)とは、慈愛・博愛・同胞愛または慈善の精神に基づいて行われる公益的な活動・行為もしくはそれを行う組織のこと。世界各地でチャリティーの活動・組織が見られ、それらの多くは宗教的な背景を持つ。チャリティーはしばしば身体障害者や高齢者などに対する社会福祉、貧困地域の飢餓救済、紛争地域の難民救済、または災害・事故などの犠牲者や遺族に対する支援活動などといった形態をとるが、本来的には以上の活動にとどまらず、社会に対する貢献全般がチャリティーであると言える。また、チャリティーに係る費用は寄付・寄進によって支弁されることが多い。
ボランティアは自らの意思で参加した志願兵が本来の意味であって、強制的に集められることはボランティアとは呼びませんし、無報酬であるということは含まれていません。

チャリティーも「慈愛・博愛・同胞愛または慈善の精神に基づいて行われる公益的な活動・行為」が主であって、無報酬であるという定義はないです。

何が言いたいかといえば、サービス業でも何でもいいのですが、何らかの善意の行動について、何らかの形で相応の対価があるのと同時に、その対価というのが、金銭なのか別のものであるかと言った話で、その関係が成り立つか成り立たないかの話だと思います。こういった対価という価値に関する意識の欠如というのが、今の日本社会に覆われてるような気がします。デフレの原因もこういったところでしょうし、身近な周辺の些細なことについて、感謝だったり相応の対価や気持ちを示すことが欠落しているように思う時もあります。何かやってくれて当然とかいう傲慢さを感じる部分もあるし、実際は大した価値もないのに自惚れて勘違いしてる輩も少なくないんだよねwww

オリンピックボランティアの件からの話ですが、いろいろと考える部分はありますね(汗)