まずはこちらの話題から。

宮内庁長官人事について

宮内庁長官に西村氏 警察庁出身 - 産経ニュース

 宮内庁の山本信一郎長官(69)が退任し、西村泰彦次長(64)が昇格する人事が10日の閣議で決まった。後任の次長には元総務省官房審議官の池田憲治氏(58)が就任する。いずれも17日付。

 西村氏は東大卒で、昭和54年に警察庁に入庁。警察庁警備局長や警視総監、内閣危機管理監などを経て、平成28年9月に宮内庁次長に就任した。

 山本氏は内閣府事務次官、宮内庁次長を経て28年9月、宮内庁長官に就任。上皇さまの譲位に伴う一連の皇位継承関連儀式を取り仕切った。
宮内庁長官の人事の件です。警察庁出身の西村泰彦次長が昇格して、宮内庁長官になりました。宮内庁長官は、宮内庁次長を経て就任するようです。
宮内庁 - Wikipedia

宮内庁長官には、旧内務省系官庁の事務次官、あるいはそれに準ずるポスト(警視総監)の経験者が、宮内庁次長を経て、就任することが慣例となっている。
歴代の宮内庁長官は以下となります。


によれば、羽毛田氏と風岡氏は創価学会関係者の疑惑もあります。宮内庁長官は、宮内庁次長を経て就任することが通例となっていることから、安倍政権の意向で宮内庁長官については、安倍政権で宮内庁次長に抜擢した西村氏の存在に尽きると思います。

時事通信の元記事が消えてたので、以下のまとめを紹介します。

「官邸、宮内庁にてこ入れ=天皇お気持ち表明で不満」への反応記録 - NAVER まとめ

宮内庁長官の風岡典之氏が26日付で退任し、山本信一郎次長が長官に昇格、後任の次長には西村泰彦内閣危機管理監が就任する。天皇陛下のお気持ち表明に至る過程で、宮内庁の対応に不満を持った首相官邸が、人事でてこ入れを図ったようだ。

宮内庁幹部の異動は春が通例で、風岡氏も当初は来年3月末まで務めるとみられていた。政府関係者は、退任が早まった理由について「お気持ち表明に関し、誰かが落とし前をつけないと駄目だ」と語った。

 陛下の生前退位のご意向が官邸に伝えられて以降、杉田和博官房副長官らは、退位の自由は憲法上認められていないと判断し、負担軽減策の検討を進めていた。そうした中で陛下のお気持ち表明の動きが表面化した。官邸は宮内庁に対し、「陛下が思いとどまるよう動くべきだった」(関係者)と辛口評価だ。

 宮内庁次長には、事務次官経験者が各省の顧問などを経て就任する例が多く、西村氏の「官邸直送」は異例。警察出身者の起用は22年ぶりで、同じく警察出身の杉田氏の意向が反映されたとの見方がもっぱらだ。西村氏は、来月から始まる「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の事務局に宮内庁を代表して参加する。 

 ただ、官邸サイドの思惑通りに事態が進むかは不透明だ。安倍晋三首相は政府内の検討について「期限ありきではない」としているが、風岡氏は21日の記者会見で「できるだけ優先的に対応していただきたい」と述べ、ことさら検討をせかした。別の政府関係者は「人を代えたらうまくいくとは限らない」との見方を示した。(2016/09/25-14:46)
3年前の記事ですが、西村氏の宮内庁次長の前は内閣危機管理監で、官邸直送は異例で、警察出身者の起用は、22年ぶりで警察出身者の杉田和博官房副長官の意向もあったともいえます。杉田和博官房副長官は、公安関係者であるのと同時に、第二次安倍政権以降のコア的な存在で、官房副長官を一度も動かしていません。そういう意味では、第二次安倍政権以降の要職で固定しているのは、菅官房長官、麻生財務相、杉田官房副長官くらいじゃないんですかね??

宮内庁の浄化といった目的で次期宮内庁長官のポジションの宮内庁次長に西村氏を就任させたというのは、それだけ期待は大きいと思うのと、異例な措置であるわけですね。次の宮内庁次長も、元総務省官房審議官の池田氏ということで、官邸から送り込むと言った形になっております。

これらの意味するするものは、宮内庁のテコ入れは必然であって、来年以降に浄化するような流れになってるように思います。地味かもしれませんが、結構大きな意味を持つ今回の人事だと思っております。

ジョンソン首相のBBC受信料廃止の件

BBCの受信料廃止も ジョンソン英首相が検討表明:時事ドットコム

 【ロンドン時事】ジョンソン英首相(保守党党首)は12日投開票の総選挙を前に、公共放送BBCの受信料制度の廃止を検討すると表明した。視聴する分だけお金を払う有料放送型の課金制への移行が軸となる。総選挙で保守党が勝利すれば、見直しを加速させる。

 日本でも今年7月の参院選で「NHKから国民を守る党」が議席を獲得するなど、NHKの受信料制度の在り方が議論となっている。世界の公共放送のモデルとなったBBCをめぐる動きは、日本の議論にも大きな影響を与えそうだ。
今日がイギリスの総選挙でしたね。保守党が過半数を占める可能性が高いとは思いますが、投票がどうなるかというのは、蓋を開けてみないとわからないと思います。

因みに、イギリスはBBCという公共放送を持っており、日本のNHKと同じようなスタンスで、偏向報道をやってるという部分もあり、日本同様、見直しは必要な状況とも言えます。そういう意味では、イギリスの公共放送について触れると、日本への影響はあると思うし、世界の偏向という意味での公共放送のモデルとなったBBCの動きについては、日本も見習ってほしいと思います。