まずはこちらの話題から。

次期防衛相アンケートについて

来月に内閣改造がありますので、Twitterでアンケートを作成してみました。
岩屋防衛相続投派としてのアンケートも案外珍しいのかもしれませんが(笑)因みに1人だけ論外の人がいますがねwww関連記事の紹介。

岩屋防衛相関係-ぱよぱよ日記

あとこちらも。

ジョンズ・ホプキンス大学関係-ぱよぱよ日記

あと個人的に思っている防衛大臣として重要なのは、実務能力、安定さやボロを出さない、感情的な対応を取らない、メディアからの批判を浴びにくいといった点となります。このポジションは加点方式ではなく減点方式ですし、その点では産経新聞&ネット以外からの批判は限りなく少ないです。自分も岩屋氏に対しては懐疑的でしたが、思った以上に評価が上がった人だと思います。

日米関係について

以下のTweetを紹介します。
まとめ部分は以下となります。
●まとめ
・2日間で520,000人が見て6,400人が肯定的なコメントを残す、というのは一つの「現象」ではないか。この現象はFox Newsを見るようなアメリカ人グループ内で形成された世論を反映していると思われる

・アメリカ人の中では未だに「日本製は最高」という畏敬の念を持ってくれている人が多い模様・中国に対する警戒心、猜疑心を隠さない人が多い

・それに対して日本に対する警戒、猜疑を述べる人はごくまれ。これは我々の先輩達が築いた信用のなせるわざだと感謝の念あるのみ

・アメリカ人には警戒心・猜疑心を持ちつつも中国製品を使い続けなければならない現状にフラストレーションを感じている人が少なくない

・今回のトウモロコシ案件は実は中国が「関税上げるならトウモロコシはいらん」と貿易交渉の揺さぶりに使うつもりだったが日本が「じゃあウチがそのトウモロコシ貰いますわ」とあっさりと交渉をまとめたので中国は交渉武器をひとつ失った、という指摘をする人がいた

・つまり今回の「トウモロコシ案件」は我々日本人が考えている以上にアメリカにとっては有り難い話だった可能性が高い

●私の極めて個人的な感想●
・今回のトウモロコシ祭りには意味があった。トウモロコシひとつですら大国間の争いの重要エレメントとなり得るという事を知った

・アメリカが中国の台頭、覇権を許さない限りアメリカと日本の根本的利害は多くの面で一致する

・日米同盟の堅持、発展は日本の最重要課題に近い。広い視野、深い思慮をもって世界を眺めないと、と痛感した。

・さもなくば今後50年の間に日本は中国に併呑され、統一朝鮮に足蹴にされるところとなるであろう

・同盟するならアメリカしかない。何故ならば同盟相手として中国、韓国、アメリカの3国を並べたとき、日本における人間社会における各種価値観はアメリカのそれに一番近いからである。アメリカ人となら日本人は上手くやっていける。私はそう信じております。おしまい。
保守系のアメリカ人の反応と思いますが、これらの話について、価値観について日米で共通する部分が多いのではないのでしょうか??トウモロコシ祭りも意味は結構大きく、中国の通商交渉の道具の一つを潰したわけで、ギリギリの手段として用意したカードの一つだと思います。


因みに日米同盟の堅持は、日本だけではなくアメリカにとってもメリットが大きく、地政学の観点においても、アメリカが覇権を維持するためには、日本が必要不可欠な存在ともいえます。その点でも利害関係は一致してるわけです。ここらへんは今の安倍首相とトランプ大統領の外交の存在の大きさでも理解出来るかと思います。

個人的に日本人は日本のことを過小評価してるんだよね。ここらへんは案外、大東亜戦争で後付の理由だったかもしれないが、「植民地解放」と「人種平等」というのを掲げて全力で戦った結果、勝ち取った成果の一つであるのは事実です。中東との関係が良好なのは、今までの外交の積み重ねにあるわけです。

こちらのエントリも紹介します。

終戦の日-ぱよぱよ日記

日本の外交の力の本質はここにあるわけで、過去や現在の外交でやってきた積み重ねを活かすに尽きるし、こういった要素も日米同盟として重要なんだと思うけどね。。。今の構想では、「自由で開かれたインド太平洋」に尽きます。この戦略で日米が動いてるわけで、今が日米関係が一番いい状態ともいえます。安倍首相に理解を示しているトランプ大統領の力も大きいと思います。

