安倍首相辞任について
安倍首相の辞任に関する件です。ホントお疲れさまでした&ありがとうございました。
正直なところ、今日はあんま書く気力がないので簡単に・・・。気が向いたら功績や雑感等について書く予定です。
冒頭発言の全文は以下となります。【SNS更新】「国民の皆様。8年近くにわたり、本当にありがとうございました。」安倍総理記者会見における冒頭発言の全文はhttps://t.co/dlQbqAF9j1https://t.co/EbEhdBUMCo pic.twitter.com/mSWMksRm0q
— 首相官邸 (@kantei) August 28, 2020
猛暑が続く中、国民の皆様にはコロナウイルス対策、そして熱中症対策、ダブルの対策に万全を期していただいておりますこと、国や地方自治体から様々な要請に対して、自治体の様々な要請に対して御協力をいただいておりますことに心から感謝申し上げます。コロナウイルス対策につきましては、今年の1月から正体不明の敵と悪戦苦闘する中、少しでも感染を抑え、極力重症化を防ぎ、そして国民の命を守るため、その時々の知見の中で最善の努力を重ねてきたつもりであります。それでも、残念ながら多くの方々が新型コロナウイルスにより命を落とされました。お亡くなりになられた方々の御冥福を心よりお祈り申し上げます。今この瞬間も患者の治療に全力を尽くしてくださっている医療従事者の皆様にも、重ねて御礼申し上げます。本日、夏から秋、そして冬の到来を見据えた今後のコロナ対策を決定いたしました。この半年で多くのことが分かってきました。3密を徹底的に回避するといった予防策により、社会経済活動との両立は十分に可能であります。レムデシビルなど、症状に応じた治療法も進歩し、今、40代以下の若い世代の致死率は0.1%を下回ります。他方、お亡くなりになった方の半分以上は80代以上の世代です。重症化リスクが高いのは高齢者や基礎疾患のある方々であり、一人でも多くの命を守るためには、こうした皆さんへの対策が最大の鍵となります。冬に向けてはコロナに加え、インフルエンザなどの流行で発熱患者の増加が予想されます。医療の負担軽減のため、重症化リスクの高い方々に重点を置いた対策へ今から転換する必要があります。まずは検査能力を抜本的に拡充することです。冬までにインフルエンザとの同時検査が可能となるよう、1日20万件の検査体制を目指します。特に重症化リスクの高い方がおられる高齢者施設や病院では、地域の感染状況などを考慮し、職員の皆さんに対して定期的に一斉検査を行うようにし、高齢者や基礎疾患のある方々への集団感染を防止します。医療支援も高齢者の方々など、重症化リスクの高い皆さんに重点化する方針です。新型コロナウイルス感染症については、感染症法上、結核やSARS、MERSといった二類感染症以上の扱いをしてまいりました。これまでの知見を踏まえ、今後は政令改正を含め、運用を見直します。軽症者や無症状者は宿泊施設や自宅での療養を徹底し、保健所や医療機関の負担軽減を図ってまいります。コロナ患者を受け入れている医療機関、大学病院などでは大幅な減収となっており、国民のために日夜御尽力をいただいているにもかかわらず、大変な経営上の御苦労をおかけしております。経営上の懸念を払拭する万全の支援を行います。インフルエンザ流行期にも十分な医療提供体制を必ず確保いたします。以上の対策について順次、予備費によって措置を行い、直ちに実行に移してまいります。コロナ対策と並んで一時の空白も許されないのが、我が国を取り巻く厳しい安全保障環境への対応であります。北朝鮮は弾道ミサイル能力を大きく向上させています。これに対し、迎撃能力を向上させるだけで本当に国民の命と平和な暮らしを守り抜くことができるのか。一昨日の国家安全保障会議では、現下の厳しい安全保障環境を踏まえ、ミサイル阻止に関する安全保障政策の新たな方針を協議いたしました。今後速やかに与党調整に入り、その具体化を進めます。以上、2つのことを国民の皆様に御報告させていただいた上で、私自身の健康上の問題についてお話をさせていただきたいと思います。13年前、私の持病である潰瘍性大腸炎が悪化をし、わずか1年で突然、総理の職を辞することとなり、国民の皆様には大変な御迷惑をおかけいたしました。その後幸い新しい薬が効いて、体調は万全となり、そして国民の皆様から御支持をいただき、再び総理大臣の重責を担うこととなりました。この8年近くの間、しっかりと持病をコントロールしながら、何ら支障なく総理大臣の仕事に毎日、日々、全力投球することができました。しかし、本年6月の定期検診で再発の兆候が見られると指摘を受けました。その後も薬を使いながら全力で職務に当たってまいりましたが、先月中頃から体調に異変が生じ、体力をかなり消耗する状況となりました。そして、8月上旬には潰瘍性大腸炎の再発が確認されました。今後の治療として、現在の薬に加えましてさらに新しい薬の投与を行うことといたしました。