あとは「日本における人間社会における各種価値観はアメリカのそれに一番近いからである」というのは、自分も同じで、アメリカと価値観は結構合ってる部分はありますね。日米で共通しているのは、誤解招きやすい不器用さと義理高さと思います。ここらへんは面白い部分ではあるんだけどね(笑)行動心理は異なってるんだけど、持ってる価値観は近いといった感じですかね。


輸出優遇国から初の韓国指定取り消しの政令施行の件

政府、韓国を輸出管理の優遇から除外 政令を施行  :日本経済新聞

政府は28日、軍事転用の恐れが低いとされる製品を自由に輸出できる「グループA(旧ホワイト国)」の対象国から、韓国を除く政令を施行した。韓国への輸出は、経済産業省が疑わしいとみれば審査を求められるようになる。韓国は日本の措置に強く反発し、日韓の軍事情報協定を破棄すると決めた。政令の施行で、日韓の対立は一段と出口が見えにくくなる。

7月に半導体製造に使うフッ化水素など3品目で輸出管理を厳しくしたのに続く措置となる。韓国企業は日本の審査によって、輸入が滞る可能性がある。輸出する日本企業にとっても、審査の手続きに手間がかかる。

政府は韓国を優遇国から除く政令改正を2日に閣議決定していた。27日の閣議後に記者会見した世耕弘成経済産業相は「輸出管理を適切に実施するためであり、日韓関係に影響を与えることは意識していない」と語った。

日本に反発した韓国は22日、日韓で防衛秘密を共有する日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めた。韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相は26日、日本が輸出管理の厳格化を撤回すれば協定破棄を見直す考えを韓国の国会で示したが、世耕氏は「(軍事情報と輸出管理を)関連付けるのは理解できないし、当然受け入れられない」と強調した。

日本がグループAに指定しているのは韓国を除き、米国や英国など26カ国。韓国は2004年に旧ホワイト国の指定を受けたが、初めてグループBへの格下げとなる。

グループBの国への輸出は、軍事転用の危険性の低い食品・木材を除いたほぼ全ての案件について、経産省が疑わしいと判断すれば審査を受けるよう求めることができる。グループAの国はこうした「キャッチオール(非リスト)規制」が適用されないという優遇措置がある。
今日から、2004年の小泉政権で指定されていた旧ホワイト国からの除外する政令の施行となります。経緯などは以下の記事を参考。

韓国のホワイト国除外に関する閣議決定の件-ぱよぱよ日記

この件は殆ど書いたので特段書くことはありませんが、「キャッチオール規制」が適用されることがこの件の大きな意味となっております。フローは以下の通り。

16 項貨物・キャッチオール規制対象品目表

https://www.meti.go.jp/policy/anpo/law_document/tutatu/t07sonota/t07sonota_kanzeiteiritu.pdf

ある意味重要なのは、第34類のろうそくですかwww


ロウソクデモが発動するかどうかはさておき、実質的には輸出管理は軍事転用の危険性の高いものの横流し、GSOMIAについては機密情報漏洩といった対策もあることからも、日本としては、GSOMIAはオバマ政権時代に締結したもので、それが第三国にお漏らししてたようですので、日本にとってもそれなりのメリットがあったのは事実です。

実は利点も 日韓軍事情報協定破棄の真実 (写真=AP) :日本経済新聞

あとはこちらの記事を紹介します。


製造工程などは機密資料ではないですし、資料を要求する意図は、「輸出したものが適正に使用されて管理されてるか」の1点だと思うけどね。工程が出せないというのは、材料が適切に利用されていないということを意味するわけです。求めてるのは、「製造工程」であって、「製造方法」ではないわけです。「工程」というのは、全体の流れであって、「工程」の中において使用する材料の妥当性を確認するものであって、これが出せないというのは、不適切な方法で横流ししていたことを証明することになりますが・・・。

資料も出せない国に対して旧ホワイト国で優遇してたことがおかしな話でとしか思えないし、それ以上でもそれ以下でもないと思います。