今週初めの再検診においては、投薬の効果があるということは確認されたものの、この投薬はある程度継続的な処方が必要であり、予断は許しません。政治においては、最も重要なことは結果を出すことである。私は、政権発足以来、そう申し上げ、この7年8か月、結果を出すために全身全霊を傾けてまいりました。病気と治療を抱え、体力が万全でないという苦痛の中、大切な政治判断を誤ること、結果を出せないことがあってはなりません。国民の皆様の負託に自信を持って応えられる状態でなくなった以上、総理大臣の地位にあり続けるべきではないと判断いたしました。総理大臣の職を辞することといたします。現下の最大の課題であるコロナ対応に障害が生じるようなことはできる限り避けなければならない。この1か月程度、その一心でありました。悩みに悩みましたが、この足元において、7月以降の感染拡大が減少傾向へと転じたこと、そして、冬を見据えて実施すべき対応策を取りまとめることができたことから、新体制に移行するのであればこのタイミングしかないと判断いたしました。この7年8か月、様々な課題にチャレンジしてまいりました。残された課題も残念ながら多々ありますが、同時に、様々な課題に挑戦する中で、達成できたこと、実現できたこともあります。全ては国政選挙のたびに力強い信任を与えてくださった、背中を押していただいた国民の皆様のおかげであります。本当にありがとうございました。そうした御支援をいただいたにもかかわらず、任期をあと1年、まだ1年を残し、ほかの様々な政策が実現途上にある中、コロナ禍の中、職を辞することとなったことについて、国民の皆様に心よりお詫びを申し上げます。拉致問題をこの手で解決できなかったことは痛恨の極みであります。ロシアとの平和条約、また、憲法改正、志半ばで職を去ることは断腸の思いであります。しかし、いずれも自民党として国民の皆様にお約束をした政策であり、新たな強力な体制の下、さらなる政策推進力を得て、実現に向けて進んでいくものと確信しております。もとより、次の総理が任命されるまでの間、最後までしっかりとその責任を果たしてまいります。そして、治療によって何とか体調を万全とし、新体制を一議員として支えてまいりたいと考えております。国民の皆様、8年近くにわたりまして、本当にありがとうございました。
官邸のページは以下となります。
産経新聞の記事です。
安倍首相が持病の潰瘍性大腸炎の悪化が理由で、「国民の負託に自信をもって応えられる状態でなくなった以上、首相の地位にあり続けるべきでない」と、「病気と治療を抱え、体力が万全でない中、大切な政治判断を誤ることがあってはならない」といった判断から辞任を表明し、7年8ヶ月続いた政権も終わることになりました。
「次の総理が任命されるまでの間、最後までしっかりとその責任を果たす」ともありますので、それまでの間に何か大きな仕事をする可能性もありますが、次の形に向けてある程度の準備をしていたと思われます。6月の定期検診で再発の兆候が見られると指摘を受けてから、体調が悪化した場合は辞任を想定して準備していたと思われます。恐らく、他のことなどのある程度の目処がついたので、一旦退く形になったともいえます。
ここらへんも関係してる??
次の総裁については、両院議員総会による選出の可能性が高いようです。
主力候補は以下の通り。
あとは麻生さん総裁選出ないぽいですね。。。
次の総裁ですが、トランプ大統領とある程度うまくやっていけるというのは必要だとは思いますが、少なくとも、今の路線を継承出来る人材が絶対必要条件で、その次に総選挙として戦えるかどうかというのが重要なポイントになります。今年総選挙を行わない場合は、ある程度捨て石としても使える人でもいいように思います。どっちにしても、首相の意思だけで政策全体が変えることは出来ませんので、地雷を踏まなければ何とかなるというのが、個人的な雑感です。個人的にはエース格はこのタイミングでは使わないほうがいいのは確かで、そういったバランスも求められてきますね。
どっちにしても、今回の安倍首相の辞任については、再登板の可能性(副総理というのもあり)といった形で、表舞台に復活することも視野に入れての一時的撤退の可能性が高いと思います。総理の立場では出来ないこともたくさんあるのも事実ですし、今後に向けて、その方が世界への影響力を保つ方法もあるといった一面はありますね。
長期政権になると人材育成という観点ではデメリットもあるのも事実ですので、有力な候補を育てるという意味でも、今回の辞任は長期的には悪い傾向はではなく、プラスになる一面もありますので、今後の動向を見極めていきたいと思います。
自由で開かれたインド太平洋構想については、アメリカとも共有しており、マイク・ポンペオ国務長官あたりが動きだしてるし、今のタイミングで日本として出来ることはそこまで多くないですし、アメリカ大統領選以降のアメリカ国内、国際情勢の動向等を見極めながら動いてくことになると思いますので、ある程度堅実にやっていくことが求められてくると思います。